舞踊 長唄「黒髪」 本番でした

 まずは大失敗。九段下あたりで、袴を忘れたことに気がつく(汗)。戻る時間は無いので、みどケロさんに電話して届けてもらうことに。あ~、ホント良かった。ついでに履き物も忘れていましたが、最悪これはなくても舞台はOKなんですが、ついでに持ってきてもらいました。持つべきものは、よい妻ですm(_ _)m。

 今回の「黒髪」は本当に良い勉強をさせていただきました。本番は事故無く終わって良かった。としか言えないです。自分的には終わってから、へこみました。七福神のときは、小さいながら達成感がありましたが、今回は未熟さを痛感。本番途中、一瞬頭が白くなり一小節くらい音が出てきませんでしたが、まあ、こんなのはたいしたミスじゃないんです。ちゃんと元に戻れましたし。それよりも根本の音の出し方、終わり方が未熟でした。

 もともとゆっくりな曲なんですが、舞踊の地でやると更にゆっくりになります。まあほんとにゆっくりでした。音の入り方、フェードインで入るところが多いんですが、三味線に対して遅れすぎると、あっ、笛遅れたな、と聞こえてしまいます。フェードインで入ろうと思うとどうしても遅れちゃうんですね>自分。あと、フェードアウトするときのピッチ。音がだんだん細くなっていくときにピッチが落ちないようにコントロールしないといけないんですが、その辺がダメダメです。

 こういうゆったりな曲をもっと練習しよう。その前にロングトーンの基礎練習が必要か。自分の足りなさがよくわかった本番でした。誘っていたTさんありがとうございました。立ち方、唄、糸方のみな様、ありがとうございました。踊り、唄、三味線、素敵でした。つたない笛でしたが、今の精一杯で吹かせていただきました。

 余談ですが、調子がどうなるか本番までわからなく、Tさんからは3本か4本かなあと。笛の師匠は5本くらいじゃないかな、と聞いておりました。で、まあ3本調子より低いのはもってないので、3~5本調子をケースに入れて念のため6本調子も入れました。リハは5本だったんですが、唄方さんから本番は6本でとリクエスト。入れて良かった6本調子!でもこの笛ではこの曲練習してなかったんでちょっと辛かったかなあ。素人はできるだけ本番に近い状況で練習繰り返さないとダメなんですよ。

 客席に知り合いの方がいらして、「笛良かったですよ。ああいう、邪魔にならない吹き方もあるんですね」と言っていただきました。お世辞にしても多少なりともそういう風に聞こえるところもあったのかなと慰められました。ありがとうございます。でも、自分でほんとによくわかるんです。まだまだ足らないと。

 ながながと愚痴っぽい話で申し訳ありませんでした。

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