長唄三味線のお稽古 「松の翁」10

 たぶん10回目かなと(笑)。実は6月のお稽古で次回もう1回やって上がり、と言われていたんですが、私の出来が悪く、はい、練習不足以外の何者でもありません、その後3回目にしてようやく上がりです。師匠も諦めたんでしょう(汗)。あと、弟子合同で出る曲に入らないといけない、というのがあったと思います。

 「松の翁」は長さも短めですが、引いていて楽しい曲でした。返しバチという手法も初めてでした。あれは、バチでジャランとやるより、三味線を倒すことでバチが弦の上を流れるイメージが良いみたいです。

 さて、佐吉師作曲の「ねずみ」です。あと、替衣から2曲。頑張ろう!

長唄 能管・篠笛 「五郎時致」2回目

 この曲、笛は割と短いのです。前回言われていたこと、そう暗譜です。頑張って、というほどのことはないんですが、だいたい暗譜までいきました。竹笛の派手な節回しにするところもマルをいただきました。

 特に問題もないので、上がりです。次を何するか。笛のお稽古は私の場合ですが、曲はこちらが候補曲を上げて浚うことが多いです。新しいのにするか。はたまた、浚った曲を復習するか。迷うところです。次回お稽古までにメールで連絡することになりました。

 雑談で、「黒髪」のことを報告しました。師匠もゆっくりな曲は素が出るから難しいですよとのこと。五郎なんか簡単でしょ、と(汗)。まあ五郎も簡単ではありませんが、黒髪よりはボロがわかりにくいかなと(笑)。

京王通り商店会 阿波おどり

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 正式名称これで合ってるかな?場所はJR武蔵小金井駅から徒歩12分くらいの住宅地の中に突然京王ストアがあって、その通りにいくつかお店がある通りです。今回駅から歩いて行きました。駅降りたら、阿波衣装の方が大勢歩いています。これについて行けば良いと思ったんですが、よく見ると衣装が違うんでない(汗)。確か、小金井さくら連、たなし連、みほの連、のはずだけど。目の前を歩いているのは、たまき。あっ、今日プレやってるんだ!と、この瞬間気がつきました。一瞬迷いましたが、初志貫徹京王通り商店会へ。

会場はこじんまりとしてます。短い流し踊りをやって、本部前くらいで組踊り。帰りは3連合同で流し踊り。これを時間を空けての2部制です。組踊り第一部は、たなしさん、さくらさん。二部は、みほのさん、さくらさん。

第一部のときは観客もまだそんなでもなかったんですが、日が暮れてくるとどこから湧いてきたのか大勢のお客様。特に子供~中学生くらいがたくさんいる町だなあと思いました。阿波おどりを楽しみに見に来ているかどうかは??逆にそんな会場なので、ずうずうしいカメ爺もいないし、踊り手さんとの距離は近いし、見るには最高でした。ちょっとのどかな感じがまたいいです。

見る阿呆の方、三鷹の某連の方にご挨拶いただきました。ありがとうございます。あと、高円寺H連の方も数名お見かけしました。

みほの連さん、生でちゃんと見るの初めてかな?こじんまりとした編成ですが、しっかりした踊りをされていました。うちのかみさんが男踊りがかっこよかったと、見る阿呆の方に話したら、その方もそこの男踊りが熱くてお好きだったそうで話が合ってました。女踊りも落ち着いた感じで、構成を拝見しましたが、慌てるところが全くなく、安心して見られます。だいたい1~2名、隣とかを見まくる踊り手さんがいるんですが。鳴り物は各パート1名ずつの最小ユニットで頑張ってました。ボリュームはきついですが、みなさん責任持って自分のパートを演奏されていてこれも○。

たなし連さん。こんなに太鼓の印象強かったっけ?大太鼓の二人は身体反りまくって叩いてます。バチもよくくるくる回ってます。音が振興協会系じゃないのである意味新鮮。まあ、ちょっとなじみがあるというのもあります。男踊りはベテラン男の二人は味のある踊り。若いと思っていたけどすでにベテランですね。女踊り二人でしっかりと踊っていました。今回、組踊りは見られなかったですが、その昔、泥警やってたんですよね。あ~、なつかしい(笑)。

さくら連さん。流しが近づいてくると、まず笛の音が聞こえます。私的にはこれが最高。構成も拝見いたしましたが、鳴り物はトップレベルですね。構成的で三味線もしっかり音が聞こえるし、元鳴り物としては堪りません。大太鼓が押していって、笛のヒシギを合図に、男踊りが飛び出していく構成。どこも似たようにやっているところを、上手にアレンジして個性を出しているなと思いました。女踊りも人数あれだけいてレベルの高い踊りを見せてもらいました。男踊りはここは女性が優勢ですね。でもまたそれも良し。男性上手い人今回はお休みでした。けっこうおじさん達が男踊りで頑張っているのもいいかも。

とまあ、好き勝手書いてすいません。私的はもの凄く楽しませていただきました。

おまけ
・提灯踊りなくて団扇おどり
・女踊りの衣装はピンクが流行?みどケロさんはピンクはこの年ではきついと(笑)
・三連とも三味線が最低一人はいた!
・牛串が美味かった

