7:28~8:50 笛吹いてます。ちょうど一之宮の受け渡しのところですね。
1回目の一之宮かな
7:28~8:50 笛吹いてます。ちょうど一之宮の受け渡しのところですね。
1回目の一之宮かな
心配されたお天気も土曜日朝にぱらついたくらいで、後はいい祭日和でした。応援に来ていただいたみなさまありがとうございました。やっぱり三社祭はいいですね。町中が祭です。プラス観音裏は見番があるので手古舞姿のお姉さんやら芸者さんやらが行き来するのでいっそう華やかです。
金曜の午後の掛け屋台の飾り付けから参加し、宵宮、土曜日の連合渡御、日曜日の本社神輿渡御、たっぷり楽しんできました。
・宵宮は5656横掛け屋台
・土曜日は午前中宮入する町会神輿の連合渡御を5656で、3時くらいに浅草警察向かいの魚屋さんへ移動して、東部六ヶ町渡御
・日曜日は、朝6時から本社神輿宮出しに合わせて5656で朝囃子。言問通りに出てきた本社神輿をお見送りしてから、魚屋さんへ移動。一の宮がここを三回通るのに合わせてお囃子。夜5656に戻って宮入する二の宮(だったかな?)を見送りながらお囃子して終了。見送った後なぜか綺麗どころの芸者さんや、お客様が屋台前に集まってきたので、いつもより長めに演奏して最後上げ屋台で終了でした。
今回いろいろ思ったことがあるのでその辺りの話をします。
笛を吹く方が全部で8名くらいいるのかな。1日だけ参加の方とか、まったく吹かれなかった方もいるんですが、その中にまあ腕前的に同じくらいの稽古仲間のおじさんが2人います。稽古場が違ったり、時間が違ってなかなか会う機会がないんですが今回、その2人のおじさんがそれぞれ上手くなってるなあ、と感じました。特に夜に聞いたらすごくいい笛を吹かれていました。ちょっと話したら投げ合いをたくさん吹いたのでいい感じになってきたそうです。そう、祭の本番を経験することでグーンと力が伸びるんですよね。それを強く感じました。日頃の稽古の積み重ねが本番を経験することで、いい結果につながってくるんですね。私が本番を重要視しているのもまさにそこにあるわけです。
それから今年実質初参加の笛を稽古している女性なんですが、本番に強い女性でした。投げ合いのメロディこそ少ないですが音を切らすことなく長く吹ける。それとひとっ囃子も最初こそ横でわたしが唱歌を歌ってサポートしながらでしたが、わりと上手く太鼓に合わせてました。太鼓に合わせてのひとっ囃子難しいんですよね。土曜日のみの参加でしたが、魚屋さん前の連合渡御のときは彼女かけっこう長く吹いてくれたので楽でした(^o^)。
私自身は日曜日午後は魚屋さんでズーッといたんですが、このときは笛は私一人。ありがたいことに信用をいただいているようです。最近ちょっと長く吹くことに自信を失っていたんですが、その後の練習やら吹き方の見直し何やらで、本番無事吹き通すことができ、責任を果たせたかな、とホッとしています。
さて、昨年上げた課題の状況はというと。
>今後の課題
>・音色・節回しの向上
この一年だいぶ改善できたように思う。あくまで自己評価ですが。
>・鎌倉の引き出し更に増やす
引き出しは増えた。今年は長い鎌倉を吹く機会があまりなかった。
>・スタミナ
本番直前一番心配だったが、終わってみると去年より余裕があったように思う。直前の長時間連続吹きっぱなし練習が効いたかも。
>・大太鼓
土曜日まではまだ迷いがあったが、日曜日の最後の最後でなんかつかめたかも。ドドストストストの間がとれるようになった(かも)。
>・鉦
これはまだ。まだ四助にはなれてないんだろうな。
総括するとなんとなくだけど江戸囃子の笛吹きとして少し自信が持てるようになってきた。なぜそう思うかというと、以前は脇に控えの笛吹きがいないと凄く不安だったのが、今年の日曜日の魚屋さん前とかで自分しかいなくても不安に思うことが無かったんです。まあ、30分くらいなら吹き続けられるという自信が持てるようになれたからだと思う。師匠とか会のトップの笛方さんは1時間以上吹けるので、それに比べれば未だ未だですが、最低のスタート位置に立てた気がします。
太鼓の方は実は大太鼓を打つ機会が多かったんですが、最後の最後でなんとなくつかめてきた感じがあった。ただバリエーションが少なすぎるのでこれは今後もっと増やしていきたい。大太鼓のいい囃子ってかっこいいと思うから。締太鼓は地を転がすのがまだまだ不安定。もっと安定させたい。
三社祭
15日(金) 18:00~21:00 : 宵宮
16日(土) 10:00~20:30 : 町内神輿連合渡御
17日(日) 06:00~20:00 : 本社神輿渡御
浅草観音裏ゴロゴロ会館横の掛け屋台
浅草見番前
浅草五丁目(浅草警察向かい魚屋さん前)
山桜会による祭囃子は上記場所にて奉納演奏予定
私、宵宮はゴロゴロ会館、土曜日・日曜日は未確定ですが、魚屋さん前にいることがここ数年多いです。ゆっくり囃子を聞きたいという方は宵宮がお勧めです(^o^)
今年も神様の前で演奏する機会をいただきました。タテで打ち込みを打ったときは心臓バクバクでした。笛は去年喉がカラカラになったんですが、今年は手の汗が凄かった。こんなになること最近ではないのに、若山先生は私にとってやはり神様だからだと思います。笛が滑って四丁目の終わりがメタメタでしたが、上げ屋台で持ち直せたのは成長の証しかな、と自画自賛しときます。
写真は稽古前に神田祭見に行ったときのもの、神幸祭の写真と須田二の神酒所、最後写真は神様を下谷神社にお送りして、神楽を拝見。師匠が吹いてます!
