赤坂氷川神社祭礼

 宵宮と神幸祭(町会神輿)にお囃子で参加してきました。

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↑猩々の頭が少しだけ見えてます

宵宮は「猩々」の山車に乗せていただくという大変貴重な経験をさせていただきました。何しろ江戸時代には江戸城内に入っていたという由緒ある山車です。当初の予定は「翁二人立」の山車の予定でしたが、人形を昇降する装置の不具合があり、急遽変更になりました。昨年は舟形の山車「恵比寿」に乗せていただいたりと、貴重な経験の連続で恐縮するばかりです。

 ちなみに赤坂氷川神社は毎年山車の再建をしており、将来的には山車と神輿が練り歩く昔の江戸の祭を再現するという大きな目標に向けて活動されています。来年は宮神輿ができあがるそうで、今から楽しみです。

 今年は師匠も山車に乗り、笛や太鼓を間近で聞くことができ。それもまた得がたい経験でした。こういう本当の本番での師匠の笛、曲の選択、テンポやノリの違い、いろんな事を教えていただきました。特に山車に乗っているときの囃子がどういうものかを体験できたのは貴重な経験になりました。

 日曜日は町会の神輿について、町内渡御、山車と神輿の連合渡御、再び町内を渡御。投げ合いを中心としたお囃子でした。個人的には笛は去年よりはいいかな。最初力みすぎ。もっと力を抜いても吹けるのに妙に力が入りすぎます。この辺は経験の少なさもあります。居囃子だと相当長く吹けるようになったんですが、歩きながらだとまだダメですね。

 大太鼓を相当打ったので、課題のドドストストストがなんとなくつかめてきた感じ。やっぱり本番で打ち込むのが一番身につきます。そういえば締太鼓打たなかったかも。

江戸囃子 篠笛・太鼓のお稽古

 笛は鎌倉はいったん終わりにしましょうということになりました。鎌倉は笛吹きにとって一番大事な曲でこれを上手く吹けることが江戸囃子の笛吹きとしては大事なこと、世の中には屋台・四丁目は上手いけど、昇殿・鎌倉がからっきし、とういう笛吹きも多いのでそうならないようにとも、ご指導いただきました。

 で、何をやるかなと思ったら、四丁目の玉に合わせて笛を吹くやつ、と言われ、ぎょっぎょっ!これ難しいんですよ。家でも少し練習はしてたことがあるんですが不安です。これ笛としてはメロディをセミオートマチックにつなげることが一番重要です。オートマチックに指が動けば、その分意識を太鼓の音に向けられるからです。

 結果としては、先玉・後玉とも無事玉の終わりを捕まえて吹けました。これはやっぱり練習が少し効いていたのかな。先玉用と後玉用にパターンをつくって吹いていたのが役に立ったと思います。師匠ならその場その場で自在に吹けるでしょうが、私なんかはその域には未だ未だ遠いです。

 その後、四丁目を上げないで中の切りに入るやつをやりましたが、これはちょっと忘れていたので不十分。要復習です。

 次回これをきちんとして、さらに長い中の切りを聞いていただこうかな。

 太鼓は大太鼓、昇殿のドドドンの打ち方をダメ出し。今回はほぼひとっ囃子だけを練習。初級の方たちも簡易ひとっ囃子ができる感じになってきました。私もレベルアップしないと。

千葉神社祭礼で祭囃子

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 千葉神社の祭礼に江戸囃子で参加してきました。昨年体調不良のため欠席だったため2年ぶりです。このお祭り師匠と一緒に演奏できる数少ない貴重な機会でもあります。

 全体的にはゆるりとした感じで、神酒所、喫茶店前、神社の舞台で演奏します。ここは山桜会の千葉支部の方がメインですので、私たちはサポート的な立場になります。年々、地元町会の方を含め上手になってきているのがわかります。何事も継続大事ですね。

 笛は反省点がいくつか。四丁目とか投げ合いの終わりの合図を笛が出すんですが、この合図の串が小さくてそのとき太鼓だった師匠はかまわず打ち続けています。慌ててまた投げ合いを吹いて合図、このときも不発気味だったのですが、気を遣っていただき上げていただきました。演奏後、師匠に謝り、師匠からも、上げの合図はハッキリと吹いてあげないとダメと、厳しくダメ出しをいただきました。

