阿波おどり 練習

 日曜日、最後の予定が阿波おどりの練習でした。今度の週末、福祉施設へ慰問に行きます。で、それが新しい連でのデビューになります。なので、練習に出ておきたかったわけです。構成の流れを教えてもらい、弾く曲の手を再確認しました。

 三味線の手、耳コピーはほぼできていました。ただ細かい違いはあったのでその辺は追い追い直していきます。ぞめき棒を少し改良して持って行ったんですが、なかなか良い感じ。衣装は水色かなと思っていましたが青色になるそうです。

 週末は台風が心配。演舞は建物内だと思うんですが、移動するのが面倒になります。

 怒濤の日曜日がこうして終わりました~。

長唄三味線の合同練習

 来月千代田区の会に、弟子有志一同で出ます。曲は、ねづみ・チンチリレンくずし・チチリチです。俄獅子が終わり、みな様へのご挨拶もそこそこに外へ出て、タクシーを拾おうとするも、タクシーがみなニューオータニへ吸い込まれていき止まってくれません(涙)。しょうがないので、ニューオータニまでいって乗りましたよ。

 神保町の練習場には既に皆集まっています。そーっと入って、三つ折れを組み立て、糸を張ります。師匠に音を合わせていただき、さあ練習です。この、ねづみ、二重奏曲で、私はBパート。ピアノでいうと、左手っぽいパートです。Bパート、手的にはそれほど難しいところはないんですが、間を取るのが難しいです。大勢での合奏なので、気持ちを一つ、速さのイメージが共有されていないと、先走りや、迷いが出てしまいます。この部分は何回も繰り返して練習しました。

 あと、1回合わせ練習と、当日本番前に練習なので、なかなか大変ですが、合奏は楽しいですね。練習後、飲みに行くというので、少しだけお付き合い。いや、けっこうお付き合いしてました。

 夜の阿波おどり練習があるので先に失礼して、この日最後の地へ向かいました。

俄獅子 下浚い&本番 音源あり

お囃子で助演をお願いした藤舎清穂さんが合流して本番前最後の下浚いです。しかし、この清穂さん、普段着だと女子大生と全然変わりません。後で伺ったらこの春芸大を卒業したばかりとか。年は半分以下ですね(笑)。ただ芸歴は長いです。ご両親もそういうご関係の家ですから。

しかし若いといってもプロは下浚い一発で合わせるんですから大したものです。経験がものいうところだと思います。今回の下浚いは、別に後も詰まっていないので通しと気になる部分の練習をしました。笛的には、キリンで新しい手をやったら伸びすぎて最後少し余っちゃいました。反省です。神田丸は三味線・太鼓・笛の呼吸を合わせるのが一番難しいところ。屋台は勢いで行っちゃえ~、です(笑)。

で、本番当日を迎えました。当初この日は俄獅子だけの予定だったんですが、長唄三味線の合同練習が入り、夜には阿波おどりの練習が(汗)。という訳で三味線やら、阿波おどり用の小道具やらも準備して某ホールへ向かいました。

ここでちょろっと当日の家でのことを書きます。出かける前に1回くらい通しで練習しようと思って吹いたんですが、絶不調!!!経験上起きてから数時間って顔がまだむくんでいたりして鳴りづらいんですが、それにしても不調。特に、今回の曲、普通の長唄の笛では使わない、
キ:○●○ ○●○○
5に上チョン:大甲のドとレの間の音
祭囃子ではたまに使う音なんですが、唄用では鳴らしにくい笛が多い音です。本来の譜面もこの音は使っていないんですが、師匠お手本がこれを使っているので、私もこれで練習していて、だいたい8割の成功率でした。

こう鳴らない時っていくらやっても鳴らないんで、心理的には↓。ここでBプランで吹こうかなと考えました。上記の音を入れるのがAプラン。入れないで無難に吹くBプラン。最悪、Bで行くことにして、現場の音だしと吹いた時の感触で最終的に決めようかなと。でも、せっかくのチャレンジの機会、失敗しても曲を壊すことはないから、できるだけAで行こうとは思っていました。

さて、楽屋で音出すと、朝よりもまあ良い感じ。ここでAで行くと決定。いよいよ舞台です。MCがあって幕が上がります。タテ三味線の音でスタート。始まれば、終わりまであっと言う間でした。

