都立家政で見る阿呆

 何故か雨にたたられることの多い「かせい阿波おどり」。第35回だそうで、古さでいったら都内でもけっこう古くからある阿波おどりです。35回のうち10回くらい出たことあります(汗)。

 もともと事務所が流し踊りの通りに面しいるので、個人的にいつもビール片手に見る阿呆してました。あることがきっかけでお好きな方が集まるようになってきました。ちょっとだけ三味線なんか弾いたりして、その場にいる皆さんに踊っていただくみたいな趣向もあります。こんな楽しみ方もあっていいんじゃないでしょうか。

 さて、今年の最大の敵はお天気でした。どこの天気予報見ても夕方から雷雨…。2時半頃来ました。雷が鳴ってザーザー降りです。でも30分くらいで止んだかな。続いて4時頃来ました。でもこれも30分くらいで止んで、少し青空に。天はかせいを見捨てませんでした。この後は瞬間パラッときたのが1回あっただけで無事阿波おどり開催されました。

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 うちの前で、新のんきさんが組踊りをスタートです。最近伸び盛りの連という印象を受けます。2~3人ずつ真ん中に出てきてひと踊り、こういった輪踊り風の演出好きです。一人一人じっくり見られるし、踊る方もどれだけ魅せられるか、集団演舞じゃない個人の見せ所です。

 今年は、出演のない連の方が何人も顔だしてくれました。そしてこの場所をきっかけにまた人の輪がつながっていく。なんかいいですね。阿波踊りの好きな人、地元の人、三味線関係のひと、いろんな方が楽しい空間を共有していました。阿波おどりの作り出す、一種の不思議なパワーを感じました。

 また、来年「ふくふく亭」でお待ちしています。

 今回の後悔。あの卵焼きの写メを撮っていなかったこと。美味しかった!!

小金井阿波おどりでした

 大きな通りの流し、ロータリーをぐるっと回る流し、駅前での組踊り、商店街での組踊り、4ヶ所の演舞場がある阿波おどり大会。なんとな~くですが、広さ的な規模に比べるとお客様が少なかったような…。老舗の阿波おどり大会が閉鎖に追い込まれる、みたいな話もチラホラ聞く昨今、余計な心配をしてしまいます。お祭り的な何かが足らないのかな。

 土曜日は雨の心配なしの猛暑日。始まる前から暑さで夏バテ気味です。これはいかんと思い、控え室近くのすき家のうな丼のポスターに惹かれ入店。美味かった~。
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 控え室入って三味線としては、まず三味線を組み立てたい。組み立てたら早く着替えて、三味線のチェックに入りたい、というのが本音です。今回は前のこともあったので、自分以外の三味線も糸をしごいたり、巻き直したりしました。

 それでも1回目の流しは途中から音が駄々下がりです。二の糸がけっこう下がるんですよね。当たり前でジャンジャン弾いてますから。三の糸は下がっても勘所でけっこう調整できますが、二の糸は開放弦で弾いてますから調整できません。1回目の流しの時は途中であまりに気持ち悪いので二の糸直しました。本当は1回目であろうとなかろうとそれをしないで済むようにしたいんですが…。

 ラス前の流しは三味線の音が揃っていて、あ~、いいよね~、と思いながら弾いていました。音が揃うと共鳴して増幅してすごくいいんです。このクオリティを1本目の流しからできるようにしないと。

 組踊りは全体的に見るとプチトラブルはありましたが、大過なく演舞することができました。

 控え室でプチ打ち上げ。私は土曜日のみなので、二次会に迷いなく参加。高いタクシー代でしたが、楽しく演奏できたので満足・満足。連長始め連員のみな様に感謝。また見に来ていただいた方々ありがとうございました。

長唄三味線のお稽古 「秋の色種」10

 上がれませんでした~。師匠から、だいぶスムースに弾けるようになってきましたね、と、更に、もう少しですね、と。自分でもだいぶ弾ける感じにはなっていたんですが、何ヶ所か引っかかってしまいました。やはり、最初から最後まで、引っかからずに弾くのは最低条件ですね。

 特に三下がりの、棹を下の方を使うところが難しい。上の方から、急に下の方に来るので激ムズです。これはもう回数こなすしかないですね。

 8月は師匠は大阪の方で舞台に出るので稽古はお休みです。その間しっかり練習して、次こそ上がれるにしないと。でも、8月は阿波で忙しいのよね(笑)。

京王通り商店会で阿波おどり

 去年は見に行ってたなあ~。今年は出る側でした。

↓京王通り商店会とはこんな感じの商店会です。
http://koganenosato.org/detail/mal/mal0003.html

 連の先輩に聞いた話だと、この商店会の北側に大きな団地ができて、それから賑わった商店会だそうです。しか~し、京王ストアがサンドラッグになってた!!

