江戸囃子 篠笛・太鼓のお稽古

 篠笛の方は、「神田丸」から。吹いて途中でメロディを間違える。あれ?思い出せない。焦る。ますます思い出せない。昨日も吹いたけど、そこで引っかかることはなかったのに…。こういうときに唱歌をしっかり覚えているといいのかなあ、と思う。

トヒャライトヒャ ヒオヒャライトヒャオヒャライトヒュー

 復習で「鞨鼓」も。0六五という運指が良く出てくるが、ゼロの音をしっかり吹くこと。この後で六の差し指を入れていたが、そうするとゼロ→七メ→六のように聞こえるので良くないとのこと。自分的に癖になっているっぽいので直さないと。この辺は自分の工夫なんだけど、自分で工夫しても間違っている場合も多い(笑)。師匠という存在がありがたいとつくづく思います。

 締太鼓。玉は一つの曲として打つ気持ちを持たないとダメ。強弱をつけたり、少しわざともたれたりして、味を付ける。附け通りには打てるようになってきているので、今後はそれを工夫してください。笛と同じなんですね。

 スケ天とステテテが特に気をつけるところ。

江戸囃子 篠笛・太鼓のお稽古

 笛の方でちょっと嬉しいことがありました。前回ダメだった秘曲「神田丸」を3回ほど吹いて、その後「鞨鼓」「神田丸」を続けて吹きました。この「鞨鼓」と「神田丸」曲調が違うので続けて吹いてそれを吹き分けないといけません。

 吹き終えて、良かったですよ、と師匠。いつもならそれで終わるところ続いて「腕が上がったと思うよ」とのお言葉。思わず身体がカーッと熱くなるくらい嬉しいお言葉でした。

 少し前から、後は自分で工夫してみてください、みたいなことを言われるようになっていましたが、ようやくその意味がわかってきた感じです。わかったっていうより、実際それをやらないと次への道筋が開かない。とにかくやってみようと思い、CDを聞いたり師匠の音を何度も聞いて、音に色を付けていく作業にとりくむようなった1年でした。

 まずは附け通りに字配りを間違えないように吹く、ところから、少ししゃれて吹けるようになる、というところの入口にようやくたどり着いた、あるいは、随分長い間停滞していましたが、上の階段に足をかけることができた、そんな気がします。幻じゃないといいな(笑)。

 太鼓の方は締太鼓で秘曲一通り。ようやく暗譜できました。まだ「神田丸」が怪しいですが。麒麟、「テテ、ドド」ではなく「ンテテ、ンドド」みたいな感じ。秘曲のことを「間もの」とも言いますが、これは間が難しい曲だから間ものという説もあるようです。あるいは基本曲の間にはさむから間もの、という説も。

 ひとっ囃子を締太鼓と大太鼓。昇殿、天ツクは付けバチをする。大太鼓はやっぱり難しい。この先秘曲の大太鼓も打てるようにならないといけないんだけど、ん~、相当難しいそうです。

 新年1回目はなかなか充実したお稽古でした(^o^)
 

江戸囃子 篠笛・太鼓のお稽古

 年内最後のお稽古でした。月一のお稽古なので1回休むと2ヶ月開いてしまいます。今年は3回行けなかった…。四分の一お休みは痛いよな~。

 笛の方は準備不足でした。前回秘曲の神田丸まで行ったのですが、この神田丸がOKだったのかどうか自分の中であやふやで何を練習していったらいいのかわからないのと、長唄の出演がありそっちの練習に集中していたせいもあります。

 まあ、言い訳はおいといて、練習してないと演奏がガタガタになるのはしょうがないにしても、ガタガタ度合いがひどすぎる。前回の神田丸より出来が良くなかったのが自分でもわかりました。と言うわけで神田丸はもう一回になりました。7メ、3メの音が特に良くないとのダメ出し。この音すごく大事なんですよね。最近笛は良い感じと言われていたのに逆戻りです(涙)。

 太鼓の方はひとっ囃子の締太鼓と大太鼓。今回は笛も入れてやろうということで笛も。タマを打つときは特に気を入れて打つこと。ちょいシマリ気味で入るくらいでも良い。

 笛の方は久しぶりにひとっ囃子吹いたので間が悪いところがいくつかあってダメ出し。吹いてなかったからなあというのはあるにせよ、同じ曲を何年もやってるんだから間違えちゃいけないよな。これは大反省。昇殿・鎌倉はテンポ遅すぎ。太鼓は笛に構わずテンポを作る。これ中級向けのアドバイスだそうです。吹き出しは昇殿はサラリと、鎌倉は少しユッタリと聞かせる。

 あと、少し飾りを音を入れて笛を吹こうと思ったけど、最初に間違えちゃうと飾りどころではなくなってしまいました。これも反省。普段から飾りを入れる練習をしていかないと。

 なかなか進歩しないんですが、来年少しでも進歩するよう頑張ろう!