笛的には、早来序(能管)、キリン(竹笛)、神田丸(竹笛)、屋台(竹笛)、片シャギリ(能管)、段切れ(能管)です。お囃子主体の抜き差しなので、いや賑々しいですね(笑)。まあ俄獅子の良いところはでているかなと。

さて、アマチュアだからできる、自画自賛コーナーです。自分的には、神田丸(4分26秒~)は今の自分ができる最高に近い出来映えじゃないかと。最初の通り神楽なんか絶妙です。あと、段切れの最後の日吉、勢いそのままで最後まで吹いて最後押せて鳴らせました。ここのところで最後ビシッと決められて曲も締まったと思います。あ~、これだけ自分を褒めるとさすがに恥ずかしい(笑)。

反省点もいっぱい。キリンはもう少し間をうまく外して吹きたかった。祇園祭のイメージ出てないなあ…。それを出したかった。屋台で手がもつれたヶ所が。キの音は3勝1敗でしたが、最後に一番かっこよく出たので良し。片シャギリが今ひとつ。最後の段切れの出だし、慌ただしさ感モロ出てしまった。

前にも書いていますが、この俄獅子の、キリンとか神田丸とか屋台の笛を吹くのが憧れでした。できたら「俄獅子」をフル編成の舞台で吹きたいなあ、と。その願いが今回かなって凄く嬉しいです。そんな機会を与えてくださったみな様に感謝です。

唄・三味線のみなさま。お囃子は唄・三味線がきちんとしているのが前提です。時間制限の関係で、ふだんないような速さで唄・演奏してくださり感謝です。いつも、三味線がジャンから「はなとみつごちょうおどろかぬ~」と来るのを気持ちよく聞いておりました。本当にありがとうございました。

それからお囃子さんのみな様、途中怪我で出られなくなった方がいて、急遽代役で出ていただいたりと波瀾万丈でしたが、最後の本番が一番良かったのではないでしょうか。笛は特に太鼓にお世話になるので、太鼓の方には更に感謝です。助演いただいた藤舎清穂さんにも感謝です。時折見せるお顔がやはりプロだなあと思いました。

本当は終わった後、お疲れさまの乾杯をご一緒したかったのですが、すぐおいとましなきゃいけなかったのが本当に残念でした。またご一緒に何かできるといいなあ。

長唄 能管・篠笛お稽古 「正治郎 連獅子」4

 竹笛をお稽古。出だしは優しく入る。そういうの苦手です。伸ばす音の最後の方、ピッチが下がってくるので気をつける。これ難しいです。こういうのを吹くと自分の下手さがよくわかりますね。あと、微妙に間をずらすことができない。自分だと単なる間違い(言い得て妙な言葉!)。師匠三味線で伴奏してくださるんですが、音合わせの時自然に音をだすこと。妙に緊張してボワーっと音を出したら怒られました。

 秋から年末はお忙しいようでレッスン設定日が少ないです。月2回行くようにしているんだけど、間隔がうまく取れないな~。この連獅子の竹笛はもう1回かな。

長唄 能管・篠笛お稽古 「俄獅子」

 正治郎 連獅子をお稽古しているのですが、20日に邦楽の友メルマガコンサートで俄獅子を吹くので、お稽古していただきました。

 編成は二挺二枚、大小(タテ・ワキ)、太鼓、笛で、ネットで知り合ったご縁で勉強をかねて演奏会に出ようという趣旨のチームです。既に3回ほど合同練習を行い、ほぼ形はできたかなあという状況です。あとは下浚い、本番を残すのみです。

 何度も書いていますが、私の笛師匠は、私がそういう活動することを奨励してくださります。で、お稽古もきちんとみてくださり、稽古内容もふだんより濃くなります。

 今回のお稽古の主たる目的は、練習した時の音源を聞いていただくこと。他流派の方とやるので、間違ったことをしていないか、改善点はないのか、師匠の耳で聞いていただくことです。

 聞き終えて、全体的に良く吹けているとのこと。今のままでも良いが、よりよくするなら、キリンはもう少し柔らかい感じで吹く方が良い。附けとおりでなくてもよいから、とお手本を吹いていただきました。後、屋台は元気よく!音の歯切れが悪いところが何カ所かあるので気をつけること。

 キリン、自分の演奏は拍子感が強すぎるんだと思います。もう少し柔らく、フニャっとなって良い。師匠曰く、アドリブでいいんですよ。最後合えばいいんですから。ですが!素人にはそれが凄く難しいです…。師匠にアドリブって一番難しいんですと答えたら、やっぱりそうですよね、と(笑)。こればっかりは経験を積むしかないですからね~、と。

 こういう機会で勉強できるのは凄くありがたいです。本番に勝る練習はない、というのはこういうことなんでしょうね。

 あと、2週間できるところまで頑張ろう!