さあ、いよいよ三社祭だあ!
師匠の都合で1回稽古がキャンセルになったので久しぶりです。今回は急ノ舞と羯鼓の能管を中心に稽古つけていただきました。音源は美学なんですが、この急ノ舞はメチャ速です。師匠もこれだけ速いのは、実際はまあほとんどない、とのこと。5回ほど繰り返してようやくOK。
羯鼓も迷子になりそうな手です。こちら3回ほど吹きました。
娘道成寺で笛的に大変そうなのが、この急ノ舞と羯鼓です。秋までに時間があるので後は家で練習して、演奏会前にもう1~2度さらえば大丈夫でしょうとなり上がりました。
長唄の笛のお稽古は最近こんな感じです。師匠との稽古は曲の解説、きっかけの確認、お手本、等でまずはどう吹いたらいいか道筋を示してもらって、私がある程度吹けたらもう上がり、後は家でよく練習しなさいみたいな。
この急ノ舞と羯鼓を格好良く吹けるよう頑張ろう!
銀座五丁目東町会さまにお呼びいただいて神輿渡御に江戸囃子で応援させていただきました。着替えの場所から備品をお借りしたりするなど大変お世話になり、ありがとうございました。お囃子の会の皆様も太鼓の準備等お世話になりました。そういうところではなかなかお手伝いできないので、いつも感謝感謝です。
鉄砲洲稲荷神社は駅でいうと、日比谷線八丁堀駅が近く住所でいうと中央区湊になりますが、銀座あたりも氏子さんになっています。なんと!歌舞伎座も氏子さんなのです。今回お世話になった銀座五丁目東町会さまはその歌舞伎座のすぐ近くです。
この日は銀座地区の神輿の連合渡御があり、各神輿が歌舞伎座横に集まって京橋公園まで。その後は五丁目東町会の神輿について囃しました。スタートは、新橋演舞場横の五丁目東町会の神酒所で、歌舞伎座脇、あちこち回って金田中前を経て最後神酒所に戻って納めるところまで。
底抜けがないので、テーブルに緋毛氈を敷いてそこに太鼓をセッティングして演奏。神輿を見送ったら撤収・移動・セッティングしてまた演奏というスタイルでした。9回くらい移動したかな。でも、歌舞伎座脇とか金田中の前、新橋演舞場の横で演奏できるという貴重な経験を積むことができました。金田中前ではお接待で、いなり寿司の鉄砲巻き、冷えた日本酒にレモンの入ったお酒をいただきましたが、さすがに美味かったです。
師匠の笛もたくさん聞けて良かった。途中風が強くなったんですが、師匠だとそんなのもあまり関係ないんですよね。自分は締太鼓・大太鼓を打って、最後の神酒所に神輿が納まるときに笛でした。最後名残惜しくてなかなか納まらないんですよ。それがまたいいですね。一人では吹ききれなく、先輩と二人で交代で吹きました。ホントは一人で吹ききるくらいにならないとダメですね。
本番って楽しいのもあるんですが、自分の限界がよくわかります。わかるっていうか練習ではなかなかわからないところが露わになる、っていう感じでしょうか。その露わになったところを修正するようまた練習する。なので本番は大事なんです。
ちょっと前回の山王際でも感じたんですが、投げ合いの笛持久力が落ちてきています。特に最初に出なくなるのが、串中の中の音。家での練習ではけっこう長く吹いてもそうならないんですが、今回の本番でもそうなったから、問題ありです。唇の感覚が麻痺したっぽくなるとダメです。家に帰って今の状況なら再現できるだろうと思って練習したら、何となく原因はわかった気がします。
おそらくですが、自分は唇で作る息穴が少し右寄りです。過去にもこれは日記に書いたことがあるのでわかっていたことなんですが、ここのところ普通に真ん中に笛を構えて吹いても大丈夫だったんで、それはもう忘れていました。ところが長く吹いて唇の感覚が無くなってくると息穴が前のように右にズレ、また息のビームも太く荒くなって中が鳴らなくなる。ほかの音はそれでも出せるんですが、中は一番鳴るポイントが狭いんでしょう。
疲れた状態でいかに笛を吹き続けるか。これは江戸囃子の笛吹きには必須の力です。あと10日で三社祭なのでその辺修正していきたいと思います。
やっぱり祭はたのしいなあ!
