長唄 能管・篠笛お稽古 「勝三郎 連獅子」

 先日合わせ練習した「勝三郎 連獅子」の音源を聞いていただきました。ダメ出しとヒントをたくさん。

 出だしのヒィーヤーヒィーがせわしない。ヒィー、ヤー、ヒィーのバランスが悪い。一声のアシライ、もう少しゆったりと。中ノ高音は清涼山をイメージしてクリアな音で。

 翔りのアシライは、終わりを狙っているのが見え見え。ヒーウィヤーを少し長めに。

 竹笛は少しメってる感じがする。後息が浅くなっている。これは私も感じていてお三味線の音が少し高い、あるいは気温が下がってきているので笛が少し低くなっているのかもしれない。六半の笛で抑え目に吹くか、六で頑張って吹くかどちらかですね、と言われ。会場が大きいとお話しすると、じゃあ六で頑張って吹きましょう、と。変に合わせようと思わず大らかに吹くと良いですよと。

 打ち出しのあとのフー、ヒヒャーは、大皮が入ってからヒヒャーに行くと良い。狂いは、変なところで息継ぎ、音が切れている。

 段切れ、オヒャーリヤリの後、三味線のヨのかけ声を合図にヒィーと入る。ここ練習では完全に入り損ねてました。段切れオヒャーリヤリのリヤリ、薬指の上げが遅い。段切れはあまりモニャモニャしない方が良い。

 ざっと、こんな感じにご指導いただきました。今月はもう稽古ないのでこれで練習して勝連に臨みます。この後の話も出て、年明けおさらい会があるので、「老松」を次回からやりましょうという話になりました。汐汲、山桜の唄はちょっと置いときます。

長唄三味線 「替衣」合わせ練習

 8人ほど集まって合わせ練習。師匠からは一つ一つきちんとバチを当てて音を出すようにとの注意をいただいて合わせてみました。一回目はあちゃ~って感じでしたが、二回目三回目はまあそれなりの出来かなと。糸の調子合わせがまずは大事ですね。当日は早めに集まって練習もあるので、調子は安定しているかなと思います。

 個人的にはまずは暗譜を目標にしていたのでそれは大丈夫でした。晒しの合方で一ヶ所間違ってタイミングを覚えたヶ所があったのでそこは修正しないと。ここは練習用音源を切り貼りして作ったときに半拍間を空け損ねていました。

 終わった後何人かで軽く食べて飲んだんですが、そこであるお弟子さんから、夏に芸大の短期講座に参加したときに大阪から参加された方と一緒になって、その方は三味線と笛をお稽古しているそうで、このふくふくブログを読んでいるとのこと(汗)。あひゃ~、この世界かなり狭いですね(笑)。こんどコメントくださいね。音源もまたそのうち上げますので。

鶴亀・勝連の合わせ練習

 唄チーム、三味線チーム、囃子チーム集まっての初めての練習でした。このメンバーで私自身は4回目になるのでその点は気楽です。

 さて、いざ初めて合わせてみるとなかなかすんなりいきません。すんなりいかないのは主に呼吸とかタイミング。唄にプロの方がいるのでこの方に全体的な指導をしていただいています。例えば三味線線で流しバチの終わりの知らせる弾き方とかが重要になるんですが、普段お稽古しているときは師匠に合わせればそれで済むところ、自分がタテだと自分でそのあたりをリードしないといけないわけです。唄とかつられていつまでも終わらなかったり、逆に急に終わったりすると、唄やお囃子さんが困る訳です。

 この呼吸を合わせるのが、私たちアマには難しいところでもあり、また、勉強になるところでもあります。普段先生方の長唄演奏というのは超高度なやり取りで成り立っているというのがよくわかります。