 この上げの串は、以前からちょっと波があり、この日もその前にひとっ囃子吹いたときはバッチリ決まったいたんですが…。しっかり確実に吹けないとダメですね。帰っていろいろ試したんですが、ピッ!っていうより、ピィッ!っていうイメージ吹くのが良さそう。

 良かったところというか嬉しかったことは、宮神輿が来る前に師匠が鎌倉やろうといって、私は最初大太鼓打ってました。これがまたとない機会で、師匠の吹く鎌倉は凝った節回しが多いのですが、聞き過ぎると大太鼓の間が崩れるので、ひたすら自分で間を刻んで打っていました。鎌倉って大太鼓が肝心なんですよね。しばらくして会で一番上手い兄弟子さんが次に笛になって、そんななかで師匠がじゃあ次ふくふくさんも吹いてと。こういう場面でそう言われたことが凄く嬉しかったのです。ある程度長く吹けないとダメなわけです。

 さて、実際バトンタッチを受けてはいいけど、あせります。なぜって途中から入るのでどの手から吹いていいか…。あとは無我夢中です、一応長い鎌倉用につくったパターンはあったのですが、その順番通りにはできず、だけどその中の手を次はこれみたいな感じでつなぎ合わせて、中にはその場で成り行きで吹いちゃった手もありました。前だったらパニクって手が止まってしまったでしょうが、何とかつなげられたのはお稽古のたまものだと思います。

 あ、もう限界と思ったこと2~3度。宮神輿が近づいてきたので師匠にバトンタッチ。なんとか未熟ながらもお役目を果たせたかなと。いや~、ほんとにどきどき。でも嬉しかった。

 大太鼓は最初屋台で間を外しまくりで反省。途中師匠が珍しくひとっ囃子の大太鼓打たれたんですが、もう感動ものの大太鼓でした。大太鼓が音楽になってる!ここしかないというタイミングで適切な音の大きさで打つ。もう聞き惚れるとともに太鼓の難しさを痛感しました。姉弟子さんに凄い大太鼓でしたね、というとやはり同じように感動されていました。

 それから千葉の教室に新しい方が入門されたんですが、なんと、少し知っている方でした。今年は一緒に演奏できませんでしたが、そのうちそういう機会があると思います。楽しみができました。

江戸囃子 篠笛・太鼓のお稽古

 笛は引き続き鎌倉です。前回アドバイスいただいたところが3点ほどありその修正を練習してきました。総評としては、だいぶ整理されてきたかな、とのこと。どういう手を吹きたいのかわかるようになってきたとのこと。自分的な解釈としては吹きこなれてきたかな、と理解しています。

 唯一、吹き出しが終わって最初の文句、ヒークーシャーヒオトーローの3メリの音程がまだ高いとのご指摘。3メをもっと低くし、それに倣って2ももっと低くすること。ここでできていない笛吹きも多いそうです。前回もそこは言われていたので低くしたつもりだったが、まだ高いです。師匠のお手本の音を聞くと明らかです。以前から3メの音が苦手。7メですね。

 ここは家に帰ってから即練習。もっと音を低くするにはどうしたらよいか?指のかざし加減、口の当て方、角度をいろいろ試して、なんとなく少し見えてきた感じ。3メの音を低く、きっちり粒立てて吹くことをこれほど意識して練習したことありませんでした。7メも良い感じになりました。あくまで対自分比ですよ(笑)。師匠の音にはほど遠いです。

 締太鼓はひとっ囃子と秘曲。羯鼓はなんとか打てたが、神田丸は途中で見失ってしまった。家では覚えたつもりだったんですが、稽古で笛のメロがないとガイドが無くなってしまった感じ。無意識にメロディにたよっていました。メロディに合わせて打つ感覚というのは大事だと師匠もおっしゃっていますが、一方で笛が当てにならない場合もあるので、笛なしでもきちんと打てるようになっていないといけません。

