笛の吹き方大改良

先日三社祭で太鼓打ったり笛吹いたりしたんですが、かなり長丁場を普通に吹ける自分になっていました。これは自分ながら凄い進歩なんですが、課題もあって上げのピッ、チーヒーイ、チヒが今ひとつな感じ。ここを何とかしたい。

他の上手な笛吹きの方や4年目くらいの人の笛を聞いて少し感じたことがありました。それは自分の笛の音の出し方が非効率なんじゃないかと。要は無駄な息が多い。確かに自分は唄口に唇を乗せるとき割と開いている穴の面積が多めです。これは特に祭囃子で大きな音を出すのにこれの方がやりやすかったからです。でもこれだと無駄息が多くなるのは感じていました。他の人を見たり聞いたりして上手な方は無駄な息が無い感じがするのです。

なので少しアンブシュアを変えてみることにしました。穴の面積を少なめに唄口に唇を乗せるように変えることにしました。今のところ良い感じです。音がめらないようこもらないようにして音量もできるだけ減らないように吹ける感じです。息の余裕ができるのと、いままで音程的に今ひとつだった9メとかが良い感じみたいです。上がりのピッ、チーヒーイ、チヒも良い感じです。余裕と安心感を持って吹けます。笛を始めて20年以上経ちますが、まさか今こんなに吹き方を変える、いや変えられるとは思っていませんでした。あるいはこちらが本当は最初から正解に近かったのかもしれないと思うくらいです。

今回吹き方を変えて、もしかしたら今まで苦手だった小さめ唄口の笛が苦手じゃ無くなるかもと思っていたりします。私は大きめ唄口の笛が好きなんですよね。一番最初に先生から頂いた笛が割と大きめだったので癖がついたのかもしれません。

これからが楽しみです!

三社祭終わりました

三社祭終わりました。土曜日が凄い雨でした。屋台の屋根は防水シート掛かっていたんですが、それだけでは足らず背面やサイドに防水追加して何とか囃子できました。

小学生の演奏!ギャラリーを一番集めていました。演奏も上手!

個人的には太鼓の変な癖を確認したので直さないと。笛は他の笛吹きさんのを見て聞いて凄く大きなヒントもらいました!

山王祭

週末山王祭で祭囃子。6年ぶりに会う懐かしい皆さまと楽しく囃してきました。京壱町会の囃子会の皆さまや、城東小学校の子供たちと神酒所や神幸祭や連合渡御で囃子を楽しみました。

新春獅子舞

木挽町広場にて獅子舞と祭囃子

獅子の笛はお稽古は受けていたのですが、人前で吹くのも獅子に合わせて吹くのも初めてでした!今回は時間も短いので屋台と投げ合いのみ。

通り神楽は出だしオーバーブロー。最高音のキを入れるので強く吹かないといけないと思ったのですが、息が強すぎて音が詰まってしまいました。屋台は太鼓に付いていくのが精一杯で獅子らしい笛じゃないなあ。所々太鼓に遅れてそれを修正しながら吹いてますが、本来は笛が太鼓に先行するくらいで合わせていくのが良いのです。

師匠は太鼓を打っていたのですが、締太鼓と桶銅を自由自在に打っているのが凄すぎでした。自分に対してはとにかく何度も本番を経験することとのこと。

江戸囃子お稽古始めた頃、自分には獅子は遠い憧れでした。何とかここまで来たんだなあと嬉しい一日でした。

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江戸囃子 お稽古

凄く速いテンポになったときの大太鼓・鉦が全然ダメ。師匠からもそのへんを指摘されました。師匠いわく、練習すればできるようになります。それといつも同じ手を無理に打たなくても良いとのこと。ドドストストスト~は超高速では無理があるので手数の少ない手にするとか。

要は良い囃子になっていれば何を打っても良い、後は自分で研究しなさいということです。

速さは慣れることがまずは必要なので家でその辺を地味自主トレしないとダメですね。

笛は味わいのエッセンスと、玉に合わせて笛を吹く稽古でした。何とか止めの手を聞き取って吹けた。これは少し進歩。家での自主トレが利いてます。

太鼓も笛も終わりはないですね。

三社祭でした

宵宮から本社宮入までフルに楽しみました。さすがに疲れました。有力メンバーのお休みが多く、特に笛・大太鼓ができるメンツが少なくやりくりに苦労したお祭りでした。瞬間的に三カ所でやったのですがよくできたな、という感じです。自分は昨年ようやく全パートできるようになり、会に少しは貢献できたように思います。

今年一番の出来事は、宮入の神輿を見送ったとき、途中から笛になったのですがそのまま最後まで吹ききったことかな。つまりそれは今年の三社祭の演奏の最後の瞬間に吹いていた、ということな訳です。今までは会のナンバー1,2が吹いていた位置に自分が立てた訳で自分的に少し感動したわけです。今までも宮入の見送りの途中で笛を吹いたとこもありましたが、あくまで一時的なヘルプの役目でした。大太鼓で最後の瞬間いたときもプチ感動でしたが、今年は殊更感動しました。たまたまタイミングでそうだったんだと思いますが、ある程度自分の笛に信頼をいただけるようになったような気もします。

お祭り本番は普段なかなか経験できないことが経験できます。独りで30~40分投げ合いを吹いたりすると、もう唇の感覚がぼやけます。そうなると普段何気なくできることができなくなったりします。今年だと上げのヒィが不発になったりします。この不発の原因と対策を考えることで凄く力がつくのです。

