長唄三味線のお稽古 「秋の色種」13

 色種のお稽古再開です。ここのところ鶴亀とかチンチリレンものばかり弾いていましたので久しぶりです。自分的に今のところの課題は休符の間をキチンと正確に取ることかな。ここをキチンとしないと間抜けになっちゃいます。そう言えば、師匠「会では上調子入れるからね」と。ということは独り弾きがたくさんあるってことで頑張らないと!

 間って無意識で取れるのが一番良いんだけど、ふと迷うときがあって、そいうとき、フヨイとかヤとヨーイとかわかってると助かります。

 越後獅子の晒しの合方で、棹の下の方の音の練習したんでこの辺はちょっと進歩したかな。前は音が出ていても正解かどうかわからなかったのが、正解の音というのわかってきた感じ。そこを正確に押さえられるかどうかは別です(汗)。

本調子→二上がり と 女子東音会

 鶴亀練習してて、難しいなあと感じたこと。それは調子変えの感覚。今までけっこうアバウトにやっていました(汗)。トントン~トントン~、ってだいたい4回弾く余裕のある曲がおおかったんでそれでも別に不都合は感じなかったんです。師匠の音に合わせればOKだし。

 で、鶴亀は本調子からトン一発で変えて、トンツテドンいくので、一発でなるべく正しい二上がりにして次のトンで微調整くらいにしないといけないわけです。真面目な話、どれくらい角度回したらいいか大まかですが確認してみました。もとの調子とか室温とか色んな環境によって変わるんでしょうが、だいたいの基準ていうのは知っておきたかったので。思ったより回してない、と自分的には感じました。

 あとは実際に二の巻に手をかけて、どういう感じで回したらその角度近くになるかを反復あるのみ。なんとなくですがだんだん良くなってきている感じです。

 それから、私二の巻を上げるとき小指をかけると大きく上げられません。下げるのはできます。なんでやろ?上げる方向に回すとき小指がかけると力入らないんです。なので二上がりにするときは小指をかけずにグイッと回して、それから小指をかけながら押し込みを意識して微調整してます。師匠には特に何も言われないのでスルーしているんですが。小指かなり短いんでそのせいかな。

 ちなみにご存じない方のために説明すると、三味線の巻ってただ刺さっている状態なので少し押し込み気味に回さないと、キュルって緩んじゃいます。なので、一と三の巻は親指を糸倉にかけながら、二の巻は小指をかけながら回すのが基本です。

 師匠は基本通りかな。土曜日女子東音会でその辺観察してみたんですが、小指かけてないかたもチラホラ。要は緩まず調子変えができればいいことなんですけどね。その女子東音会では三の巻はキュルっとなった方はいったん三味線置いて巻き直してました。留めの方でした。タテで糸を切った方は、後見からすぐ替えの三味線がでてきました。もうお一方はお囃子のみになったときに三の糸をずらしていました。切れそうだったんでしょうね。30分近い曲だと糸が持たないこと多いんでしょうね。

 そうそう、その女子東音会なんですが、もとはみどケロさんのお師匠さんがご出演と言うことで聞きに行きました。そしたら、助演お囃子の中にマイ笛師匠がいらっしゃいまして、大変満足な演奏会になりました(^o^)。

 私ごときが三味線の感想を言うのもおこがましいのですが、東音の方の三味線は、清く正しく美しい、という感じがします。大薩摩なんかでも、もうちっと、あざとく派手にやってもいいようなときも割とサラッと弾く方が多い気がします。音、音程はもういうまでもなくキレイ。

 客席になんとなくいつもより男性が多い気がしたのは、男性は女性師匠につく方が多いのかな(笑)。なんとなくわからなくもないですが(笑)

 

長唄三味線のお稽古 「鶴亀」4

 師匠の前では暗譜度9割くらいかな。佐門譜と今藤で手が違うところに気を取られ、あれっ?となってしまうのはしょうがないかな。最後に、師匠から、いいんじゃない、とのお言葉もあり、これにて「鶴亀」は上がって、次回から「秋の色種」に戻ります。

