心配されたお天気も土曜日朝にぱらついたくらいで、後はいい祭日和でした。応援に来ていただいたみなさまありがとうございました。やっぱり三社祭はいいですね。町中が祭です。プラス観音裏は見番があるので手古舞姿のお姉さんやら芸者さんやらが行き来するのでいっそう華やかです。
金曜の午後の掛け屋台の飾り付けから参加し、宵宮、土曜日の連合渡御、日曜日の本社神輿渡御、たっぷり楽しんできました。
・宵宮は5656横掛け屋台
・土曜日は午前中宮入する町会神輿の連合渡御を5656で、3時くらいに浅草警察向かいの魚屋さんへ移動して、東部六ヶ町渡御
・日曜日は、朝6時から本社神輿宮出しに合わせて5656で朝囃子。言問通りに出てきた本社神輿をお見送りしてから、魚屋さんへ移動。一の宮がここを三回通るのに合わせてお囃子。夜5656に戻って宮入する二の宮(だったかな?)を見送りながらお囃子して終了。見送った後なぜか綺麗どころの芸者さんや、お客様が屋台前に集まってきたので、いつもより長めに演奏して最後上げ屋台で終了でした。
今回いろいろ思ったことがあるのでその辺りの話をします。
笛を吹く方が全部で8名くらいいるのかな。1日だけ参加の方とか、まったく吹かれなかった方もいるんですが、その中にまあ腕前的に同じくらいの稽古仲間のおじさんが2人います。稽古場が違ったり、時間が違ってなかなか会う機会がないんですが今回、その2人のおじさんがそれぞれ上手くなってるなあ、と感じました。特に夜に聞いたらすごくいい笛を吹かれていました。ちょっと話したら投げ合いをたくさん吹いたのでいい感じになってきたそうです。そう、祭の本番を経験することでグーンと力が伸びるんですよね。それを強く感じました。日頃の稽古の積み重ねが本番を経験することで、いい結果につながってくるんですね。私が本番を重要視しているのもまさにそこにあるわけです。
それから今年実質初参加の笛を稽古している女性なんですが、本番に強い女性でした。投げ合いのメロディこそ少ないですが音を切らすことなく長く吹ける。それとひとっ囃子も最初こそ横でわたしが唱歌を歌ってサポートしながらでしたが、わりと上手く太鼓に合わせてました。太鼓に合わせてのひとっ囃子難しいんですよね。土曜日のみの参加でしたが、魚屋さん前の連合渡御のときは彼女かけっこう長く吹いてくれたので楽でした(^o^)。
私自身は日曜日午後は魚屋さんでズーッといたんですが、このときは笛は私一人。ありがたいことに信用をいただいているようです。最近ちょっと長く吹くことに自信を失っていたんですが、その後の練習やら吹き方の見直し何やらで、本番無事吹き通すことができ、責任を果たせたかな、とホッとしています。
さて、昨年上げた課題の状況はというと。
>今後の課題
>・音色・節回しの向上
この一年だいぶ改善できたように思う。あくまで自己評価ですが。
>・鎌倉の引き出し更に増やす
引き出しは増えた。今年は長い鎌倉を吹く機会があまりなかった。
>・スタミナ
本番直前一番心配だったが、終わってみると去年より余裕があったように思う。直前の長時間連続吹きっぱなし練習が効いたかも。
>・大太鼓
土曜日まではまだ迷いがあったが、日曜日の最後の最後でなんかつかめたかも。ドドストストストの間がとれるようになった(かも)。
>・鉦
これはまだ。まだ四助にはなれてないんだろうな。
総括するとなんとなくだけど江戸囃子の笛吹きとして少し自信が持てるようになってきた。なぜそう思うかというと、以前は脇に控えの笛吹きがいないと凄く不安だったのが、今年の日曜日の魚屋さん前とかで自分しかいなくても不安に思うことが無かったんです。まあ、30分くらいなら吹き続けられるという自信が持てるようになれたからだと思う。師匠とか会のトップの笛方さんは1時間以上吹けるので、それに比べれば未だ未だですが、最低のスタート位置に立てた気がします。
太鼓の方は実は大太鼓を打つ機会が多かったんですが、最後の最後でなんとなくつかめてきた感じがあった。ただバリエーションが少なすぎるのでこれは今後もっと増やしていきたい。大太鼓のいい囃子ってかっこいいと思うから。締太鼓は地を転がすのがまだまだ不安定。もっと安定させたい。