大太鼓が普段あまり打たない手を打ってきたりして動揺することもあります。囃子はその時その時でいろんなパターンがあるのが本来の姿で、いつもと違う手がきても臨機応変に対応しないといけな意訳です。自分にはその臨機応変力がまだ不足してます。引き出しを増やして、いつでもその引き出しを出せるよう経験を積むことが必要におもいました。

2017年になりました

 あけましておめでとうございます。年初に最近思うことをつらつらと書いてみようかなと。

 まず笛なんですが、自分で言うのもなんですがそこそこ吹ける方かなと思います。ちなみに自分が吹くのは江戸囃子とか、長唄の篠笛・能管です。

 で、そこそこ吹けるとどうなるかというとですね、自分で課題を見つけられるようになります。たぶん、もっと上手くなればもっと沢山の課題を見つけられるようになり、またそれを解決するためのヒントも見つけられるようになるのではないかと思います。

 なんでそう言えるのかというと、最近、江戸囃子とか長唄囃子の笛の師匠が吹いているのを少し真似できるようになってきました。ちょっと前までそんなこと考えもしなかったことです。考える前に、できないって思っていました。事実できなかった。

 江戸囃子なんかは一応附け(譜面)があり、お稽古はそれをベースに始めました。当然譜面通りに吹くことしか考えられません。ところが実は師匠なんかは譜面通りになんか吹いていないわけです。そこのところはわかっていましたが、いきなりそれはできないわけです。じゃあ、なんでその附けがあるかというと、いわゆる基礎的な力を付けるためにあるわけです。基本の附けがきちんと吹けるようになって初めて指し指やら何やらを加えて行く訳です。

 長唄の囃子で吹く能管なんかも同様です。付けはあるけど師匠が吹くのはプラスアルファが沢山ある訳です。でもいきなりそれはできないわけです。

 ですから、笛の練習に関しては最近は師匠を真似る!これにつきます。すごく難しいですがこれをやらないと駄目だし、練習してできるようになると凄く楽しい。

 一方、難儀しているのが長唄三味線。一番の問題は積み重ねがないこと。例えば誰かに、「ふくふくさん長唄三味線習っているの?じゃあなんか弾いてみてよ」と言われるとまじに困ります。これは原因は自分にあります。お浚い会終わると全然弾かなくなっちゃうからです。うちのかみさんなんかは、一度浚った曲もたまに弾いたりしているんですよね。そのかみさんですら忘れちゃって困ると言っているくらいですから、自分なんかは問題外です。

 今年は長唄三味線、初心に返って取り組みたいなあと思っています。過去に習った曲もまた練習してみようと思っています。それが一番積み重なっていく良い方法ではないかと。

 長々とぐちっぽい書き込みにお付き合いいただきありがとうございました。続けることが上達の道である、をモットーに今年も楽しんで頑張ります。

パーティーで江戸囃子

 ここのところ続けてパーティとか記念式典とかで江戸囃子を演奏する機会がありました。たまにこういったお呼びがあるようなんですが、私自身は初めて参加させていただきました。

 だいたいこういった時の定番メニューがあるそうで、お客様をお迎えするときの演奏、これはだいたい鎌倉。ただ単に鎌倉では無く打ち込みから始めて、屋台頭から結びまで一杯やってから鎌倉に入ります。メインの演奏はひとっ囃子。お祭り関係のパーティなのでやはりこれですね。そして閉会後のお見送りの演奏で投げ合い。この3つを軸に、アレンジを多少入れながらその会合に合わせて演奏します。

 今回、秘曲をメインの前の演奏でやりました。秘曲はもっと練習が必要と痛感しました。もともとなかなか演奏する機会がない曲なのでどうしても練習量が少なくなってしまいます。今回楽屋で今までに無いくらいの真剣さで音源聞いたり、机を叩いて練習しました(笑)。

 いやあ、ある意味今回の本番でかなり身についたような気がします。ちなみに締太鼓打ちました。たまたま一人で打ったので隣の太鼓を見て打つこともできないという状況がそうさせたような気がします。

 本番の経験は重要ですね。
 

千葉のお祭りでした

台風が近づく中、千葉のお祭りに行ってきました。見るからに怪しいお天気で雨は強くないものの降ったり止んだりを繰り返します。屋台の屋根にビニールを掛け太鼓が濡れないようにします。雨が止んだ時間を狙ってお囃子を演奏します。

昨年入られた千葉教室の皆さんとも一緒に演奏できました。やっぱりお祭りで演奏するのが一番楽しいし、勉強になります。それに師匠と一緒に演奏できるこの千葉のお祭りはすごく貴重です。

笛はひとっ囃子、投げ合い、投げ合い、と3回ほどしか吹きませんでしたが、まずまずかな。1回だけ上げの串が不発だったのは反省。トヒューヒャーヒエヒャイトロ、ヒィの前に息継ぎ忘れてました。ちょっと慌ててました。

太鼓は笛を聞きすぎてモタレてしまったり、間がズレたり、秘曲の手を忘れたりと反省てんこ盛り。特に秘曲は本当に覚える覚悟をしないとダメです。

今回、鉦をけっこう打てたのはよい勉強になりました。最後神社の奉納でも鉦を打たせていただきました。そのときのメンバー構成もあるけど、師匠から少し信用されたような気がして嬉しい。会主の先生からも帰りの電車の中でお褒めいただきました。もちろんやり始めたばかりにしては、まあまあというレベルです。まだまだ。

夕方になると雨もひどく。こんな雨の中でやったのは初めて。これもまた貴重な経験でしたが、やっぱりやだ~。暑い中でやるのが千葉のお祭りなんだよなあ~と思いました。

台風が接近ということもあり打ち上げもそこそこに家に帰りました。

祭囃子
祭囃子