最近2ヶ月に1回ほどしか稽古に行けてない江戸囃子です。玉に合わせて笛を吹くというのはいったん上がりになり、今回は何をやるのかな?と思いつつ師匠の前へ。ここでちょっと説明すると、ひとっ囃子・秘曲・寿獅子をやれば取りあえず、一通りの曲はやったことになります。師匠から、中ノ切の替え手はやりましたか、とか四丁目を上げないで中ノ切にはいるのをやりましたか、とか聞かれました。けっこうやってるんですよね私。できるかどうかは置いといて。で、最後に出てきたのが、「つめ打ち」でした。附け本の最後に解説でこのつめ打ちのことが出てきます。師匠によれば、このつめ打ちもいろんなやり方があるとのこと。2種類ほどお稽古していただきました。
で、稽古の最後に今後の稽古についてお願いをさせていただきました。もし新しく何かをやるとしたら神楽囃子になると思います。江戸里神楽の伴奏というわけです。この領域は個人的見解ですが職分の世界(もしくはそれに近い世界)で、素人が生半可なことではできる世界ではないというふうに受け止めています。先輩が何人か神楽囃子のお稽古しているのを拝見して、いつかやりたい、と思ったこともあったのですが、今はそれよりも、ひとっ囃子・秘曲・寿獅子をもっともっと磨き上げたいという思いが強いのです。なので、もう一度秘曲とか、今までやったことの復習をしたいとお願いいたしました。あと、10才若かったら違う選択をしたでしょうね。
あと、神楽囃子に踏み込めない理由として、習っても披露する場がまあほとんどないんです。私はけっこう地味な性格なんですが、習ったことについては他人様に披露したいという性格なのです(汗)。自分でも意外ですがそうなんです。祭囃子なら三社祭でできるわけです。
と言う訳で今後の道筋を決めることができ、やる気がまた湧いてきました。たぶん自分でも少し迷いがあったんだと思います。まずは祭囃子を磨くぞ!
太鼓の方はひとっ囃子を締太鼓と大太鼓で。なかなか鉦は触らせてもらえませんね。でもあせらずその時を待ちます。締太鼓はいかに流れの中で締太鼓を打つか、というのが今回のテーマ。おおざっぱに言うと常に動いているなかで太鼓を打つ、ということ。
自分的に太鼓のテーマは秘曲をまず暗譜すること。ひとっ囃子の鉦を暗譜することかな。