昨日、女子東音会の演奏会第一部を聞きに行きました。みどケロさんの師匠がご出演とのことです。そういえば最近女子東音の演奏会によく行ってる気がする。
演奏的に一番心に残ったのは「筑摩川」でした。ん~、格好良かったです。あんな風に弾けたらすごくかっこいい。いつか自分が弾いてみたいという意味ですごく心に残りました。家に帰ってうちの師匠の過去のお浚い会の番組表を見たらあったので、解説を読んでみると。
明治12年に、河竹黙阿弥の書き下ろした「加賀騒動」の「筑摩川出水の場」の背景として作曲されたのが本曲である。大薩摩の豪快な手が「忍びの合方」「千鳥の合方」「幕三重」など、芝居の下座で使用される長唄の合方と融合している。とありました。
あとは、鏡獅子の竹笛はきれいで良い曲だなあ。ここだけでいいから吹きたい曲です。乱序は参考になりました。自分であれだけやると聞いていてもすごく良くわかるようになりました。
さて、本題について。番組表に長唄東音会「会友」「師範会友」の認定制度について、という案内が載っていました。読むと東音風の長唄を正しく伝承し広く普及するために「会友」「師範会友」という資格認定制度を設ける、とありました。
この東音風というのがよくわからないところです。流派によって歌い方、弾き方が違うというのがありますが、もともと東音というのは流派じゃないんですよね。この辺私勉強足りてなくてすいません。東音風に唄う、弾くというのはどういうことなんでしょうか?イメージ的は最大公約数的な芸風ということになりそうなんですが。
ちょっと気になったので書きました。
三社祭まであと一ヶ月なんですよね。東京はそろそろ春のお祭りシーズンに突入します。東京の下町地区のお祭りはほとんど5~6月に行われ、西の方の地区は秋に行われています。なのでうちのところの神社は8月終わり頃です。
諸説あるんですが、西の方はもともと農村地区で春は田植えで忙しい。もともと収穫祭という意味合いがあるので秋にお祭りをやる、という説があります。
笛のお稽古、秘曲シリーズも2月で一応ひと区切り付いた感じなので、ひとっ囃子のお稽古をお願いいたしました。で、実は今回の稽古に臨んで、いろいろと自分なりに研究工夫を家で練習してきました。屋台・昇殿・鎌倉、それぞれに今まで見て聞いた師匠の音を真似ようとしたり、古いCDの音を真似る工夫の練習です。
なので稽古前すごく緊張していました。師匠が教えてくれた工夫を練習してきたことはありましたが、今回はそうではないのです。ふくふくさん、なんですかそれは!とダメ出してんこ盛りの可能性があるです。
吹き始めても緊張は止まりません。工夫してきたところをうまく吹けなかったり、何より緊張で後半口の中がカラカラになって音を出すのもきつくなったりしました。こんな風になったのは家元の前で吹いて以来です。どれだけ緊張していたかわかると思います。それでもなんとか最後まで吹けるようになったのは多少地力がついたのだと思います。
吹き終わって、いろいろと工夫してきているね、と師匠。で、屋台と昇殿はスルー(あとでよく吹けていたよ、とのこと)、鎌倉はちょっと危ないかなあ、という講評でした。そうなんです。鎌倉は長い鎌倉を吹いたのです。師匠が吹いたフレーズやCDのフレーズを参考に少し長めに吹いたのです。
鎌倉は勢いで吹く曲ではなく、笛を聞かせる曲で、師匠曰く、屋台・昇殿・四丁目より鎌倉が上手いね、と言われる笛吹きになりなさい、と。そうでない笛吹きが多いともおっしゃっていました。
というわけで、鎌倉のフレーズを吹きながら、ここはもう少しこうした方がいいよとか、ここは変えた方がいいよ、とか教えていただきました。鎌倉はいわゆる節回しがとても重要です。太鼓の間の中で、シマったり、ノッたり、自由自在に動く感じ。あと、節尻のまとめかたをいろいろ工夫するようアドバイスいただきました。
太鼓の方は、ひとっ囃子を締太鼓タテ・ワキ、大太鼓でやりました。先玉をけっこう練習していたので、師匠からも今まで一番いいと、お褒めの言葉。その代わり、後ダマは失敗しました(汗)。大太鼓のドドストストストがホントに下手で、入る前にバチを動かしていたら、それは止めるように、と。その代わり、締太鼓のテレツクのテレでコミを取って打ち始めるといいよと言われ、それで練習してみるとなかなか良い感じです。打ち始めは間が細かいのでバチを上げすぎないよう気をつけること。