江戸囃子のお稽古

 まずは笛で寿獅子。
唐楽(能管)、 (持ち替えて篠笛)通り神楽、 屋台、 早鎌倉、 四丁目、 早鎌倉、 子守歌、 屋台、 本間、 大黒舞、 仁羽、 神楽昇殿、 屋台、 本上げ

 師匠から「良かったですよ」と「ただもっと太鼓をもっと聞くように」とも。足かけ2年、はなまるではありませんが、ようやくまるをいただけました。

 鎌倉で少しよれちゃいましたが、全体的にはまずまず吹けたのと、7や3のメリ音に気をつけていたのが良かったのかもしれません。これはもしかしたら「黒髪」効果?もちろんまだまだ課題だらけです。特に太鼓との関係をもっと身体で覚えないとダメですね。今回吹いていても後の方ほどノリが良い感じなので、これを最初から出すようにしないと。

 でも正直嬉しい!なかなかまるがいただけず、自分の進歩も感じられない時期もあったし。この寿獅子を吹くことは、ある意味自分の凄く大きな目標だったんです。そして寿獅子は予想通り、凄く手強かった。自分ではもうこれ以上は無理かなと思った時期もありました。そろそろいったん上がっても良いかな、とも。でも師匠は、もう少しやりましょう、と辛抱強くつきあってくれました。今は本当に師匠に感謝です。妥協しようとしていた自分に、まだ先があるんだよ、そこまで行って欲しい、との師匠の気持ちを感じました。

 いったん上がりますが、これで終わりでは無い。更に精進精進!で、次は何になるんでしょう。

 太鼓の方は、ひとっ囃子に秘曲を組み入れたパターンを練習。鞨鼓を入れたものを皆で覚えていこう、という練習です。先輩方数名はもう習得済ですが、私はこれは2度目くらい。ただ、練習の感じから私も覚えないといけない雰囲気がありあり(汗)。その場で覚えようと頑張りましたが、さすがに無理でした。でも15回くらいやったので6割くらいは入ったかな。たぶん若ければ全部覚えられたんでしょうが。

 秘曲の中で何故鞨鼓なのかというのは、およそ想像がつきます。鞨鼓から四丁目の先玉に飛ぶパターンがあるからです。鞨鼓はちょっとなんていうか優雅なイメージのある曲なので、ひとっ囃子に組み入れるとバリエーションが出て面白くなりますね。

 伸び代小さいんですが頑張らないと。

長唄 能管・篠笛 「五郎時致」

 能管で初めてお浚い会に出た時の曲です。今改めて浚ってみると、もの凄く難しい手は出て来ないんですが、能管らしさのエッセンスが詰まった曲です。竹笛のところもすごくきれいな曲。今の自分がどれだけ吹けるのか。師匠からのダメ出しは、「この曲なら、もう暗譜で行きましょう」と。これ能管のところで言われました。確かにボリュームも少ないし、今の自分なら暗譜で吹かないとまずいですね(汗)。

 竹笛は五ツ頭のところは、派手に吹いてみたらどうですか、とおっしゃり、お手本を吹いていただきました。なるほど、こういう吹き方もあるんですね。チャレンジです。

 秋にこの曲を吹く予定なので、今から練習です。

舞踊 長唄「黒髪」 本番でした

 まずは大失敗。九段下あたりで、袴を忘れたことに気がつく(汗)。戻る時間は無いので、みどケロさんに電話して届けてもらうことに。あ~、ホント良かった。ついでに履き物も忘れていましたが、最悪これはなくても舞台はOKなんですが、ついでに持ってきてもらいました。持つべきものは、よい妻ですm(_ _)m。

 今回の「黒髪」は本当に良い勉強をさせていただきました。本番は事故無く終わって良かった。としか言えないです。自分的には終わってから、へこみました。七福神のときは、小さいながら達成感がありましたが、今回は未熟さを痛感。本番途中、一瞬頭が白くなり一小節くらい音が出てきませんでしたが、まあ、こんなのはたいしたミスじゃないんです。ちゃんと元に戻れましたし。それよりも根本の音の出し方、終わり方が未熟でした。

 もともとゆっくりな曲なんですが、舞踊の地でやると更にゆっくりになります。まあほんとにゆっくりでした。音の入り方、フェードインで入るところが多いんですが、三味線に対して遅れすぎると、あっ、笛遅れたな、と聞こえてしまいます。フェードインで入ろうと思うとどうしても遅れちゃうんですね>自分。あと、フェードアウトするときのピッチ。音がだんだん細くなっていくときにピッチが落ちないようにコントロールしないといけないんですが、その辺がダメダメです。

 こういうゆったりな曲をもっと練習しよう。その前にロングトーンの基礎練習が必要か。自分の足りなさがよくわかった本番でした。誘っていたTさんありがとうございました。立ち方、唄、糸方のみな様、ありがとうございました。踊り、唄、三味線、素敵でした。つたない笛でしたが、今の精一杯で吹かせていただきました。