 阿波おどりは二部制で、一部がたなし連さんとさくら連の二連、二部が波奴連さんが加わっての三連の出演です。北に向かって短い流し踊り、その後組踊り、最後南向きに合同流しという段取りです。

 たなしさんには個人的な知り合いも多いので控え室でご挨拶。波奴連さんは初めてなので見るの楽しみです。

流し踊り

組踊り

 反省点はいくつかあるんですが、組踊りでの三味線チームはまずまずのクオリティだったかなと。個人的には11番(どんとつ)の音が勘所甘いのと、粒が全然立ってないのが反省点。

 流し踊りは調弦ですね。新人さんが弾ける、音が出るようになるのは嬉しいことなんですが、調子が狂っていても平気でジャンジャン弾いてくるので、別な意味で難しい(汗)。地道に身につけてもらうようにしていかないと。ただ、楽しんでもらうのが第一歩なので、そこは良かったと思います。

 一部が終わって控え室に戻ると、雷と雨。結局二部は中止になりました。一部ができて良かった&雨に濡れずに済んで良かったです。着替えて控え室を出る頃には雨止んでました。波奴連さんと一緒にできなかったのは残念でした。

 いよいよ、小金井本番です。

かせい阿波おどり のお知らせ

 私の地元の阿波おどりが今週末に開催されます。

7月27日(日) 17:30-20:30

かせい連、杉並区役所さざんか連、天狗連、目黒銀座連、東京新のんき連、練馬つくし連、中村橋新連、粋輦、舞蝶連

 昨年の出場連に、さざんか連さんが復活して合計9連の出演です。また開始時間も30分遅らせたので夜の時間が増えました。これは個人的には嬉しいです。

 見る阿呆にいらっしゃる方は、お休み処「ふくふく亭」にお立ち寄りください。昨年は事務所建て替えのため工事中、お休み処もお休みでしたが建物も完成し、お休み処も再開です。冷たいビールをご馳走しますよ。

*本当は連の出演がある日なんですが、この日だけはお許しいただいて、地元の阿波おどりを楽しませていただきます。連のみな様に感謝です。

長唄 能管・篠笛お稽古 「勝三郎 連獅子」1

 今年の秋に舞台で吹く曲です。吹く手は基本全部さらったことがあるんですが、そこは素人忘れているところも多いので稽古を付けていただきます。

一声
クリ
中ノ高音
突っかけ
翔りアシライ
竹笛

 取りあえず、ざーっと楽まで。クリとか中ノ高音の入れるタイミングは大小を聞いて入る。そういうところはプロの先生でないとわからないところです。ツ・チョン・チを聞いてからクリに入るとかですね。楽が怪しかった。本番ではここは抜かれる予定です。楽も太鼓を聞いて入るタイミングを間違えないように。

 今日のお稽古雑談で、Facebookでふくふくさんが阿波おどりの三味線弾いているの見ましたよ、と師匠に言われびっくり!自分ではアップしてなくてもタグ付けされると他のユーザーに見えるんですね。師匠はタグは承認制にしているそうです。自分Facebookの仕組みよくわかってないのがよくわかりました。ちょっと勉強しとかないと。

長唄三味線のお稽古 「秋の色種」9

 日記1回飛ばしたようですm(_ _)m

 最後の三下がりが全然ダメでした(涙)。あまり練習していなかったので当たり前なんですが…。本調子の虫の合方、とか二上がりの琴の合方とかは練習していたんですが、どうも三下がりの部分が後回しになって、時間切れで練習してなかったってパターンです。

 ん~、今度三下がり→二上がり→本調子の順番で練習しよう。そうしないと三下がりまで行くとヘロヘロになっているし(汗)。この曲通しで練習すると長いんですよ。

 今月あと1回稽古で8月は師匠が南座でお仕事があり、稽古はありません。次回で上がれるかなあ?

