長唄三味線のお稽古 「秋の色種」12 といろいろ思ったこと

 ちょっととりとめなのない内容+ネガティブな内容も少々。まあ、いつでも前向きな訳じゃないし。この時はこう思ったんだよな、という記録的な意味でも記しておきます。一部ネタバレ的な部分もあります。同門の方で日記を読んでいる方もいるかもしれませんが、その辺はスルーなりしていただけると助かります。

 色種は上がりました。と、思う。というのは、来年の「ひきだるま」おさらい会の曲を決めないといけない時期です。今回のお稽古で、通しで弾いたあと、師匠が「では、抜き差しを決めましょうか」と。はい、私の曲は「秋の色種」に決定しました。おさらい会がなければ、次の曲にいけたかな、ということで上がり。これからはおさらい会に向けての煮詰めていく稽古になります。

 とても難しいです色種。2年前の熊本八千代座でのおさらい会で、浜松の男性がとても上手に弾いていたのを思い出しましたが、とてもあのレベルにいけるか自信がありません。二上がりの最後にテンポが速くなるところ、左手ばかりに気にしていたら、右手の撥を一つ一つきちんを弾くようダメ出ししただきました。それと、本手を弾くんですが、かけ声を、ふくふくさん言ってね、と。これは初めてのことなのでちょい嬉しいです。タテ三味線ですからね(笑)。

 これから、ネガティブモードの話です。2010年6月からお稽古に通い始めて5年目になります。人それぞれのパターンというのがあると思うのですが、どうやら自分の場合、1年に1曲、その曲をおさらい会にかける、というのがパターンのようです。ということは、70才まで元気で弾いていたとして、あと18曲しかさらえないのか~、なんてふと考えてしまいます。もうちょっとやりたいよなあ、とかも。若い頃から稽古していれば、1年に何曲も稽古するだろうし、その積み重ねで50曲くらいは弾いたことある、なんて経験を積み重ねられるっていいよなあ~、とか。

 祭囃子の笛で、神楽囃子にいくかどうか迷っているが、今の祭囃子の方をじっくり熟成させたいみたいなことを言っていたことがあります。こちらの方は曲数よりじっくりやりたいっていう意識になっているんですが、長唄三味線の方はまだそこまでは思えない感じです。
江戸囃子(篠笛・太鼓)のお稽古でした

 ないものねだりなのはわかってはいます。現実的に1年かけて、下手なりにようやくおさらい会にかけられるわけですからね。なんだろう考え方を変えるっていうか、ゆっくり一つの曲との出会いを楽しむ味わうべきなんでしょうね。

 とまあ、ちょっと変なこと考えちゃったりしたわけです。

 またまた、話変わって、実は色種が上がったら、いったん「鶴亀」をお願いするつもりでした。話の流れで、その件は話そびれたんですが、これはやはり1回ご報告かねてお話ししないといけません。あ~、こんな自分が鶴亀の三味線で出ていいのだろうか?ここでもネガティブ思考が…。

 まあ、こんな気分もたまにはある。

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