チンチリレン

なんか最近手が回らない感じです。元からそんなに早く手が回るわけじゃないんですが、これはもしかすると老化の始まりなんかなとも思えます。こういうのにはそりなりの訳があって、他にも体力的な落ち込みを痛感することが最近多くなってきています。

レイトスターター、つまり年をある程度取ってからお稽古始めた人がどうしてもぶつからざるを得ない技術的な問題の一つがこの速さって問題かなと思います。若いうちにこの辺をクリアした方は、かなり年取っても手が回りますが、それを身につけないままそれに対応せざるを得ないってのは正直、ちょっと辛いなあ~。

この辺は地味に練習するのが取りあえず一番効果的なので、チンチリレンを色んな速さで弾いて練習しています。この中に出てくる、チリチリ系の連続とか、チリトテチンとかを雑にならず、かつ、できるだけ速く弾く練習です。プロの方のような速さは無理ですが、自分の限界をできるだけ上げておきたいです。反復練習すればある程度の上達が見られる部分でもあるので、こういった練習を日常的にすることが大切だろうと思ってます。

お稽古を始めると、最初の情熱がだんだんと薄れてきます。習い始めの目標がはっきりしているときはいいのですが、脱初級すると、こう上達が顕著に見られず、だんだんと目標もフォーカスできなくなっちゃいます。

こういうときこそ、お浚い会とか何かの会で弾く機会があれば、できるだけ出るようにしています。そのことである意味無理にでも三味線に向かう時間をつくる訳です。基本嫌いになったわけではなく好きな訳です。そうして続けていくことが、いつかどこかで報われる、そう思っています。

お稽古歴は笛の方が長く、笛もそんな時期が何回かありました。その結果そのとき止めなかったことで、今の自分の笛があります。上達しない時期は苦しい。特に和楽器系の稽古はメソッドが確立しておらず、その部分で、次の手がかりを段階的に追えないという辛さがあるような気がします。そこで踏ん張らないとね。

お稽古で一番大事なこと。それは続けること。自分はそう思っています。

覚えないと

三味線
「まつり」
「風流船揃」

まつりは前に一回覚えたんですが、見事に忘れています。それでも一回覚えたので、割と覚えやすい。覚えたのを忘れちゃうのは少し寂しいですね。風流船揃は本調子はだいたいおぼえたかな。たぶん次頭に入るのは三下がり。二上がりが一番最後になると思う。


「岸の柳」

ほぼ100%覚えた。もともと短い曲なので。11月川崎で吹きます。

江戸囃子
秘曲の大太鼓と鉦。締太鼓はほぼ覚えられました。いや、凄く時間かかった。普段やらないけど、最近少し本番なんかでやるようになってきてるので覚えとかないと。

焦らず、少しずつでも頑張ろう!

 先日、稽古場に7名ほど集まって11月にやる「まつり」という曲の合同練習をやりました。自前の三味線を持って行ったんですが、糸は特に張り替えもせずそのままでした。調弦してるとなんか三の糸の音が変、全然響いていません。あ~、これは切れる前触れかも思いつつまずは通しで一回弾きました。

 2回目入る前に師匠が調弦のチェックしてくださったんですが、これはまずいと判断したんでしょう、ご自分の三味線を貸してくださいました。凄くいい音のする三味線で、良かったです。という話ではなく(^0^;)、ああいうときには糸を取り替えて行くべきでした。普段の家練ではそこまで気にしないで弾いていて、その音に慣れてしまって、音の劣化に気がつかなかったんですね。反省です。

 そういえば、最近糸を切らなくなったんですよ。練習時間が足らないからだろっ!っては半分当たってますが、いぜんはちょこちょこ切っていたので、なんか変わったのかな自分。そこはよくわかりません。

 右手は師匠の動きをイメージはしているんですが。

サイトにアクセスできませんでした

ここ数日サイトにアクセスできませんでした。このブログはレンタルサーバーを使って、WordPress というツールを使って構築しています。特に自分で何か変なことをした記憶も無かったので、レンタルサーバーの親元で不具合があってそうなっていると思っていました。

