上達が感じられなくなると練習意欲がなくなる

 最近なんとなく停滞気味の長唄三味線。原因の一つとして上達が感じられない、というのがあるような気がします。なんとなく集中力がでない感じ。が、先日のお稽古でこれではいかん、と思いました。秋に有志で出る音楽祭の課題曲を弾いていて、そのできの悪さに、自分ながら凄く嫌になったからです。

 一回は暗譜したはずなのに、覚えていない、手は間違える、適当に音を出している。前より下手になってるんじゃないと思うくらい。

 家に帰ってから超反省。この曲を丁寧に浚ってみようという、別名「やる気」が出てきました。本来は速弾きの曲ですが、それまでは速さに追いつけなくて、相当雑になっていました。一音一音、粒を立てて音を出す。音程もきっちりする。まずはゆっくり弾いてそれができるようになってから、テンポを上げる。

 人前で演奏するのに恥ずかしくないところまで持って行く。

 師匠のところに通っていれば、自然と上手くなる。ってもんじゃないんですよね。自分で課題を見つけてそれを克服していく。その連続で上手くなっていく。家での練習が大事。師匠のところの稽古はその課題を自分で見つける場所。そういう稽古をしていかないと。

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