結局今回も鉦を練習することなくお祭りを迎えることになってしまいました。ここはちょっと残念。太鼓系がまだまだ不安定と師匠のご判断だと思いますし、その通りなのです。ここが安定して始めて鉦のお稽古が許されるのだろうと思います。鉦は四助とも言って、他のパートを助ける役目ですから何より間が安定して打てないとダメなわけです。
でも焦らず続けていけば、いつかはそこまでいけると思うので、何よりお祭りを楽しんで、笛吹いて太鼓を打ちたいと思います。
お浚い会が終わって初めてのお稽古でした。師匠から何にする?と聞かれましたので、シェフのお任せで、とお願いしました。譜面をぱらぱらとめくりながら、外記猿やったけ?と聞かれ、やってませんと、と答え、はい、これで外記猿に決定です。
猿牽きのお話しです。靭猿も有名ですが、こちらもよく番組で出てるようです。ちなみに、「げきざる」と読みます。昔、外記節というのがあったそうで、その手法・旋律を取り入れた曲だそうです。長唄の中に外記節三曲と言われる、外記節を復活を目指して杵屋六左衛門が作った「外記猿」「石橋」「傀儡師」がそれに当たります。が、外記節の臭いはあまりしないそうです。そもそも外記節がよくわからない自分(汗)。
最初の方をチラッと浚いますが、あ~、こういう感じ。こういうのあまりやってこなかったからいいかも、と思いました。自分的に長唄の曲は大きく言うと二つに分かれていて、唄に三味線を合わせていくものと、三味線の流れの中に唄があるもの。前者が語りもの、後者が唄もの、と言うんでしょうか。あくまで自分の感覚的なものです。
で、自分は唄もの=メロディアス、なものが好きなんですね。なので、自分で曲を選ぶと自ずとそっち系になっちゃいます。今回、シェフのお任せでお願いしたのも、こういう師匠の選曲を期待していたからかもしれません。
というわけでお猿さん、よろしくお願いしますね。ウッキー!
先日、長唄三味線のお浚い会が終わりました。今は風のない凪のような状態、気持ちもフラットな感じです。阿波おどりで野外出演が今週末馬込であるので、そっちの方を練習しとかないといけないなあくらいです。
あれだけ弾いていた「秋の色種」もお浚い会が終わった後は嘘のように弾いてません(汗)。次何をやりたいか考えたり、候補曲を聴いたりもしているんですが、こう何かビーンと来る曲がまだ見つかっていません。強いていえば曲じゃないけど、以前団体で出たときの「まつり」という組曲に入っていた椀久の玉を一回やっておきたい。二年前の時はひたすら地を弾いていたところです。
長唄笛の方は娘道成寺を秋に吹くのですが、笛的にすごくやっかいとかいうことはないので、焦らずやっていこうかな、と。強いていえば鞨鼓の能管が難しいかな。
今、ちょろちょろやっているのは、江戸囃子。三社祭なんですが、あと一ヶ月半なんです!笛は持久力も必要になってくるので、今からひとっ囃子吹いたり、鎌倉を長く吹いたりして鍛えています。師匠の音を徹底的に真似ようというのが最近の練習のテーマです。
今だから言えるんですが、附け通りに吹いてもそれだけだと更なる上達はないんです。師匠のような笛を吹くには、色んな工夫が必要なんです。師匠はヒントくれます。くれる方だと思います。後は、自分でそれを消化して自分なりの工夫に結びつけないといけません。
ここからがほんとの修行かもしれません。それができる基礎がようやくできた気がします。笛に関しては長唄の笛も同じよう立ち位置だと思います。これからが本格的鍛錬。一方三味線線は、まだまだ小学生なんだろうと思います。これから何年かして、そういうことが見える、感じることができればなあ、と。
阿波おどりのぞめき三味線もまだまだ子供。いつも自分だけで目一杯になってしまう。もっと三味線というものを自在に操れるようになりたい。長唄三味線もそうですが、もう経験値が少ないことが一番弱点かなと。自信を持って弾けるようになりたいです。