 たぶん、今回の練習でポイントはハッキリ見えたので後は各自がそれに向かって精進あるのみです。残すは前日の下浚いのみ。たぶん時間があれば練習もやるでしょうが。

 三味線も笛も課題はいくつかあったので、要カイゼンです。

 今回あせったのは、もうすぐ鶴亀の練習というときに三味線の糸をしごいたら2の糸が切れたこと。三の糸は朝取り替えていたんですが、2の糸は大丈夫だろうとそのままにしていたのでしt。替えの糸を急いで張ってしごきまくりました。新しい糸は凄く伸びるのですぐ音が下がってしまうで。

 後、糸巻きがキュルキュルならなくて良かった。練習中はたまにあるんですよね。

 三味線では初めてだったので凄く疲れました…。

長唄三味線のお稽古 「替衣」

 「鶴亀」お稽古中なんですが、16日に出演があるのでそのお稽古をお願いしました。暗譜で弾くこと、師匠の替え手に引っ張られない、練習用の音を録音するのが今回のお稽古のメインイベント。

 暗譜したつもりだったんですが、替え手が入ると勝手が違うというか音が違って聞こえるので所々間違えてしまいます。ただ、自分的には95%くらい暗譜はできていると感じられたので良しとします。

 師匠の替え手に引っ張られない、は晒しの合方でもろくも崩れ去りました(笑)。あれ、出だしが難しいです。こっちが替え手っぽい。

 というわけで録音したものはそのまま使えないので、編集ソフトで上手く切り貼りして師匠の替え手入り練習音源を作りました。あとはこれで練習あるのみ。

 音源作るときのコツとして、頭に調子合わせの音を入れておくと便利です。

 「替衣」って曲名ではないんですが、もともと舞踊なんかで立ち方が着替える時間のつなぎに弾く合方のことを替衣って一門では呼んでます。チンチリレンとかチンチリレンくずし、チチリチ、トトロツなんかのメドレーです。今回、それだけども足らないので越後獅子の晒しの合方を冒頭に足しています。

 師匠の替衣は神業的に速いんですが、はたして私たちのどうなるでしょう。お楽しみです。

出演のお知らせ 川崎市 「邦楽祭」

会場:麻生文化センター(小田急線「新百合ヶ丘」駅北口歩2分)
日時:平成26年11月30日 13時開演

アマプロ混成ユニットで長唄「鶴亀」と「勝三郎 連獅子」で出演し、私は、「鶴亀」三味線、「勝三郎 連獅子」笛を勉強させていただきます。

「鶴亀」は13時半〜、「勝三郎 連獅子」は15時半〜
*時間はおおよそです。

チケットご入り用の方はコメントください。

出演のお知らせ(千代田区)

会場 日経ホール
日時 平成26年11月16日 11時開場
主催 千代田区 千代田区文化芸術の秋フェスティバル実行委員会

長唄三味線 杵屋邦寿師の弟子有志14名で出演します。

晒しの合方(越後獅子より)~チンチリレンくずし~チチリチ~トトロツ~チンチリレンのメドレーです。

出番は16時~17時頃の予定。

「鶴亀」「勝三郎 連獅子」の合わせ練習

 11月30日に川崎市麻生区の邦楽祭に長唄の三味線と笛で出演します。アマプロ混成チームです。いつもは笛のみなんですが、今回三味線でも出ることになり、先日その練習がありました。

 全員が揃うのは、合同練習1回と下浚いと本番ですので、最初の合同練習までにある程度形にしておかないといけないわけで、歌・三味線・囃子チームそれぞれで合わせ練習しています。

 私は三味線は三枚目なので比較的気楽な立場でして、タテが独りで弾く部分の確認、調子を変える部分の打ち合わせが主でした。今藤の中に入って弾くので当然そちらに手を合わせます。佐門の譜とそれほど違いはなく助かりました。この辺は事前に譜をいただいてあったので確認済です。

 個人的に一番の難所は、二上がりに変えるところかな。おさらい会だともう師匠の音に合わせればいいんですが、今回は素人が3名もいますから一発で合わせられるかどうか?後は暗譜ですね。