 余談ですが、調子がどうなるか本番までわからなく、Tさんからは3本か4本かなあと。笛の師匠は5本くらいじゃないかな、と聞いておりました。で、まあ3本調子より低いのはもってないので、3~5本調子をケースに入れて念のため6本調子も入れました。リハは5本だったんですが、唄方さんから本番は6本でとリクエスト。入れて良かった6本調子!でもこの笛ではこの曲練習してなかったんでちょっと辛かったかなあ。素人はできるだけ本番に近い状況で練習繰り返さないとダメなんですよ。

 客席に知り合いの方がいらして、「笛良かったですよ。ああいう、邪魔にならない吹き方もあるんですね」と言っていただきました。お世辞にしても多少なりともそういう風に聞こえるところもあったのかなと慰められました。ありがとうございます。でも、自分でほんとによくわかるんです。まだまだ足らないと。

 ながながと愚痴っぽい話で申し訳ありませんでした。

長唄三味線のお稽古 「松の翁」7

 泥縄で練習し、心の中で師匠に練習不足を謝りながらお稽古へ。久しぶりのお稽古だったので、合挽忘れる、ICレコーダが見つからず。ついてません。お稽古の方は、次回やって「松の翁」はいったん上がる、とお師匠様。いつものパターンだと次の曲がお浚い会の曲です。ドキドキ。でも、まず「松の翁」もそっと練習しろ>自分(汗)

長唄 能管・篠笛お稽古 「黒髪」

 来月に舞台で吹くことになった「黒髪」をお稽古していただきました。師匠はこの曲が大好きだそうです。だけど難しいよね、とも。なんかこう、いろいろと勉強になることをお話いただきました。師匠に教わるということは、細かい技術的なことより、こういったときはこんな気持ちで吹くと良いよ、みたいな話を聞くことができることが一番大事かなと感じています。自分自身舞台みたいなところで吹く場合、最低1回でも聞いていただいて、いろいろとダメをいただくことで逆に、落ち着いて舞台に臨めるように思います。

 今回一番響いた言葉は「ふくふくさんも一人の演奏者なんですから」という言葉。いろんな意味、いろんなとらえ方ができます。今回は激励の意味を強く込められていたように感じました。こういう曲は勉強になりますよとも。

 頑張らないと!

演奏会のちサッカー、おまけラグビー

 紀尾井小ホールへ望月太左衛師主催の一如乃会の定期公演に行ってきました。幕が開くと、あれま~、お着物が華やか。なんとなく黒が多いのではないかと思っていましたが、助演の数名を除いてはお名取の方々も明るい色のものをお召しでした。最近、着物に興味が出てきたみどケロさんも勉強になったとか。テーマが花というのがあったからなんでしょうね。藤娘、連獅子、娘道成寺と花に関連する番組と、細棹・中棹・太棹で地唄、長唄、義太夫から一つずつという構成でした。最後の義太夫「猩々」は太左衛師とお嬢様はじめバリバリプロの気迫こもった囃子を聞かせていただきました。

 で、家に帰ったらなんか急に疲れが出てご飯食べたらバタンキュー。起きたら今度は眠れなくなって、結局コンフェデレーションズカップの日本対ブラジル戦を見てしまいました。やっぱり、強かった。ブラジル。パスのスピードが速く正確、それを止めるトラップの技術が素人目にも日本とブラジルには大きな差がありました。これって普段の環境の違いが大きいのかな。

 そんな中でも本田選手のキープ力は凄かった。香川選手は全然目立ってなかった。誰かが言っていたけど、使われるタイプの香川選手は回りがみんなマンチェスターユナイテッドクラスの選手じゃないと輝けないのかな。

 そんなサッカーの陰でラグビーがウェールズを破るという大金星!でもよく見たら相手はほとんど2軍で暑さに参っていたとのこと。だとしても、大きな一歩ですよこれは。まあ2軍を出されたこと自体は問題大ありですけど。日本選手でただ一人南半球スーパーリーグで戦うスクラムハーフの田中選手もパスのスピードが全然違うと、夜中にやっていたNHKの番組で以前言っていました。

 世界との差はパスのスピード。これ球技全体の共通課題なんでしょうね。

長唄 能管・篠笛お稽古 「娘七種」3

 今回は竹笛です。まあこういう感じの竹笛っていってもわからないでしょうが、こういったの苦手です。もうストレートにどういう感じで吹いて良いのかわかりませんと、師匠に丸投げ(汗)。優しい師匠はお手本を吹いてくださいました。やっぱり音が厚みがあってふくよかなんですよね。自分のは痩せた音。身体はふくよかなのに(笑)。たくさん吹かないとダメですよ、と。はっ!わかってはいるんですが。

 来月、舞踊 長唄「黒髪」を吹くことをご報告。狭い世界ですから事前にお耳に入れておかないと。師匠はこういったことは応援してくださる方です。じゃあ、今度「黒髪」もやりましょうと。ありがとうございます!