長唄 能管・篠笛お稽古 「勧進帳」

 先週お稽古の予定でしたが、年度末で忙しくてキャンセル。その後もろくに稽古できずに稽古日を迎えてしまいました(汗)。三味線のお浚い会も終わり、七福神も終わって、ちょっと気が抜けています。あと、今ちょっと一生一度の大仕事に取りかかっていて、そっちに気が向いているということもあるかな。

 まずは、約束していた「七福神」の録音を聞いて頂きました。私の師匠はお浚い会ないので、師匠の前で発表会みたいな感じで吹く機会がありません。一方私が外で笛を吹くことはご存知で応援して頂いております。一応弟子ですから、その弟子の様子は気になっていたことと想像します。今回の七福神の結果は、それまでの曲より出来映えを気にされていたようなので、録音お聞きになりますか?是非聞いてみたい!となりました。

 ラジカセにコード接続して再生。再生中はテスト用紙を採点してもらっている学生みたいな気分。一応自分なりに手応えは感じてはいたものの、こうして改めて師匠に聞いていただくと、ダメ出しいっぱいあるだろうなとの不安な気持ちになります。再生終了。よく吹けてます。ふくふくさんけっこうやりますね。とのこと。やったー!\(・o・)/。けっこうやりますね、というひと言が正直に嬉しかったですね。総評は、プロでもあれっ?ってなることがあるこの曲をあれっ?って思うことなく最後まで聞けた。相当練習しましたね、と。すぐの話じゃないけど、紀尾井小ホールでやる会に今度一番出てみませんか?さすがに気が臆してそんなの無理です、とお答えしたんですが、まあ頭の片隅に入れておいてくださいとのこと。新たなる展開が。

 とここまではちょっと嬉しい楽しい気持ちでしたが、肝心の「勧進帳」お稽古の方はというと…、撃沈。これを自信を持って吹けるようになるには、まだまだです。でもいつかは吹けるようになりたい。

 ノットのところに呂音で三~一の音が出てくるんですが、これが激ムズ。見事に音が出ません。練習では多少なりとも出ていたんですが…。この低い呂音、能管によって全く出ない能管もあるとか。私の能管はちょっと細身なので出にくいかもしれませんね、と師匠。師匠の出す呂音は桁が3桁くらい違います。

 ここから能管の話へ。以前にも言われた、将来的にはもっとパワフルな能管が良いかもしれませんね、とのこと。私も替えた方がいいのかなと思っていたので、その旨お伝えすると…。師匠曰く。安い買い物ではないのであせる必要はないです。本当に替えた方がいいと思えるようになるまで待った方がいいですよとのこと。そう言われると、今の能管でやり尽くした感はない。まだまだこの能管の能力を出し切れてない感が大きい。まだこの能管で頑張らないといけないんだなあ、という気持ちに。

 取りあえず、今回で「勧進帳」は上がり。次回から「娘七草」です。

長唄 能管・篠笛お稽古 「勧進帳」

 先日の「若獅子会」のときのお話からスタート。やはり大きな出演を終えてホッとされたそうです。若獅子Ⅲはやはり、バリ、だったそうです。なかなかお休みが取れないそうで、そいうばちょっとお疲れ気味のご様子でした。

 で、次に聞かれたのが「七福神」どうでした?と(笑)。師匠も気にされていたようで、ありがたいことです。何とか無事に吹けました、とお答えすると、「事故無く終われば立派なもんです」と。確かに事故が起きやすそうな曲でした。録音を聞いてみたいそうで、次回録音をお聴かせすることになってしまいました(汗)。

 ようやく「勧進帳」です。まずは伊十郎全集バージョンに合わせて吹きます。中ノ舞、延年の舞、二段目、とかです。だんだんノってくるのですが指が回りません。師匠もここは笛がもたれては台無しなところ。こういう部分をこれからもっと練習してくださいとのこと。獅子の狂いとかでも笛を振り落とそうとするくらいノってくる場合がありますからとも。速いパッセージは地味練でしか上手くならないので要練習です。

 次回最初から浚ってできたら上げたいとのこと。それと次の曲の候補を探しておいてくるように。この間やった、娘七草、今様望月、と推薦曲もいただきました。能管ずいていたので竹笛(篠笛)をやりたいようです。

第7回 若獅子会

 第4回から毎年来ています。超流派の囃子方さんが集まって色々やっていこうという試みは凄く良いことだと思います。長唄やお囃子がこんなにも素晴らしいものなんですよ、ということを広めていく方向性が出てきたようです。古典だけをきっちりやれ!という大先輩方からの声がたまにあるように聞きますが、それだけじゃホント長唄とかお囃子、絶滅しちゃうように思います。今後ライブハウスでの展開もあるようなMCがありましたが、大賛成!

