娘道成寺の合わせ練習でした

 唄方、三味線、囃子が集まっての初めての練習です。今日が初めてで最後の練習です。後は、下浚いがあって本番。実際の唄・三味線に合わせて吹くのはとても大事です。プロの方なら下浚いで合わせられますが、半分は素人ですのでそれは無理です。特に私が。

 今回もいい勉強をさせてもらいました。あるところで三味線きっかけに入る癖がついていて、実はホントは三味線じゃなくて、タテ三味線のかけ声から唄・太鼓と来るところだったんです。それを知らずにやったので見事に太鼓とズレました。太鼓の方に聞いたりして、録音を聞いたりして、しまいには、タテ三味線の方から電話もらったりして、ようやく理解できました。

 こういうところがすごく勉強になります。この音源で練習を重ねて本番を迎えたいと思います。

猿舞は終わり

 五郎治さんCDに合わせて通しで吹いて上がりです。難しい手もなかったので、道筋が理解できたとわかると上がりになります。能管に関してはいかに能管らしい音をするかについてのアドバイスをいくつかいただきました。岩戸の手が怪しかったのは反省。

 今まで身につけてきたものが少しずつですが役立っている感じ。ただ音色とか、いかに笛を鳴らすかについてはまだまだです。それでもだいぶ進歩しているとは思う。

猿舞

 お稽古に入る前に先日録音した急ノ舞を聞いていただき、細かい修正点、気をつけるところをアドバイスいただきました。あと、オヒャーの音についてもダメ出し。

 稽古の方は猿舞をお願いしました。なかなか難しい曲ですよ、と言われました。流派によって太鼓の手が違うところがあるので、太鼓の方に確認しておいてくださいとのこと。

 今日は一通り流れを確認して、五郎治さんの音を確認しながら聞いて終わりました。手自体は難しいのはありません。今まで習ってきたものです。

 師匠、来週の若獅子会控えて相当お疲れのご様子でした。頑張れ~!

江戸囃子 篠笛・太鼓のお稽古

 今日は午後、用事があったので太鼓のお稽古から。大太鼓の音が届いていない。確かに自分で打っていても音が薄っぺらいなあ、と感じていたら、案の定師匠からもダメ出しいただきました。太鼓って打てば音出るんだけど、打ち方によって出る音が変わるんですよね。締太鼓・大太鼓とも、この辺は要勉強です。

 締太鼓、先玉で師匠に褒められました。それに比べると大太鼓はたくさんダメ出しいただきました。大太鼓はちょっと早すぎたり、もたれたり。このぎりぎりのところで打てば、あっ、いい大太鼓だね、っていわれるそうです。師匠の打っている大太鼓聞いているとその意味がわかりますが、これが自分でやるとなるとなかなかできません。ほんと難しい。だから面白くもあります。

 笛は鎌倉・四丁目、師匠が後玉直前に違う手打つよといわれて動揺して、終わりをキャッチできませんでした。たぶん事前にいわれていればできたんでしょうが、こういうところが弱いです。やり直したらなんとか手をつないで吹いて終わりも捕まえられました。

 鎌倉はもっと立体的に吹くようにと。心に届くように。今のは平面的。ん~、確かにそこまでまだ意識がいってません。気持ちですね。気を込めて吹かないと。

上達が感じられなくなると練習意欲がなくなる

 最近なんとなく停滞気味の長唄三味線。原因の一つとして上達が感じられない、というのがあるような気がします。なんとなく集中力がでない感じ。が、先日のお稽古でこれではいかん、と思いました。秋に有志で出る音楽祭の課題曲を弾いていて、そのできの悪さに、自分ながら凄く嫌になったからです。

 一回は暗譜したはずなのに、覚えていない、手は間違える、適当に音を出している。前より下手になってるんじゃないと思うくらい。

 家に帰ってから超反省。この曲を丁寧に浚ってみようという、別名「やる気」が出てきました。本来は速弾きの曲ですが、それまでは速さに追いつけなくて、相当雑になっていました。一音一音、粒を立てて音を出す。音程もきっちりする。まずはゆっくり弾いてそれができるようになってから、テンポを上げる。

 人前で演奏するのに恥ずかしくないところまで持って行く。

 師匠のところに通っていれば、自然と上手くなる。ってもんじゃないんですよね。自分で課題を見つけてそれを克服していく。その連続で上手くなっていく。家での練習が大事。師匠のところの稽古はその課題を自分で見つける場所。そういう稽古をしていかないと。