長唄 能管・篠笛お稽古 「娘道成寺」3

 師匠の都合で1回稽古がキャンセルになったので久しぶりです。今回は急ノ舞と羯鼓の能管を中心に稽古つけていただきました。音源は美学なんですが、この急ノ舞はメチャ速です。師匠もこれだけ速いのは、実際はまあほとんどない、とのこと。5回ほど繰り返してようやくOK。

 羯鼓も迷子になりそうな手です。こちら3回ほど吹きました。

 娘道成寺で笛的に大変そうなのが、この急ノ舞と羯鼓です。秋までに時間があるので後は家で練習して、演奏会前にもう1~2度さらえば大丈夫でしょうとなり上がりました。

 長唄の笛のお稽古は最近こんな感じです。師匠との稽古は曲の解説、きっかけの確認、お手本、等でまずはどう吹いたらいいか道筋を示してもらって、私がある程度吹けたらもう上がり、後は家でよく練習しなさいみたいな。

 この急ノ舞と羯鼓を格好良く吹けるよう頑張ろう!

東音会の会友、師範会友って何?

 昨日、女子東音会の演奏会第一部を聞きに行きました。みどケロさんの師匠がご出演とのことです。そういえば最近女子東音の演奏会によく行ってる気がする。

 演奏的に一番心に残ったのは「筑摩川」でした。ん~、格好良かったです。あんな風に弾けたらすごくかっこいい。いつか自分が弾いてみたいという意味ですごく心に残りました。家に帰ってうちの師匠の過去のお浚い会の番組表を見たらあったので、解説を読んでみると。

 明治12年に、河竹黙阿弥の書き下ろした「加賀騒動」の「筑摩川出水の場」の背景として作曲されたのが本曲である。大薩摩の豪快な手が「忍びの合方」「千鳥の合方」「幕三重」など、芝居の下座で使用される長唄の合方と融合している。とありました。

 あとは、鏡獅子の竹笛はきれいで良い曲だなあ。ここだけでいいから吹きたい曲です。乱序は参考になりました。自分であれだけやると聞いていてもすごく良くわかるようになりました。

 さて、本題について。番組表に長唄東音会「会友」「師範会友」の認定制度について、という案内が載っていました。読むと東音風の長唄を正しく伝承し広く普及するために「会友」「師範会友」という資格認定制度を設ける、とありました。

 この東音風というのがよくわからないところです。流派によって歌い方、弾き方が違うというのがありますが、もともと東音というのは流派じゃないんですよね。この辺私勉強足りてなくてすいません。東音風に唄う、弾くというのはどういうことなんでしょうか?イメージ的は最大公約数的な芸風ということになりそうなんですが。

 ちょっと気になったので書きました。

長唄 能管・篠笛お稽古 「娘道成寺」1

 予定では「常磐の庭」の予定だったんですが、秋に「娘道成寺」の笛を吹くことが昨日くらいに決まったのでそのことをお話ししたら、じゃあ道成寺やりましょう、ということになりました。

 前の師匠に教わってはいるんですが、きちんと今の師匠の稽古を受けてから舞台に出したいと思っていたので、わたしの方からもお願いするつもりでした。

 まず、踊りと素の演奏とではだいぶ違うので気をつけること。今日は急の舞と楽と梅さんさんとをお稽古しました。急の舞もいくつかパターンがあるので、そこはお囃子さんによく確認しておくこと。

 秋の本番、抜き差しがどうなるかわからないけど、急の舞なんかはカットされそうな予感(汗)。でもここできちんんと浚っておかないと。

勝三郎連獅子@美紀会で笛吹いてきました

まずはこのような機会をくださったRさま、会主の勝み紀先生、助演していただいた先生方、共演していただいたFさま、練習につきあってくださったみな様、聞きに来ていただいたみな様に感謝申し上げます。

ふくふく笛を吹く
ふくふく笛を吹く

編成は三挺三枚、囃子五名です。演奏はフルバージョン。そう抜き差しなしなんです。こんな機会二度と無いかもしれません。勝連は去年11月にも吹いていますが、笛的には楽とか乱序がありませんでした。

今回個人的には、上手く吹くことができなかった、という思いが強いです。演奏全体的には素晴らしかったので、足を引っ張っちゃったという申し訳ない気持ちも。そんなこと思うこと自体ごう慢かもしれません。共演のみな様には笛良かったといってもらい感謝です。ありがたく思いながら、今後の自分の進歩のためにちょっと愚痴モードで反省をば書きます。