 私自身の夢は素人さんがもっと気軽に合奏できる環境にならないかな~、ということ。私自身はネットつながりのおかげで、少し実践できていますが、この合奏することがすごく楽しいんですよね。あと凄く勉強になる。お囃子とか長唄とかをやる人が増えればそういう機会がもっと増えると期待しているわけです。

 それにしてもプロの唄、三味線、お囃子は凄いですよ。堪能しました!

カラコロ余談

 番組表の後ろ方に某囃子のお家元ご子息の名前を拝見して、お家元いらっしゃるのかなあ~と思っていたら、お家元、奥様がお見えになりました。私直接は関係ないんですが、まあ近いところをウロウロしているので、先方は覚えていらっしゃらないだろうけど挨拶しとかないといけないと思いご挨拶。そしたら奥様が、お家元のお姉様もいらっしゃるとのこと…。でぇ~~~!まじっすか!

 お姉様が会主の江戸囃子に顔出している私。ここでTZE師匠に自分の笛を聞かれるとは想定外です(汗)。七福神の大皮を手伝ってくれたYさん、現役芸大生ですが、そんな方々がいらっしゃると聞いてテンションマックスです(笑)。

 で、TZE師匠とご対面。あれ、ふくふくさん、こんなこともやっているの、と師匠。長唄の笛やっているのはお話ししたことあるはずですが、まあ見たことも聞いたこともなければ覚えてないのも無理からぬこと。今度うちも手伝って、と(汗)。まあそれは冗談として、三社祭よろしくね、と。そうか、もう2ヶ月後なんですよね。こちらこそよろしくお願いいたします。

 七福神、良かったよと。お世辞にしてもありがたいひと言いただきました!これ難しいんだよねとも。

 私の長唄笛を聞かれたの今回初めてなんですが、TZE師匠の三味線を初めて聞かせていただくという貴重な会でした(^o^)

カラコロ「七福神」

内幸町ホールでの演奏無事終了いたしました。個人的には無事ではなかったんですが、番組全体的に見れば良い演奏ができたように思います。成功の8割方は唄方さん、三味線のみなさまのおかげです。お囃子チームも小鼓・大皮・太鼓すごくしっかりしていました。このような場に参加させたいただきありがとうございました。

個人的にはこの七福神の笛、能管だけなんですが相当苦労しました。細かいことは省きますが、最初の合同練習の音を師匠に聞いていただき、じゃあこう吹きましょう、と言われてようやく道が見えてきた、という感じでした。それまでは吹いていても曲、太鼓にうまく乗れてませんでした。この辺は特に太鼓の読解力が大きく不足しているのを痛感しました。

ただ師匠のおかげで道が見えてからは、とにかくその道筋にそって吹く。そうするとおぼろげながら太鼓とかの音がガイドとして聞こえてきます。こういう状態にもっと早くなりたかったんですが、この曲は流派によって太鼓の手がだいぶ違うのでできませんでした。でも最後本番ではなんとか一緒にノって吹けたかな。

反省点はスカ日吉を2発。一番気をつけなきゃいけない部分、構え遅れて注意ポイントを忘れていました。落ち着いていたつもりでもこういう部分はやはり緊張していたんでしょうね。さらにスカ日吉に動揺して、その後の手がよれちゃったのは、更に反省。失敗しても動揺してはいけません。とはいっても日吉の失敗は後を引きます。その後に出てくる日吉を全部失敗するんじゃないかという恐怖ですね。この辺が素人の弱さです。

まあ迷惑かけることなく間を外さずノって吹けた。最後の段切れの日吉が気持ちよく吹けたので70点ということで。

七福神