下町七夕祭りで阿波おどり

https://www.facebook.com/KoganeiSakuraRen/photos/pcb.820032638029585/820030718029777/?type=1&theater

 天気は恐るべし浅草雷連パワーで晴れ!でした。それでも昨年よりは楽だったとか。場所的には道具街の方から浅草ロックにむかう商店街通りでの七夕イベントへの出演です。天気も良いし、場所柄観光客も多いし、道に人があふれんばかりでした。まあ、阿波おどりを目当ての方以外の方が大多数だと思いますが(汗)。屋台の出店もたくさん出ていて、美味しい臭いがしていて、喉が渇きましたよ。終わってから、もちろん行きましたよ。焼き鳥屋へ。

 浅草って土地柄か三味線弾いている方も多いんでしょうね。「どうやって弾くの?」「この三味線高かったでしょう」とか、私じゃありませんけど「バチの持ち方、ちょっと違うわね」とかご指導いただいたりとかしました。連の合方も、三味線の手許とか見る人が多かった、と言ってました。他ではちょっとない感じでした。

 総踊りでみなさんの参加が少なかったのがちょっと残念でした。あのやり方だとちょっと入りにくかったかもしれません。踊り教室やって、その流れでやるのが一番良いんですが、時間とかの制約もあったのだと思います。

 三味線は個人的にもチーム的にも課題がはっきりでましたね。ちょっといろいろ考えてやらないといけいない、と思うんだけどやり過ぎてもだめだしなあ〜。でも、他人様に聞かせるにはちょっと厳しい感じですから、出る以上はあるレベルまでいかないといけないし、出る人にもその意識を持ってもらわないと。

 最後に連でいつもの記念撮影しましたが、カメラを持つ方々が対面にズラーッと並んでいたのは面白かったです(笑)。

長唄 能管・篠笛お稽古 「操三番叟」5

 上がりましたが、演奏自体はボロボロでした。竹田以外の竹笛(篠笛)が2ヶ所あるのですが、いずれも能管を吹いた直後になり、持ち替えであたふたしてしまいます。こういった能管終わってすぐ竹笛っていう曲は今までなかったように思う。

 能管を置く、ここまではいいのです。竹笛を持って構えるときに、今までの曲だと笛を手にとって膝の上で、右手の指を指穴に合わせて置き、それから左手を唄口のところに添えて口元に上げ、その後左手を滑らせ構えます。この一連の動作を素早くやらねば、と思うと慌ててしまい、特に右手の指が外れてしまいます。

 言うまでもなく、竹田のところはこの数倍の速さで持ち替えないといけないので、稽古ではみごと撃沈でした。特に能管→竹笛の持ち替えが難しい。竹笛→能管はまだなんとか間に合ってました。間に合わせた感たっぷりの音でしたが…。これを慌てた感なく吹くには相当な慣れが必要ですね。

 その他ダメ出しいただいたところ、ヒィーヤー、ヒィーが重すぎる。それだと次第のヒィーヤー、ヒィーですとのこと。あと、三番地がもっと唱歌っぽく聞こえるように吹くこと。ヒウイヤロと書いてあるけど、読みはヒューイヤロっぽいのかな。師匠のお手本聞くとヒューイヤロっぽい。

 三番地の笛に関しては、地の手事のバリエーションがいくつか必要だと感じました。取りあえず、これお吹いていれば間違いない、というのばかりだとさすがにワンパターン。とくに終わるときの手を覚えて、どれを吹いても三番地だと聞こえるようにしないと。こういうのは場数がものをいうので次回また三番叟ものを稽古するときがあるだろうから、身につけておきたい。

 で、時間が余って次何しましょうか?と聞かれたので「勝三郎 連獅子」をお願いしました。秋に川崎の邦楽祭に笛で出る予定の曲です。じゃあ、「狂い」をちょっとやっておきましょうか、と言われドキッ!少し練習していたので何とか吹けましたが、CDに合わせての演奏、そうプロの演奏なので速い!です。振り落とされそうになりながらも何とか。この辺はちょっとは成長しているようです。