今回の反省点メインディッシュは日吉です。前回の勝連のとき「スヒィー」にならない、最後を「ーィ」とするということをテーマにして8割くらい達成できていたんですが、今回満足いく日吉は、突っかけのところと段切れくらいでそれいがいはダメでした。_| ̄|○

自分なりに分析、まあ言い訳ですね、つらつら書いてみます。原因は緊張と慢心かな。今回演奏に際し、いつにも増して緊張していました。初めての場所、助演の先生方、等。場慣れしてきたと思っていた自分でしたがやはりチキンでした。緊張するとダメですね。笛はもろに出ます。

慢心なんですが、実は日吉に関しては自信を持ち始めていました。それに連れて、こう自分なりの日吉を鳴らす形というのが崩れてきていたようです。そんなに形にこだわらなくても、鳴らせるじゃん、といったうぬぼれです。しかし緊張した状況で吹く場合、確固とした形こそ最後の頼るところなんですね。師匠から口回りをもっとリラックスしなさい、という直近のアドバイスもあり、迷いが出てしましました。

弱いです。未熟です。音源を載せてますので日吉の音を聞き比べればよくわかると思います。

長唄「勝三郎 連獅子」 2015-03-15 深川江戸資料館ホール 能管・篠笛で参加 *観客席から録音したものです

とまあ、ぐだぐだと書いて自己嫌悪なんですが、それでもみな様に大迷惑を欠けること無くいちおうは吹けてはいたので、その点は進歩している、と自分を褒めておきます。

竹笛はまだ3メが甘いなあ。音程はまあまあ。少しは曲になってきてるかなあ。

アマは出来不出来の差が大きい、というのがよくわかりました。65点。

でもなんかやる気が出たぞ~!

長唄 能管・篠笛お稽古 「勝三郎 連獅子」 ダメ出してんこ盛り

 今度の日曜日、美紀会という杵屋勝み紀先生のお浚い会でお囃子の番組で笛を吹きます。立鼓・締太鼓・笛が素人さんで、回りはプロの先生方に助演いただきます。なかなかこういうのも珍しいです。だってお三味線の師匠のお浚い会ですからねえ。立鼓のかたが先生と懇意だそうで今回実現したそうです。

 2週前くらいに下浚いがあったので、その録音を聞いていただきいろいろダメ出しをいただいてきました。そんなダメ出しの中で、一番グサリと来たのが竹笛の部分。

 ふくふくさん、よく吹けてるんだけど音が幼稚なんですよね。ん!このセリフ、全く同じことを江戸囃子の師匠にも数年前に言われと全く同じ。譜面をただ棒吹きしてるだけ、もう少し自分でしゃれる工夫をしないとダメですよ、と。

 ここが邦楽お得意の「自分で工夫」です(汗)。江戸囃子の方は少しできつつあるんですが、長唄の竹笛はほとんどノープラン。この辺りは長唄笛の方が難しいです。なぜなら江戸囃子は笛が唯一のメロディ楽器ですが、長唄は三味線と唄があるから。この違いは凄く大きい。

 なかなか自分でしゃれるのできないんですと、答えると、優しい師匠はお手本を吹いてくださります。まずはこれを徹底的に真似るしかありません。今までもそうしてきたつもりなんですが、自分の中では自分はまだしゃれて吹くのは早いと思っていたんです。今回師匠の口からそういうお言葉も出たので、より一層取り組んでいかないといけません。

 こう書くと師匠はどんな笛を吹いたのか気になるんですが、実はそれほど三味線からは離れてません。まあ演奏会とかだったらまた違うんでしょうが、でもそれでもほんと自分が吹くのとは全然違うんですよね。

 笛での表現力が師匠と自分とでは大きな隔たりがあるんです。ただ吹くだけではダメ。自分で工夫しなさい。厳しいけれども、昨日より今日。今日より明日がよりよい笛でありたい。

美紀会の下浚いでした

 美紀会は杵屋勝み紀先生のお弟子さん達のお浚い会です。今回縁あって「勝三郎 連獅子」の番組で笛を勉強させていただく機会をいただきました。立鼓と太鼓、笛の番組ということになります。大鼓と脇鼓、三挺三枚、プロの皆さまに賛助いただいています。

 それの下浚いが先日浅草某所でありました。凄く緊張していました。緊張の理由としては、乱序が今回入っています。演奏会やお浚い会ではカットされることがほとんですが、今回はお囃子の番組なので全部入っています。ここ事前に何回か練習したんですが難しいです。