江戸囃子 篠笛・太鼓のお稽古

 篠笛は秘曲の「鞨鼓」。後半のヒャライト ヒャオヒイ クヒャオヒャの返し指が何とか形になってきたとのこと。全体的にも「だいぶ良いんじゃない」と過分な言葉もいただき感激です。自分なりに少し手応えを感じていたので稽古の甲斐があったというものです。2回通しで吹いて、数ヶ所直すところを吹いて上がりました。

 あとは「神田丸」だけどやってみますか?と聞かれたので、こちらも練習はしていたのでお願いしました。ヒオヒャイツラオ ヒャライトヒャの1回目は締まらない。他に1の音とか注意をいただきましたが、全体的には良かったとのこと。

 「だいぶ稽古してきたんじゃない。成果が見られるよ」と涙チョチョぎれそうです。このところ師匠から言われたこと+CDでどう聞こえるか?どうしたらそういうふうに吹けるかを研究しながら練習してきたことが少し形になってきたのかな。このところ江戸囃子は調子良いです(笑)。

 太鼓は遅れた行った関係で締太鼓で秘曲の「間波昇殿」「亀戸・階伝・夏祭り」「鞨鼓」を稽古。何とか暗譜できていたのですが、細かい右左の間違いや付けバチの注意をいただきました。秘曲の締太鼓の全曲暗譜ももうひと息なのでこちらも頑張ります。

江戸囃子 篠笛・太鼓のお稽古

 2回休んだので6月以来のお稽古です。笛は秘曲の「鞨鼓」。秘曲の中でもこの「鞨鼓」は細かい指使いが多く難しい曲です。「夏祭り」から続ける場合は、2回目のホゥーは短く。そして締太鼓と同時に、トーヒャーと入る。この入り口が締太鼓も笛も一番気を使わないといけません。

 余計な音が入ったり、入るべき音が抜けていたり、ダメ出したくさんいただきました。附けには書いていないことをたくさん教えていただいています。それになかなか応えられないのが辛いところです。でも、最後に「けっこうよく勉強してきているね」と言われたのはプチ嬉しかった。師匠はお見通しですね。

 壁を飛び越えようといろいろとやっていて、もう少しで越えられそうな感じはあるんだけど…。芸事ってこういうのが一生続くんでしょうね。

 締太鼓は秘曲シリーズ。すいません。まだ暗譜できてない。附けを見ながらようやく付いていく。この辺腰を据えて覚えよう。

 

赤坂氷川祭で祭囃子

 去年は台風接近で大雨の中でやった氷川祭。

https://twonine29.sakura.ne.jp/myblog/20130915-261.html

 本来なら今年は陰のはずなんですが、今年もお声がかかりました。なんでも、赤坂氷川神社には古い山車が完全な形ではないものの多数残っていて、数年前から少しずつ修復作業をしているそうです。その辺のことは神社のサイトに載っていました。今年は山車三台と神輿1基が巡航するとのことで特別だったようです。

赤坂氷川神社

特定非営利活動法人 赤坂氷川山車保存会

 私の所属している会はもともと赤坂見附のお店の方のつてでその町会で囃子をやらしてもらっていたのですが、今回山車の「恵比寿」がその町会のもの?とのことで、町会の推薦もあったのでしょう、神社からお声がかかったようでした。

 今年のお祭りは、町会神輿は出ていなくて、神社の山車と宮神輿の巡航のみのようでした。関係者の方が、来年は神輿の祭になりますから、とおっしゃっていました。ということは、山車が出るのは偶数年になるのかな。すいません、この辺は未確認情報です。

 今回NPO法人が山車の引き手を募集していた関係もあり、ちょっといつもの祭の雰囲気ともちょっと違う感じがしました。そのNPO法人の半纏がローマ字で名前が入っていたりとか、NPO法人の半纏の方がたくさんいるって不思議な感じです。都心の町会は高齢化の問題もあるし、このNPO法人を活用した、引き手とか担ぎ手の募集とかは、これからの祭のあり方の1つの形かもしれないですね。