 神田丸が一番難しいので頑張らないと。その他四丁目玉の地とかもダメ出し。羯鼓も曲になるよう打たないとダメ。強弱とかためとか。覚えたら終わりではないです。

 なんか充実している。

江戸囃子 篠笛・太鼓のお稽古

 笛は鎌倉。先月のお稽古が終わってから、長い鎌倉の構成をもう一回見直して、新しく構成し直しました。新しくと言っても、古いCDを参考に真似しているだけです笑。

 師匠からは、全体としては前回よりだいぶ良くなってきている。おかしいなあ~というところが減ってきた、とのこと。ここ大事なところで、別に上手く吹けてるわけじゃないわけです。師匠もここから吹き込んで練っていてください、とのアドバイスをいただきました。個別のフレーズ的には、吹き出しの字配りダメだしと、ヒヒャイホートヒューヒャオヒャの字配りのダメ出しをいただきました。

 太鼓はひとっ囃子と秘曲の麒麟を締太鼓で。天丼、もといテンドンの部分がついスッドンと打ちたくなります。秘曲はここしかないというところで打たないと面白くならない、つまり聞くに堪える秘曲にするのは難しいんです。特に大太鼓は難しいんですが、まだ自分はそこまで行ってません。

 それから、お稽古場なんですが、ここのところ人が増えてきました。笛の稽古する人も増えたり、復活したり、また、太鼓も新しく入ったり、笛だけの人が太鼓始めるようになったりして、大賑わいな感じです。仲間が増えるの嬉しいものです。

江戸囃子 篠笛・太鼓のお稽古

 太鼓はひとっ囃子をワキ太鼓と大太鼓で。後玉の流しバチからのテケ天にダメだし。自分でも苦手意識があるところです。大太鼓は課題のドドストストに及第点をいただくが、屋台のツドドドンにダメだし。変にバチを持ち上げてはダメ。スーッとツドドドンと打つ。

 篠笛は鎌倉をみていただくことに。自分で勉強した長い鎌倉を聞いていただき、山ほどのだめ出しをいただきました。師匠から見れば、私が吹いているのはまだ鎌倉もどきなんだと思います。いろいろと気になるところはあるけれど、研究しているのはいいことなので続けて研究すること。全体的な流れでいえば特に変なところはない。個別の字配りは修正点がたくさんある。師匠の総評はそんな感じでした。

 字配りって要はアーティキュレーション、節回しのこと。師匠は鎌倉の上手い笛吹きになりなさい、と。ひとっ囃子の中でも鎌倉は笛を聞かせる曲で、笛がつまらないと鎌倉自体がつまらないものになってしまう、と。屋台・四丁目に比べて鎌倉が今ひとつな笛吹きが多いともおっしゃていました。自分もその口です(^^;)。

 しばらくは鎌倉のブラッシュアップに集中しようと思っています。

三社祭

 心配されたお天気も土曜日朝にぱらついたくらいで、後はいい祭日和でした。応援に来ていただいたみなさまありがとうございました。やっぱり三社祭はいいですね。町中が祭です。プラス観音裏は見番があるので手古舞姿のお姉さんやら芸者さんやらが行き来するのでいっそう華やかです。

 金曜の午後の掛け屋台の飾り付けから参加し、宵宮、土曜日の連合渡御、日曜日の本社神輿渡御、たっぷり楽しんできました。

掛け屋台
掛け屋台

・宵宮は5656横掛け屋台

・土曜日は午前中宮入する町会神輿の連合渡御を5656で、3時くらいに浅草警察向かいの魚屋さんへ移動して、東部六ヶ町渡御

・日曜日は、朝6時から本社神輿宮出しに合わせて5656で朝囃子。言問通りに出てきた本社神輿をお見送りしてから、魚屋さんへ移動。一の宮がここを三回通るのに合わせてお囃子。夜5656に戻って宮入する二の宮(だったかな?)を見送りながらお囃子して終了。見送った後なぜか綺麗どころの芸者さんや、お客様が屋台前に集まってきたので、いつもより長めに演奏して最後上げ屋台で終了でした。

 今回いろいろ思ったことがあるのでその辺りの話をします。

 笛を吹く方が全部で8名くらいいるのかな。1日だけ参加の方とか、まったく吹かれなかった方もいるんですが、その中にまあ腕前的に同じくらいの稽古仲間のおじさんが2人います。稽古場が違ったり、時間が違ってなかなか会う機会がないんですが今回、その2人のおじさんがそれぞれ上手くなってるなあ、と感じました。特に夜に聞いたらすごくいい笛を吹かれていました。ちょっと話したら投げ合いをたくさん吹いたのでいい感じになってきたそうです。そう、祭の本番を経験することでグーンと力が伸びるんですよね。それを強く感じました。日頃の稽古の積み重ねが本番を経験することで、いい結果につながってくるんですね。私が本番を重要視しているのもまさにそこにあるわけです。