 それと、下浚いにはプロのお囃子のみな様もいらっしゃっています。そういう方の前で演奏するのはやはり緊張します。もちろんプロの皆さまは私たちを盛り上げようとがんばってくださっているだけなんですけどね。

 下浚いとしては3週間前という早い時期でした。お三味線の皆さんの下浚いの様子も拝見&プロのお笛の方の演奏もたくさん見れて、こっちの方は楽しかったです。

 さて自分たちの番です。ほんと緊張してました。日吉が最後の方がかすれ気味になっていました。乱序は一番課題だったところ上手くはめられなかった。このメンバーでやるのは初めてなので、ちょっとタイミングを探り合っているみたいなところがあったと思います。大鼓の方から、課題だったところをもう少し練習しましょうということで、会場外の廊下でかけ声、手を打って、私は口唱歌で練習。

 「ほぉーーっ」「いやぁーーっ」 これの繰り返しが最後のってきて「いやぁーっ」の繰り返しになるんですが、ここの呼吸を合わせるのが一番難しいです。笛もそれに合わせて吹くんですが、終わりを合わせるのが難しいです。

 この日は会主のみ紀先生にご挨拶したり、お囃子のみな様にご挨拶したり、アウェー感いっぱいだったので疲れました。でも、皆さん気さくな方で、楽しんでくださいね、と言っていただいたりしてだいぶ気持ちも楽になりました。この日の目的は下浚いもそうなんですが、みなさんにご挨拶することも大事な目的だったのです。立鼓のRさん、太鼓のKさん、がいたので心強かったです。私はチキンハートなので(^_^;)。

 で、家に帰って録音を聞いて復習。吹いてるときは鳴ってないな~、と思っていましたが、意外と鳴っていたのでホッとしました。でもいつもの半分くらいな感じ。あと、乱序の課題のところ、何回か聞いて、附けを確認したり、師匠に言われたことを思い出しているうちに、自分で大きな勘違いをしていることに気がつきました。うへぇー、逆じゃん。だから合わせづらかったのかな。

 本番前に師匠の稽古があるので、録音を聞いていただいてチェックしていただかないと。

長唄 能管・篠笛お稽古 「山ざくらの歌」「乱序」

「山ざくらの歌」は寶山左衛門作曲の篠笛用の曲です。途中「さくらさくら」と二重奏できる部分もあり、二人で吹いても楽しい曲です。笛を習っている方は割と最初の方に習う曲ですが、これを一つの作品として吹くのは相当ハードル高いです。

山ざくらの歌@お稽古

音で出だしと終わりをもっと大事にする。イメージしながら吹く。曲の中にドラマを作る。みたいなところがまだまだできていません。ちょっと良い感じで吹いているなあ、というところもありますが、最初の方の【六42】の六の後の4とかがかすれちゃっていたり、音の終わりが唐突だったり、あと全体に早すぎるとのこと。

こういうのも練習しないとね。あと、ロングトーンの基礎練しようと考えてます。結局篠笛の命は音色なんで、音を練るにはロングトーン練習が必須だと今さらながら痛感してます。色んなバリエーションのロングトーン練習を研究してます。

さて、「乱序」です。師匠にお願いしてお稽古していただきました。今まで見えなかったところも少し見えてきた、かな。基本、笛は大小鼓・太鼓のノリについていかないといけない。後半の太鼓、ツ天の繰り返し、入口がわからなくても慌てずどこかで入れば良い。

おまけで、「狂い」も吹きましたが、美学のCD速い!師匠曰く、こういう限界を超えるような練習も必要とのこと。納得。

邦友会のち乱序練習

 長唄界の唄や三味線や囃子の凄い先生方の合同お浚い会です。助演の先生方がそうそうたる顔ぶれです。よくお世話になっている方が出演されると言うことで応援に行ってきました。それとお浚い会ですが、超一流の先生方の演奏が聞けるのですごく勉強になります。ここ2年ほど行けなかったので楽しかったです。

 以前は土日2日間やっていたのが今年は日曜日のみ。お稽古している方が少なくなってる?こういう遊び・道楽にお金と時間をかけられる人が少なくなっている?のかな。お三味線を楽しむ人がもっと増えるといいんだけど。

 観客席では何人か見知った顔をお見かけしました。4時間ほど聞いて退散。その後出演された方も含めて、秋の川崎邦楽祭の出し物の候補曲の検討会。唄方、三味線、囃子でそれぞれ好みが違うのが面白いところです。2番出す予定なので、1番は大曲、もう一つは軽めのものにします。それぞれ3~4曲候補を決め、後は幹事の方にお任せです。