 んで、実際の演奏ですが、今回、反省と失敗がてんこ盛り。2011年のとき移動式の屋台に乗ったんですが、その時は座れたという記憶があり、今回も座れるかなと思い、合曳を持って行かなかったのが大失敗。「恵比寿」山車の座れる広さは畳1畳弱くらい。しかも板張り。太鼓は座って鉦と笛は後ろで立って演奏です。私がワキ太鼓で座ると後ろの笛の人はきつきつだし、私自身も顎の前30cmに太鼓がある感じで打ちにくい。何より薄い座布団を敷いただけでは私の足は持ちません。

 休憩を挟んで4回乗るんですが、2回目と4回目はパスさせていただきました。4回目の時は歩きながら控えの笛で投げ合いを吹いていました。

 特に大太鼓と笛はダメだったなあ。大太鼓はドドストストスト ドンドン ドドドンというのが苦手。本番中には直せなかったが、帰りの地下鉄の中で何となく原因がわかった。だいたい速くなっちゃうんですが、ドドストストストの後のドンに入るのが間が詰まって速くなっている感じです。

 あと、ドンドン ドドドン ドドドン ドドドン という手があるんですが、これも速くなりがち、唱歌的には、ドンドン ドドド・ ドドド・ドドド・ と切ったようにした方が走らない感じです。

 笛は、持久力がなくなっていました。特にチヒーーーと伸ばすときのヒーーーがだんだん出なくなる、これも出すコツとかがあるんですが、吹いていないと忘れています。本番中に思い出せず。コツとしては、チヒーーーのチは少し抑え目にしてヒは少し強めに吹く。でもヒの音が一本調子ななく出せるのが理想。本番中はチで力を使いすぎでした。なかなか難しいです。

 と、反省モードでいたら、会主のT師匠から、「ふくふくさん、笛の音前と変わったね」と言われました。バタバタしていたので話がそこで切れちゃったので、良くなったのか下手になったのかわからないのですが(汗)、ニュアンス的には下手になったという訳ではなさそうでした。たぶん、少し色んな試行錯誤しているのを、感じ取っていただけたのかもしれません。

 終わってから身体が少しほてっていた感じで、あれ、また体調崩したかな?と思いましたが、どうやら天気が良くて日に焼けたせいだったようでひと安心。咳も笛を吹いている間は出なかったので良かったです。

 やっぱり祭囃子もいいなあ!

江戸囃子 篠笛・太鼓のお稽古

 笛は秘曲の「麒麟」を稽古付けていただきました。出だしは大きめに。「トオーヒャ」この「ト」に当たる部分が長すぎて間抜けになっているとまずはダメ出し。

 師匠がお手本を吹いてくださり、吹いた後に附けとちょっと違って吹いていますが、なるべくこのように吹いてくださいとのこと。師匠曰く、附けで表しきれない部分でもあり、また師匠含めてベテランは誰も附け通りには吹いていない、とのこと。たぶん最初に秘曲を吹いたときはここまで突っ込んだことは言われなかった。これだけでもありがたい。

 太鼓はひと囃子を締太鼓と大太鼓で打ちました。ん~、どちらも間が悪い。まだ締太鼓の方がましかな。先玉を打つときは少し大きめに振りかぶる。せっかくのタマなのだから格好良く。動作も大事ということ。

 大太鼓に関してはちょっとまた閃いたことがあるので、これで練習して間が合うかどうか次回試してみたい。

山王祭で江戸囃子

山王祭ポスター

 京橋一丁目町会のお囃子のお手伝いに行ってきました。山王祭は赤坂日枝神社の例大祭で2年に一度行われます。神田祭の本祭と交互ですね。山王祭と神田祭は皇居の中に入ることを許された祭と言うことで天下祭とも言われています。

 京橋一丁目というと、日本橋と銀座の間くらいで、大きなビルが林立している街ですが、ちょっと裏に入ると飲食店もたくさんあるといった街です。このオフィス街でどんな感じでやっているかというと、こんな感じ。

神酒所 掛け屋台 神輿

 三社祭は街中が祭といった雰囲気ですが、山王祭はオフィス街でちょっとそれとは違う感じです。金曜日なんかだと道を歩く人も、祭があること自体を知らない人も多い印象です。あれ、こんなところで祭やっているの?みたいな。

 金曜日は神幸祭。土曜日は町会神輿。日曜日が連合渡御。だいたいこんな感じの日程です。私は金・土に参加させていただきました。江戸囃子を稽古していますが、特におさらい会とかがあるわけではないので、ある意味祭が発表の場です。で、本番には本番だけしか味わえないこと、初めてわかることがてんこ盛り。また、突発的な事態やアクシデントに対応しないといけません。