 それから今年実質初参加の笛を稽古している女性なんですが、本番に強い女性でした。投げ合いのメロディこそ少ないですが音を切らすことなく長く吹ける。それとひとっ囃子も最初こそ横でわたしが唱歌を歌ってサポートしながらでしたが、わりと上手く太鼓に合わせてました。太鼓に合わせてのひとっ囃子難しいんですよね。土曜日のみの参加でしたが、魚屋さん前の連合渡御のときは彼女かけっこう長く吹いてくれたので楽でした(^o^)。

 私自身は日曜日午後は魚屋さんでズーッといたんですが、このときは笛は私一人。ありがたいことに信用をいただいているようです。最近ちょっと長く吹くことに自信を失っていたんですが、その後の練習やら吹き方の見直し何やらで、本番無事吹き通すことができ、責任を果たせたかな、とホッとしています。

 さて、昨年上げた課題の状況はというと。
>今後の課題
>・音色・節回しの向上
この一年だいぶ改善できたように思う。あくまで自己評価ですが。

>・鎌倉の引き出し更に増やす
引き出しは増えた。今年は長い鎌倉を吹く機会があまりなかった。

>・スタミナ
本番直前一番心配だったが、終わってみると去年より余裕があったように思う。直前の長時間連続吹きっぱなし練習が効いたかも。

>・大太鼓
土曜日まではまだ迷いがあったが、日曜日の最後の最後でなんかつかめたかも。ドドストストストの間がとれるようになった(かも)。

>・鉦
これはまだ。まだ四助にはなれてないんだろうな。

 総括するとなんとなくだけど江戸囃子の笛吹きとして少し自信が持てるようになってきた。なぜそう思うかというと、以前は脇に控えの笛吹きがいないと凄く不安だったのが、今年の日曜日の魚屋さん前とかで自分しかいなくても不安に思うことが無かったんです。まあ、30分くらいなら吹き続けられるという自信が持てるようになれたからだと思う。師匠とか会のトップの笛方さんは1時間以上吹けるので、それに比べれば未だ未だですが、最低のスタート位置に立てた気がします。

 太鼓の方は実は大太鼓を打つ機会が多かったんですが、最後の最後でなんとなくつかめてきた感じがあった。ただバリエーションが少なすぎるのでこれは今後もっと増やしていきたい。大太鼓のいい囃子ってかっこいいと思うから。締太鼓は地を転がすのがまだまだ不安定。もっと安定させたい。

三社祭のスケジュール

三社祭

15日(金) 18:00~21:00 : 宵宮
16日(土) 10:00~20:30 : 町内神輿連合渡御
17日(日) 06:00~20:00 : 本社神輿渡御

浅草観音裏ゴロゴロ会館横の掛け屋台
浅草見番前
浅草五丁目(浅草警察向かい魚屋さん前)

山桜会による祭囃子は上記場所にて奉納演奏予定

 私、宵宮はゴロゴロ会館、土曜日・日曜日は未確定ですが、魚屋さん前にいることがここ数年多いです。ゆっくり囃子を聞きたいという方は宵宮がお勧めです(^o^)

若山先生特別講義

 今年も神様の前で演奏する機会をいただきました。タテで打ち込みを打ったときは心臓バクバクでした。笛は去年喉がカラカラになったんですが、今年は手の汗が凄かった。こんなになること最近ではないのに、若山先生は私にとってやはり神様だからだと思います。笛が滑って四丁目の終わりがメタメタでしたが、上げ屋台で持ち直せたのは成長の証しかな、と自画自賛しときます。

神田須田二の神酒所
神田須田二の神酒所
神田祭神幸祭
神田祭神幸祭
下谷神社神楽殿
下谷神社神楽殿

 写真は稽古前に神田祭見に行ったときのもの、神幸祭の写真と須田二の神酒所、最後写真は神様を下谷神社にお送りして、神楽を拝見。師匠が吹いてます!

さあ、いよいよ三社祭だあ!