まあ、1日もあれば直るだろうとおもっていたのが直りません。仕方がなくレンタルサーバー側に質問メールをだしたところ、この不具合はお客様側の問題で当社では関知しないというつれないお返事。唯一、php.ini ファイルをいじると、エラー内容が表示される場合があるというので、それをやってみました。するとメッセージが表示されました。それによるとプラグインの wptouch のスクリプトに問題があることだけがわかりました。

ここで、はたと思い出しました。不具合が出る前に、WordPress の管理画面で普段出ない箇所に wptouch の文字が表示されていたことを。英語だったのでよく読みもせずクリックしたことを。もしかしたら、アラート的はものだったかもしれません。

原因がわかったので、ファイルマネージャー で wptouch のフォルダを2つ削除。するとサイトにアクセスできました。再度 wptouch をインストール。これはたぶんもうバージョンアップされていたとおもったので。これも無事成功。ようやくサイトが元に戻りました。

ただ、今回の一連のトラブルはある程度PCの基礎知識がないと解決できない問題でした。レンタルサーバーで自分でサイトを構築する場合は基本全部自己責任だということ痛感しました。一時期はサイトの内容を全部リセットしないと解決できないかもと思ったのですが、無事元に戻れてホントに良かったです。

パーティーで江戸囃子

 ここのところ続けてパーティとか記念式典とかで江戸囃子を演奏する機会がありました。たまにこういったお呼びがあるようなんですが、私自身は初めて参加させていただきました。

 だいたいこういった時の定番メニューがあるそうで、お客様をお迎えするときの演奏、これはだいたい鎌倉。ただ単に鎌倉では無く打ち込みから始めて、屋台頭から結びまで一杯やってから鎌倉に入ります。メインの演奏はひとっ囃子。お祭り関係のパーティなのでやはりこれですね。そして閉会後のお見送りの演奏で投げ合い。この3つを軸に、アレンジを多少入れながらその会合に合わせて演奏します。

 今回、秘曲をメインの前の演奏でやりました。秘曲はもっと練習が必要と痛感しました。もともとなかなか演奏する機会がない曲なのでどうしても練習量が少なくなってしまいます。今回楽屋で今までに無いくらいの真剣さで音源聞いたり、机を叩いて練習しました(笑)。

 いやあ、ある意味今回の本番でかなり身についたような気がします。ちなみに締太鼓打ちました。たまたま一人で打ったので隣の太鼓を見て打つこともできないという状況がそうさせたような気がします。

 本番の経験は重要ですね。
 

千葉のお祭りでした

台風が近づく中、千葉のお祭りに行ってきました。見るからに怪しいお天気で雨は強くないものの降ったり止んだりを繰り返します。屋台の屋根にビニールを掛け太鼓が濡れないようにします。雨が止んだ時間を狙ってお囃子を演奏します。

昨年入られた千葉教室の皆さんとも一緒に演奏できました。やっぱりお祭りで演奏するのが一番楽しいし、勉強になります。それに師匠と一緒に演奏できるこの千葉のお祭りはすごく貴重です。

笛はひとっ囃子、投げ合い、投げ合い、と3回ほどしか吹きませんでしたが、まずまずかな。1回だけ上げの串が不発だったのは反省。トヒューヒャーヒエヒャイトロ、ヒィの前に息継ぎ忘れてました。ちょっと慌ててました。

太鼓は笛を聞きすぎてモタレてしまったり、間がズレたり、秘曲の手を忘れたりと反省てんこ盛り。特に秘曲は本当に覚える覚悟をしないとダメです。

今回、鉦をけっこう打てたのはよい勉強になりました。最後神社の奉納でも鉦を打たせていただきました。そのときのメンバー構成もあるけど、師匠から少し信用されたような気がして嬉しい。会主の先生からも帰りの電車の中でお褒めいただきました。もちろんやり始めたばかりにしては、まあまあというレベルです。まだまだ。

夕方になると雨もひどく。こんな雨の中でやったのは初めて。これもまた貴重な経験でしたが、やっぱりやだ~。暑い中でやるのが千葉のお祭りなんだよなあ~と思いました。

台風が接近ということもあり打ち上げもそこそこに家に帰りました。

祭囃子
祭囃子

かせい阿波おどりのお知らせ

 私の地元の阿波おどりが今週末に開催されます。

7月31日(日) 17:00-20:00

かせい連、天狗連、目黒銀座連、東京新のんき連、練馬つくし連、中村橋新連、粋輦、なごやか連、舞蝶連

 さざんか連さんは都知事選の影響か欠場、代わりに なごやか連さんが初出場で、合計9連の出演です。各連スタート位置で輪踊り、その後流し、ラスト30分くらいは組踊りです。