 いつもこれくらい家で練習すれば曲は進むというのがよくわかりました(笑)。

千代田区 「芸能のつどい」に参加してきました

 稽古場に集合して合わせ練習、着替えをして、いざ日経ホールへ。できはどうだったかな?暗譜が飛ぶことはなかったけど勘所の精度は悪かったような気がします。これは普段師匠との練習では正しい音を師匠は出し続けてくださるので、瞬間的に修正することが可能なんですが、弟子同士だと私を含めて勘所怪しい人が多いので(汗)、隣の人と音が違うとあせるんですよね。自分が間違っている場合、隣の人が間違っている場合、いろいろあるんですが、やっかいなのはそうなってくると正しい音がわからなくなってしまいます。

 あと、今回スピーカーの音と生音のタイムラグがけっこうあって弾きづらかったです。舞台袖の師匠からは生音はキチンと合っていたとおっしゃっていたのですが、客席の前の方は2つ音が聞こえたと教えていただきました。これはホール側に何とか対処お願いしたいところです。

 打ち上げは中華。ビールと紹興酒をちょっといただきすぎて、記憶が…。家にはたどり着いていました(汗)。無事ではなく、何故か新調したばかりの眼鏡がなくなっていました。大反省…。

長唄 能管・篠笛お稽古 「勝三郎 連獅子」

 先日合わせ練習した「勝三郎 連獅子」の音源を聞いていただきました。ダメ出しとヒントをたくさん。

 出だしのヒィーヤーヒィーがせわしない。ヒィー、ヤー、ヒィーのバランスが悪い。一声のアシライ、もう少しゆったりと。中ノ高音は清涼山をイメージしてクリアな音で。

 翔りのアシライは、終わりを狙っているのが見え見え。ヒーウィヤーを少し長めに。

 竹笛は少しメってる感じがする。後息が浅くなっている。これは私も感じていてお三味線の音が少し高い、あるいは気温が下がってきているので笛が少し低くなっているのかもしれない。六半の笛で抑え目に吹くか、六で頑張って吹くかどちらかですね、と言われ。会場が大きいとお話しすると、じゃあ六で頑張って吹きましょう、と。変に合わせようと思わず大らかに吹くと良いですよと。

 打ち出しのあとのフー、ヒヒャーは、大皮が入ってからヒヒャーに行くと良い。狂いは、変なところで息継ぎ、音が切れている。

 段切れ、オヒャーリヤリの後、三味線のヨのかけ声を合図にヒィーと入る。ここ練習では完全に入り損ねてました。段切れオヒャーリヤリのリヤリ、薬指の上げが遅い。段切れはあまりモニャモニャしない方が良い。

 ざっと、こんな感じにご指導いただきました。今月はもう稽古ないのでこれで練習して勝連に臨みます。この後の話も出て、年明けおさらい会があるので、「老松」を次回からやりましょうという話になりました。汐汲、山桜の唄はちょっと置いときます。

長唄三味線 「替衣」合わせ練習

 8人ほど集まって合わせ練習。師匠からは一つ一つきちんとバチを当てて音を出すようにとの注意をいただいて合わせてみました。一回目はあちゃ~って感じでしたが、二回目三回目はまあそれなりの出来かなと。糸の調子合わせがまずは大事ですね。当日は早めに集まって練習もあるので、調子は安定しているかなと思います。

 個人的にはまずは暗譜を目標にしていたのでそれは大丈夫でした。晒しの合方で一ヶ所間違ってタイミングを覚えたヶ所があったのでそこは修正しないと。ここは練習用音源を切り貼りして作ったときに半拍間を空け損ねていました。

 終わった後何人かで軽く食べて飲んだんですが、そこであるお弟子さんから、夏に芸大の短期講座に参加したときに大阪から参加された方と一緒になって、その方は三味線と笛をお稽古しているそうで、このふくふくブログを読んでいるとのこと(汗)。あひゃ~、この世界かなり狭いですね(笑)。こんどコメントくださいね。音源もまたそのうち上げますので。