日舞の会と阿波おどり

 雷連さんとさくら連さんが、国立大劇場で踊るというので行ってまいりました。浅草で稽古があったので、国立に着いたのは6時過ぎ頃。板東三津映(ばんどうみつてる)師のお弟子さんの発表会と、ご自身の創作日舞の会でした。阿波おどりは創作日舞の中に出てくるらしいです。

 この日舞の会、場所も国立大劇場と凄いんですが、助演の方々が凄いです。長唄では国宝の宮田先生が出演されています。三味線は先日鉄九郎さんの会で拝見した塚原さんがタテ三味線でした。お囃子は望月・福原の方が多かったです。

 私的には長唄も聴けて阿波おどりも見れるという二重に美味しい会でした。お稽古なければもっと早くから行きたかったです。みどケロさんは早めに行っていたんですが、二人椀久の踊りが素晴らしかったと感動していました。

 舞台も衣装もまあ歌舞伎の世界です。で、バックで国宝さん始め超一流の方々による生演奏。下世話な私たち夫婦はこれ出るのいくらかかるんだろう?と。あ~、我ながら下世話だ~。

 で、阿波おどりなんですが、どんな形で出てくるのかなと一抹の不安もあったんですが、普通に阿波おどりをやっていました。違っていると言えば、男衆もたぶんお化粧してることかな。舞台映えするようにだと思います。合同とか、国立という場所とか、緊張しそうなシチュエーションでしたが、準備を重ねてきたんでしょう、いつも通り笑顔・元気がウリの阿波おどりを見せてくれました。あと、阿波おどりやっている方って何気に人前でやることを経験しているんで、舞台慣れしていますよね。

 演舞の途中で普段は阿波おどりをみることのないお客様から拍手が自然とわき起こりました。これはうれしかったですね。みている方も色とりどりの衣装、雷連さんの浴衣の赤とか、さくら連さんの黄色とかピンクとかがホントにキレイでした。お顔もお化粧してライティングされると普段より5割増しでキレイに見えました。これホント。唯一残念に思ったのは、これは演出上しょうがなかったんでしょうが、三味線にマイクが欲しかったなあ~。音は大きすぎず小さすぎず適度なメリハリ。こちらも良かった!

 会主の方は現代を生きる若者のあふれる命の輝きを群舞で見せたかったのだと思いますが、その狙い通りの素晴らしい舞台でした。人間国宝さんと同じ舞台にその瞬間いたんですよね~。すごい経験ができたと思います。

 自分もいつか阿波で国立出たいなあ。これ野望です(笑)

 雷連さん、さくら連さん、お疲れまでした!

江戸囃子のお稽古

 篠笛は師匠が打つ締太鼓の玉に合わせて吹くということの2回目。結果から言うと大撃沈しました。前回の方がまだ良かったように思います。前回の反省から、ある程度の長さの玉用の手を考えていて、附けにも書いてチョロッと練習していました。このチョロッとが大敗因でした。うろ覚えなので笛の手を思い出すのに脳みその99%が使われて、太鼓の音が全然聞き取れません。最後の方は、いつも吹く決まりのパターンのメロをベースにしたら多少聞こえるようになりましたが、後、パニクって太鼓の知らせの手を混同していました。もっと、落ち着け!自分です。

 いつも吹いている決まったパターンは身体が覚えているんで、その分太鼓の音に集中できるんですね。改めてわかりました。あと、抜きバチで打たれると、拍を見失い、その結果動揺してますます太鼓の音が聞こえなくなる、ということも。師匠も抜きバチの多い玉には伸ばした音を多用するメロより、拍のはっきりした手を使った方がいいとのこと。

