長唄 能管・篠笛お稽古 「操三番叟」1

 今日から「操三番叟」です。三番叟は元はお能から来たものです。五穀豊穣を願う祈祷の踊りと音楽と考えるとわかりやすいかも。この三番叟、能、長唄に限らず、文楽であったり、新内であったり、民謡、民俗芸能、祭礼、あらゆるものにあるそうです。

 長唄の三番叟もさらにいろんな三番叟があって、他に「雛鶴三番叟」「舌出し三番叟」「翁千歳三番叟」があります。この「操三番叟」人形振りの舞踊になっていてひじょうに面白いです。人形振りって、現代で言うとロボットダンスになるのかな。現代の若い人が見ても凄く面白いと思います。

 で、三番叟の音楽なんですが、祈祷の音楽なので、単純な音の繰り返しです。特に笛と鼓はフレーズの繰り返しを何回も行い、聞いている人をトランス状態に持って行きます(笑)。なんか聞いてると入り込んでしまう、って感じです。

 初回の稽古は全体的な流れの説明。一通りの説明を聞いて、ふぅ~、これ覚えるの大変そう…。というほが感想です。とにかく珍しく笛の出番が多い曲です。

 本日は「下がり端」「大ユリ」「三番地」を手を確認しながら吹いて終わりました。

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