 その後、3月に知人の紹介である長唄の会で「勝三郎 連獅子」の笛を勉強させていただくことになり、それの囃子チームの練習があるので、都内某所へ向かいました。

 ここで、あれ?つい最近連獅子吹かなかったけ?と、お思いの方、その通りです。昨年11月に吹きました。なら、今度は簡単でしょ?とはならないのです。それは、乱序・露の段がフルで入るからなんです。

http://youtu.be/5-Nb538fDoc?t=36m10s

 ↑演奏のみの動画みつからなかったので踊りのバージョンですがほぼ同じです。この乱序・露の段って、三味線や唄の演奏会やお浚い会ではカットされることが多いんです。なので私みたいな素人がこれを吹く機会はなかなかないので貴重な機会です。それと、この乱序、素人だけでやるのは非常に危ない。何故かというと鼓・大皮・太鼓・笛が阿吽の呼吸で合わせていかないといけません。なので囃子チームで事前に練習しましょうということになったわけです。しかも、今回鼓で参加される方のお師匠さんが心配されたのか、その練習に参加して見ていただくことに。凄い!緊張します。

乱序練習中
乱序練習中
 3回いろいろとご指導いただきながら吹きました。前乱序で笛を余らせてしまう失敗を2回。吹きすぎです。イヤー天で終わらないと。でも、合わせるポイントみたいなのはおぼろげながら見えてきました。来週、もう一度囃子チームで練習します。なんと、今度は太鼓の方のお師匠さんが来られるとか。お師匠さん方、素人の乱序はよほど危険とわかっているんですね(汗)。

 唄・地方でご協力いただいた、みな様。ありがとうございました。練習のヒッティングパートナーの役割を快く引き受けていただき感謝です。生の音で練習できるなんて最高でした。

長唄 能管・篠笛お稽古 燃え尽きた

 お浚い会が終わってプチ燃え尽きシンドロームです。何かを予習していく気持ちにもなれず、稽古へ。師匠にお詫びして、今日は吹く気持ちじゃないので、と白旗をあげました。で、いろいろとお話ししてきました。

 まず、は師匠の演奏会関係のチケットをお願いしました。若獅子会・五人囃子・お囃子プロジェクトに行く予定です。師匠はこれ以外に、徳島で「弧の会+若獅子会」の演奏会。創作の会や徹師匠の会のお仕事があって、さらに今月は杵勝さんのハワイ公演のお仕事も入っているそうです。3月の前半までは超忙しくもう一人自分が欲しいとか(笑)。徳島行くのでぞめきの笛を勉強して、そういえば、ふくふくさんに聞けば良かったとか、目白にはけっこう阿波おどりの笛を教えて欲しいと来るお客様が多く、今なら教えられるとか、メロディなんでずれてくの?とか。

 そう、ついに私がふくふくさんて有名な方なんですね、と師匠にばれました。笑ってました。

 五人囃子の調布の会場がとても大きいそうです。そういうときはマイクとか使うんですか、と伺ったら、あの容れ物だと使わないと無理だそうです。もともと五人囃子の曲の中に打ち込み(録音)ものがあるとも。

 お浚い会の話になって、自分的には下浚いと本番の間に日にちがあって助かったとお話ししました。実際本番で一緒に演奏する形でやって初めてわかることが多いです。太鼓の音、例えばツクツクの音は聞こえない場合あるとか、三味線や唄が聞こえにくかったりとか。特に笛の場合は太鼓が聞こえないと辛いんですが、師匠みたいな笛のプロは太鼓はもちろん、大小鼓、三味線、唄を知らないとできない、とおっしゃっていました。大きな会場だと太鼓の音が聞こえないときも多いそうで、そういうとき他の大小や三味線や笛を聞いてきっかけをつかんだりしないといけないからだそうです。

 自分も太鼓の音が以外と聞こえづらいと思い、しっかり自分でカウントしなきゃいけないとわかったりして助かりました。プロと素人では下浚いの持つ意味合いが違うわけです。

 それで、来年の曲をどうするか?って話になりました。正直何も思いつかないんですよ。師匠はふくふくさんはそれなりの重さのある曲じゃないとダメですよ、と(汗)。1度やったものをやるか、やってない曲をやるか?最終的には師匠に笛的に大曲ということで「常磐の庭」を選曲していただきました。