 お稽古のお仲間が聞いている中で、ひじょうに恥ずかしくもあったんですが、これが実力です。師匠もこれは本当に難しいことで少しずつできるようになりますから、と励ましのお言葉。これはやはり場数がものをいうタイプの難しさです。でも、何かひじょうにやる気が出てきました。これだけコテンパンなのは久しぶりだったからかもしれません。

 拍のはっきりした玉用のメロをもう1回考えて、吹き込んで、次回の練習に備えたいと思います。

 太鼓はひとっ囃子を締太鼓大太鼓で何回か通しで練習。先玉の手が飛んでしまった。いつもワキで打つことが多いからなあ。この辺も要練習。タテの打ち込みは、師匠のダメ出しで何とか格好が付いてきたように思う。大太鼓はドドストストスが相変わらずダメだなあ。太鼓は上手になってくると面白い。締太鼓少しそんな感じがわかるようになってきた。でも大太鼓は難しい。まだまだ。

俄獅子の合わせ練習

 唄・三味線チームとお囃子チームの初めての合同練習でした。顔ぶれは「七福神」で一度ご一緒しているのでそのあたりは気楽です。

 さて、ここで合同練習の意味合いを改めて考えてみました。思いつくままに挙げてみると。

・ノリ・テンポの確認
・お囃子が入る部分のタイミングの確認
・調子の確認
・合わせた音の確認

 笛的には今回きっかけを取るところはないので、主にノリ・テンポの確認。調子の確認、今回は竹笛は七本調子になります。

 で、まず一回合わせてみましょう、となったんですが、見事にキリンで落っこちました。三味線と太鼓の音がお互い探り合うような感じで始まり、あっ、と思ったら落っこちました。今回、竹笛は全部三味線とは全く違う手なので一度落っこちると、戻れる可能性が限りなく低くなります(汗)。こういうところが指揮者のいない長唄演奏の難しいところです。でも、1回やれば次からはだいたいの感じがお互いつかめるので、演奏が安定してきます。

 今回家練習では唄・三味線のみの音源で練習していたので、そのとき何カ所かガイドになる音が実際聞こえるかどうかも要確認です。

 通しで3回、部分練習を何回かやって終了。自分的には1ヶ月前でこれなら上出来のように思います。新たな練習用音源も撮れたし、今後はこの音をベースに練習。次の練習でさらに質の高い練習音源を撮って、段々レベルアップしていく。こんな感じで本番を迎えます。

長唄 能管・篠笛お稽古 「正治郎 連獅子」3

 3回目。何とか時間をひねり出し、能管はほぼ暗譜レベルまで持ってきて稽古に臨みました。いつもこれくらいやればいいんですが(笑)。この乱序・狂い、家の練習では最後の日吉までできるんですが、師匠の前だと力が入りすぎて最後の日吉がスカ(涙)。いつかはこれを舞台で吹きたいが、まだまだ修行が足りません。

 師匠からは音のレベルを上げることをもっと意識するように言われました。具体的には引き出しを増やすこと。もっと具体的にいうと、例えば 中ノ高音。澄んだ音色の中ノ高音。泥臭い中ノ高音。色んな中ノ高音を吹けるように研究すること。一声にしても、一つの曲の中で、獅子になる前の一声と獅子に変化した後の一声が同じではいけない。そういうことを意識すること。そして意識して吹き分ける引き出しを自分でたくさん作ること。そういうことをやりなさい。

 正直、ひぇ~です!とにかくトライします。それしか言えないです。

 次回、連獅子の竹笛の予定だったんですが、来月「俄獅子」で舞台に出るので、臨時で1回みていただくことにしました。師匠、そう言えば「俄獅子」の最後も狂いなんですよね、と。でも吹くのは屋台。俄ですからね、とのことでした。お三味線は狂いなんですね。

宣伝を仰せつかまつりました

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私の祭囃子の会のボスは、望月太左衛師匠です。本職は邦楽囃子なんですが、祭囃子も大好きなわけです。不思議なことに、長唄関係では太左衛師匠には関わりのない私です(笑)。

太左衛師匠、ネットにも力を入れております。ふくふくさんはネットに知り合い多いから宣伝してと、名刺をたくさんいただきました。

鼓楽庵というものを主宰されています。鼓とか太鼓に興味のある方は覗いてみてください。

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