【長唄三味線】風流船揃

 師匠お忙しくて6月は稽古日無し。で、自分も山王祭やら笛のお浚い会があり、三味線を触っておりませんでした(^^;)。正確に言うと、阿波おどりの練習とか出演で三味線弾いていましたが、長唄の練習はしてませんでした。ん~、一度触らなくなると触らなくなるんです。

 で、お稽古日10日前くらいになって、これではやばいぞ、と思い、少しずつ練習してました。これが見事に弾けません。ホントにまずいので、それからは毎日少しずつ練習してました。泥縄でしたがおかげで稽古は大きなボロを出さずにすみました(^0^;)。

 通しで弾いて、その後師匠がわたしの譜面を取って、ペンでなにやら記号を書き込んでいきます。そうです。抜き差しです。まあ、入れ事はないので抜くだけです。これからはこの抜き差しで練習することになります。早く覚えちゃうといいんですが、それがなかなか…。阿波おどりシーズンだし、その後、祭や笛もあるしなあ。と言い訳ばかり浮かびます(笑)。

 少し弾けるようになってくると楽しいです、船揃。頑張ろうっと!無理なく(笑)

笛のお浚い会でした

長唄の能管・篠笛のお浚い会でした。前回より3名程参加者が増えて少し賑やかになりました。もう、3~4人増えると良いなあ。

私は「常磐の庭」を出させていただきました。能管・篠笛てんこ盛りのお囃子向きの曲です。

客席からの録音を聞いての反省です。

・序の舞
能管で吹くが、後ろの三味線と近く、思っていたより自分の笛が聞こえない。音が出ていないかと思い、強めに息を入れて吹いたが、結果的にはこれが裏目に出てしまった。後で客席で録った音を聞くと、十分音は出ており、オーバーブローでした。その結果、能管の0(甲)の音が曖昧な音になってしまいました。この音に気をつけていたのに…。ただ、全体的には悪くない。80点。

・神田丸
竹笛ですが、唇がちょっと唄口に深く入りすぎて、チャルメラみたいな音に。オーバーブローは気にならなかったが、節回しが今ひとつかな。70点。

・とまやの~
竹笛。最初の笛が鳴っていないという勘違いから、強く息を入れなければという意識が強く、せっかくの竹笛の聞かせどころが台無しに…。特に音の入り方が強く入りすぎのところが多い。60点。

・太鼓地
竹笛。3メの音が甘い。元気良さという点では良かったかな。80点。

・神楽、神舞
能管。この曲のメインイベントみたいな部分です。とにかく間違えないで吹けて良かった、というのが正直な感想です。神楽の雰囲気が少しは出てたかな。神舞はオロシのところで間を見失いそうになったが、なんとか落っこちずに最後まで吹ききれました。最後のヒシギもまずまず。80点。

・段切れ
能管。最後のヒシギの出だしが乱れたが持ち直してヒィーィのィが出せた。70点。

・全体 73点
普段の家での練習環境が凄くライブ、つまり音が響くので、いざ本番になると自分の笛の音が小さく感じるのを痛感した。それに加えて後ろの三味線との距離が近いので、ますます、練習のように自分の音が聞こえないという状況に上手く対応できませんでした。

同じ環境で師匠は素晴らしい笛を吹くわけで、ここは言い訳できない。自分の出す音に芯があれば小さくとも自分に十分聞こえるはず。自分の音のよりいっそうの進歩がないと。それと練習環境に工夫が必要かなと、耳栓をしたりして、わざとデッドな環境にして練習することも必要かなと。

あと、篠笛の微妙な表現力が全然不足している。能管もあるところまで進歩したが、師匠の音に比べれば雲泥の差がある。目指すところは遠いの改めて痛感しました。たどり着けるかわからないけど、少しでも近づきたい。

長唄「常磐の庭」 2016-06-23 お江戸日本橋亭 能管・篠笛で参加 *観客席から録音したものです