 例えは掛け屋台でやっていて、神輿もいないし、初級の方を交えてひと囃子やりましょうかということで始めて、屋台が終わって鎌倉なんかやっていると神輿が遠くからやってきます。さあ、こうなったら鎌倉を上げて、投げ合いに突入です。しかも神輿が見えなくなるまでエンドレスです。交代の人がいなけらばそととき屋台に乗っている人で囃子続けないといけません。これが、また祭本番のおもしろさでもあります。

 神幸祭の行列が通っているときは、延延と鎌倉です。鎌倉を長く吹くというのは、こういう場面があるから当然必要になってくる訳です。今回幸いに神幸祭の行列のとき笛を吹くチャンスをいただきましたが、本当に勉強になりました。ある程度自分で長い鎌倉の手を勉強していましたがまだまだ足らないです。あまり凝った手を吹くと経験の浅い太鼓だと迷子になるというのもよくわかりました。そう、鎌倉で笛が凝った手を吹いたときに動揺せず、間を外さず、太鼓特に大太鼓を打つのは本当に大変なのです。普段の吹く鎌倉にはこんな場面がある訳です。それが経験できるのが本番です。

 土曜日の夕方、神輿もいないときに、町会の囃子の方からお手本演奏をいうことで社中の上級メンバーでひと囃子やることになり、名前を呼ばれたのでワキ太鼓かなと思ったら笛でした。社中でNo.1の笛の方が太鼓にまわったので??? 思わず演奏するのは初級バージョンですか?と聞いたら、いや、ひと囃子のお手本をと言うリクエストがありましたから、と。え~、自分でいいのかとあせりましたが、ここまできたらやるだけです。結果はというと、2~3ヶ所よれたところがありましたが、自分的には今までのベストの演奏ができまたように思います。このメンツでやると当然テンポがもの凄く速くなって以前だと笛が追いつけずボロボロになっていたんですが、自分でテンポをしっかり捉まえながら演奏できた感覚がありました。さすがに最後の本上げのところは2日間の疲れが出たのか唇が震えていいビブラートでした(笑)。まだ、音色とか差し指とか課題はてんこ盛りですが、ああ、本番でこれだけ吹けるようになったんだと自画自賛です。

 夜は中央通り側にテーブルと椅子を並べて一杯。こんな経験なかなかできないです。町会の皆さまを始め、町会囃子連のみな様、社中のみな様、ありがとうございました。

江戸囃子のお稽古

 今週の失敗は三社祭の直後に3つもお稽古を入れてしまったこと。練習不足と疲労でボロボロです。当然お稽古内容もボロボロです。

 篠笛は、蛇の目返しから間波昇殿へ入る道筋を練習。まずは師匠から、蛇の目返し「笛こんなに味気なかったかなあ」厳しいご指摘。2回同じことを繰り返すのでサラッと吹いたのでは面白くないところなので、低い呂の二とか三を響かせるように吹かないとダメ。間波はキリンと似ているが違うところを特に意識して強めに吹いてリードする。蛇の目返しからの昇殿、間波のテンポのメリハリを吹く前にイメージして吹かないとダメ。

 亀戸・階伝・夏祭りでは、差し指の変なヶ所を指摘されました。そこをそう吹くと気持ち悪い差し指をしていたとのこと。この差し指の入れ方はホントに難しい。それとヒャイトロというフレーズをもって研究してくださいとのご指摘も。師匠から見るとこのヒャイトロをちゃんと吹いている人はほとんどいないとのこと。せっかくやっているんだからここをきちんと吹ければ1段階レベルがあがるとも。

 言われていることは何となくわかる。師匠のヒャイトロと自分のヒャイトロは全然違う。附けで書けば「532」ですが、たんなるそれではない。息づかいとか一瞬6を聞かせるとか。自分の音はどうも単純すぎるようです。ちょっと吹き方を荒々しく吹く方向で練習するといいような気がしている。風音を入れる吹き方とかをコントロールできるような感じ。

 今日唯一褒められたのは、夏祭りの「ホー・ホー」。変な音をさせるところ。ここは工夫が見られていいですよ、と。今回厳しい指摘が多かったが、自分でも自覚している弱点なので納得です。

 大太鼓は、何となく見えたものは幻でした(笑)。速い流れ(テンポ)の中に大太鼓でスッと入っていくが難しい。リズム音痴です。締太鼓のように打ち続けるのならまだまし。締太鼓は後ダマで後半ばててしまった。でもだいぶ注意されることが少なくなったような…。大太鼓がもう少しまともにならないと鉦はやられてもらえなさそうな感じ。鉦は四助(よすけ)ともいって他の四人を助けないといけないから、大太鼓が危ないままでは助けられないよな。あせらず、大太鼓がんばろう。