長唄三味線 「外記猿」になりました

 お浚い会が終わって初めてのお稽古でした。師匠から何にする?と聞かれましたので、シェフのお任せで、とお願いしました。譜面をぱらぱらとめくりながら、外記猿やったけ?と聞かれ、やってませんと、と答え、はい、これで外記猿に決定です。

 猿牽きのお話しです。靭猿も有名ですが、こちらもよく番組で出てるようです。ちなみに、「げきざる」と読みます。昔、外記節というのがあったそうで、その手法・旋律を取り入れた曲だそうです。長唄の中に外記節三曲と言われる、外記節を復活を目指して杵屋六左衛門が作った「外記猿」「石橋」「傀儡師」がそれに当たります。が、外記節の臭いはあまりしないそうです。そもそも外記節がよくわからない自分(汗)。

 最初の方をチラッと浚いますが、あ~、こういう感じ。こういうのあまりやってこなかったからいいかも、と思いました。自分的に長唄の曲は大きく言うと二つに分かれていて、唄に三味線を合わせていくものと、三味線の流れの中に唄があるもの。前者が語りもの、後者が唄もの、と言うんでしょうか。あくまで自分の感覚的なものです。

 で、自分は唄もの=メロディアス、なものが好きなんですね。なので、自分で曲を選ぶと自ずとそっち系になっちゃいます。今回、シェフのお任せでお願いしたのも、こういう師匠の選曲を期待していたからかもしれません。

 というわけでお猿さん、よろしくお願いしますね。ウッキー!

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