 それから、自分が来月杵屋勝美紀さんの会で「勝三郎 連獅子」の笛を勉強することをご報告。師匠はこういう自分が外で吹くことを奨励くださるのでありがたいです。今度は抜きなしなので、楽と乱序フルバージョンあるとお話ししたら、じゃあ、次回はそれ稽古しましょう、ということになりました。「常磐の庭」のお稽古は4月からかな。

 まあ、たまにはこんな稽古があって良いかな(^o^)

笛のお浚い会でした

今の笛の師匠についてから丸4年になります。師匠自身のお弟子さんのお浚い会というものは今回が初めてということで、その記念すべき第一回お浚い会で「老松」を勉強させていただきました。この曲を選んだのは「神舞」を吹きたかったから。それと竹笛(篠笛)も2ヶ所あり、それぞれ曲調が違っていてバランスが取れてる曲だと思ったからです。第一回だしご祝儀的におめでたい曲がいいなとも。

お江戸日本橋亭
お江戸日本橋亭

さて、会場はお江戸日本橋亭です。こぢんまりとした会場でちょうどいい塩梅です。助演は2挺一枚、太鼓、鼓、大皮がつきます。

笛の出番を中心に振り返ってみます。

老松の演奏写真
老松

・ヒィーヤーヒィー
唄の「さざれいしのいわをとなりて~」を聞いて入りますが、下浚いのときもうまくはめることができませんでした。下浚いの音を何度も聞いて太鼓に合わせるコツをなんとなくつかめ、本番ではそれを上手く吹くことができました。
90点

・出端
ここはアシライ吹きなので、唄・三味線にうまくはめないといけないところ。まずは上々な出来かな。あくまで自分的にですよ。
80点

・竹笛(二上がり)
今回の一番の失敗ポイントです。出だし六の音を吹くんですが、本来クレシェンドというかフェードインっぽく入らないといけないんですが、緊張のため息のコントロールが効かず、大きめに出てそのためか三味線よりちょい音程が高い。慌てて吹き直すような格好になり、その後も息が浅くなり最後まで息が持たず出だしのフレーズの最後の音を吹けませんでした。練習では息苦しい何とか最後までいける、と踏んで臨んだのが、本番は思った以上に息が浅くなっていました。これを事前に想定して、予備の息継ぎポイントを考えていなかったのが大反省です。中盤以降は持ち直したものの竹笛の聞かせどころの出だしがダメダメのはいかんです。三(3)メの音も甘い。
45点

・神舞
ミスなく吹いているけど、自分で期待していた出来映えではなかった。やっぱり平坦に聞こえる。音の厚みがない、薄っぺらいのがダメ。まあ、最後の日吉は良く鳴っていたのが救いかな。
65点

・渡り頭・地・狂言鞨鼓・本上げ
以前に比べると少し能管らしい音になってきたように思う。
75点

・竹笛(三下がり)
このときは三味線と音程合わせられていて、割と気持ちよく吹けました。
80点

・段切れ
最後のヒィーのキレが今一つだけど、オヒャーが上手くなってきてると思う。
80点

平均すると73点。だいたいそんなところかな。師匠の前で吹くということがお客様の前で吹くとはまた違った緊張感があるのを再確認しました(笑)。師匠からは上手く吹けてましたよ。また、師匠の師匠からは鮮やかな演奏でしたね。とお褒めいただきました。その気持ちをありがたく嬉しくいただきました。演奏の反省点は今後の練習にいかしていかないと。

長唄「老松」 2015-01-23 お浚い会@お江戸日本橋亭 能管・篠笛で参加 *観客席から録音したものです

助演の先生方は素晴らしい、当たり前か。これに負けない、見劣りしない笛を吹きたいなあ、ほとんど無理に近いんですが、少しでも近づくよう頑張ります。

終わった後はお茶会。普段会うことのないお弟子さんとお話しできて楽しかったです。けっこう遠くから通われている方もいてびっくりしました。

帰ってから、かみさんに言われたのは、あなたは師匠の一番弟子(ここでいうのは年数長くて他の方より多少吹ける、という意味です)なんだから責任重大よ、皆のいい目標にならないといけない、ということ。言われてみて、そう言えば昔笛を習い始めた頃先輩方の演奏を聞いて自分もああいう風に吹きたいなあ、なんて思ったことを思い出しました。そう、確かに今の師匠のためにも自分ががんばらないと。

応援にきていただいたみな様ありがとうございました。これからも暖かく見守ってくださいネ。