 翌日が囃子チームの練習。美学の音源やら、三味線チームの音源やらを使って、特につなぎの部分を確認。笛は基本こういうときお役御免なんですが、連獅子の場合、能管きっかけが2回ほど出てくるので気をつけないと。鼓・太鼓の方々は抜いた後、どう始まるかがポイントのようです。

 個人的には一声とか翔りのアシライのはまり具合が今一つ。最後の段切れも普通のとちょっと違うので吹き込んでおかないとタイミングが覚えられません。笛の鳴りが合わせることに気を取られ今一つだったのはいかんよね~。次の合同練習にはもっといい笛を吹かないと。

 三味線・笛、頑張ろう!

長唄三味線のお稽古 「鶴亀」3

 師匠の前で暗譜の課題はまだ完全にはできなかった。一応譜面は置くんですがそれを見ないように弾きましたが、半分くらいは見ちゃいます。それでも半歩前進。何とか本番は暗譜で臨めそうです。

 前の方が、千代田区の会で弾くのを稽古していたので、次回はこれをお願いして終了。

江戸囃子 篠笛・太鼓のお稽古

 篠笛は秘曲の「鞨鼓」。後半のヒャライト ヒャオヒイ クヒャオヒャの返し指が何とか形になってきたとのこと。全体的にも「だいぶ良いんじゃない」と過分な言葉もいただき感激です。自分なりに少し手応えを感じていたので稽古の甲斐があったというものです。2回通しで吹いて、数ヶ所直すところを吹いて上がりました。

 あとは「神田丸」だけどやってみますか?と聞かれたので、こちらも練習はしていたのでお願いしました。ヒオヒャイツラオ ヒャライトヒャの1回目は締まらない。他に1の音とか注意をいただきましたが、全体的には良かったとのこと。

 「だいぶ稽古してきたんじゃない。成果が見られるよ」と涙チョチョぎれそうです。このところ師匠から言われたこと+CDでどう聞こえるか?どうしたらそういうふうに吹けるかを研究しながら練習してきたことが少し形になってきたのかな。このところ江戸囃子は調子良いです(笑)。

 太鼓は遅れた行った関係で締太鼓で秘曲の「間波昇殿」「亀戸・階伝・夏祭り」「鞨鼓」を稽古。何とか暗譜できていたのですが、細かい右左の間違いや付けバチの注意をいただきました。秘曲の締太鼓の全曲暗譜ももうひと息なのでこちらも頑張ります。

長唄 能管・篠笛お稽古 「汐汲」1

 笛が全然鳴っていないとダメ出し。ふくふくさんはただ吹くだけではダメです。ひとつ言い訳するならば、今回はCDをバックに吹いたんですが、8本調子をかなりメらないと音程が合わないので、そのせいもあったかなと。あと、変に三味線に合わせようとしている。角角で合わせようとしているのが変に耳に付くとも。

 普段家でどう練習しいますか?と聞かれCDや録音に合わせて吹いていると応えると、新しい練習方法を勧められました。それは素で吹く練習。多少間がずれても構わないから、とにかく音色と気持ちを込めて吹くといいですよ。いまのふくふくさんだと合わせることに気持ちが取られて、笛の一番大事な音色が雑になっているとも。

 確かに言われるとおり。長唄の笛ばかり練習していると、自分の場合合わせることに精一杯で、笛本来の音色とかがおろそかになっているのは否めません。笛本来の魅力はやはり音色そのものですからそちらを伸ばしいかないと。

 というわけで、「山ざくらの歌」を練習してくるよう宿題をいただきました。こういったの習い始めの頃たくさん吹いたんですが最近はすっかりご無沙汰でした。寶山左衛門先生の作品には笛本来の魅力をたっぷり聞かせる作品が多いのですから、またこういったのを練習しよう。

 能管、竹笛の持ち替え時間が短いので、能管はやや早めに吹き終えて持ち替える。