鶴亀・勝連の合わせ練習

 唄チーム、三味線チーム、囃子チーム集まっての初めての練習でした。このメンバーで私自身は4回目になるのでその点は気楽です。

 さて、いざ初めて合わせてみるとなかなかすんなりいきません。すんなりいかないのは主に呼吸とかタイミング。唄にプロの方がいるのでこの方に全体的な指導をしていただいています。例えば三味線線で流しバチの終わりの知らせる弾き方とかが重要になるんですが、普段お稽古しているときは師匠に合わせればそれで済むところ、自分がタテだと自分でそのあたりをリードしないといけないわけです。唄とかつられていつまでも終わらなかったり、逆に急に終わったりすると、唄やお囃子さんが困る訳です。

 この呼吸を合わせるのが、私たちアマには難しいところでもあり、また、勉強になるところでもあります。普段先生方の長唄演奏というのは超高度なやり取りで成り立っているというのがよくわかります。

 たぶん、今回の練習でポイントはハッキリ見えたので後は各自がそれに向かって精進あるのみです。残すは前日の下浚いのみ。たぶん時間があれば練習もやるでしょうが。

 三味線も笛も課題はいくつかあったので、要カイゼンです。

 今回あせったのは、もうすぐ鶴亀の練習というときに三味線の糸をしごいたら2の糸が切れたこと。三の糸は朝取り替えていたんですが、2の糸は大丈夫だろうとそのままにしていたのでしt。替えの糸を急いで張ってしごきまくりました。新しい糸は凄く伸びるのですぐ音が下がってしまうで。

 後、糸巻きがキュルキュルならなくて良かった。練習中はたまにあるんですよね。

 三味線では初めてだったので凄く疲れました…。

長唄三味線のお稽古 「替衣」

 「鶴亀」お稽古中なんですが、16日に出演があるのでそのお稽古をお願いしました。暗譜で弾くこと、師匠の替え手に引っ張られない、練習用の音を録音するのが今回のお稽古のメインイベント。

 暗譜したつもりだったんですが、替え手が入ると勝手が違うというか音が違って聞こえるので所々間違えてしまいます。ただ、自分的には95%くらい暗譜はできていると感じられたので良しとします。

 師匠の替え手に引っ張られない、は晒しの合方でもろくも崩れ去りました(笑)。あれ、出だしが難しいです。こっちが替え手っぽい。

 というわけで録音したものはそのまま使えないので、編集ソフトで上手く切り貼りして師匠の替え手入り練習音源を作りました。あとはこれで練習あるのみ。

 音源作るときのコツとして、頭に調子合わせの音を入れておくと便利です。

 「替衣」って曲名ではないんですが、もともと舞踊なんかで立ち方が着替える時間のつなぎに弾く合方のことを替衣って一門では呼んでます。チンチリレンとかチンチリレンくずし、チチリチ、トトロツなんかのメドレーです。今回、それだけども足らないので越後獅子の晒しの合方を冒頭に足しています。

 師匠の替衣は神業的に速いんですが、はたして私たちのどうなるでしょう。お楽しみです。

出演のお知らせ 川崎市 「邦楽祭」

会場:麻生文化センター(小田急線「新百合ヶ丘」駅北口歩2分)
日時:平成26年11月30日 13時開演

アマプロ混成ユニットで長唄「鶴亀」と「勝三郎 連獅子」で出演し、私は、「鶴亀」三味線、「勝三郎 連獅子」笛を勉強させていただきます。

「鶴亀」は13時半〜、「勝三郎 連獅子」は15時半〜
*時間はおおよそです。

チケットご入り用の方はコメントください。

出演のお知らせ(千代田区)

会場 日経ホール
日時 平成26年11月16日 11時開場
主催 千代田区 千代田区文化芸術の秋フェスティバル実行委員会

長唄三味線 杵屋邦寿師の弟子有志14名で出演します。

晒しの合方(越後獅子より)~チンチリレンくずし~チチリチ~トトロツ~チンチリレンのメドレーです。

出番は16時~17時頃の予定。