高円寺阿波おどりでした 見る阿呆編

 見る阿呆としては、土日のセシオンで15連の演舞を見てきました。昨年の出演連から、舞蝶さん、花菱さんが抜けて、写楽さんが新しく出演。合計では1連減。私の記憶では写楽さん、前にいつ出たのかわからないくらい久しぶりだと思います。舞蝶さん、花菱さん、それぞれ高円寺らしさが濃い連だったので、好き嫌いは別にしてちょっと残念な感じです。持ち時間は去年より2分くらい増えた感じで、去年見足りなさを感じたんですが、今年は時間的にはちょうど良かった感じです。

 客の入りは7割くらいかな、関係者率も高いので、もっと色んなお客さんに見てもらえるようにする工夫が必要かな。

 個人的には江戸っ子さんの演舞が一番良かったかなあ。ひょっとこさん、朱雀さん、東京新のんき、天翔さん、なんかが好印象でした。今勢いを感じるのは、東京新のんきさんとか、朱雀さんかな。

 舞台に関して言うと、踊りと鳴り物両方が良くないと良い舞台になりません。鳴り物の中では特に笛と三味線の技量がより求められるようになってきています。それプラス、その連の音の中にしっかり三味線を取り入れている連と、取りあえず三味線入れて構成で使いました、だけの連がありました。あと、今まで取り上げたことなかったんですが、実は鉦の技量にけっこう差があったのを今回書いておきます。舞台での鉦の神髄は、いかに他の鳴り物の邪魔をせず、鳴り物全体をコントロールするか、だと思っています。っていうか三味線弾きとして、そういう鉦であって欲しいと思っています。ちなみに今の連の鉦は上手いですよ(笑)。

 あと、今年印象的だったのは静かなエンディング。その時は踊りも1~2人くらいです。普通だと全員出てきて、鳴り物もガーッとくる終わり方がほとんどの中、その静かな終わり方は余韻を引くような終わり方で、あ~、これもありだなあ、と思いました。

 衣装も大事ですね。忍さんのゴレンジャー、すいません、茶化していってるのではなく私の中ではそういう呼称なのでご容赦を、衣装変わりました。黒をベースに赤だったり、黄色、がラインで入っていました。ひと言で言うと渋い感じ。でも、私的には好印象でした。踊っている方々もベテランになってきていてそれに合っているかな、と。忍さんの演舞で全員が出てきたときって、色とりどりのビー玉が光っているようで、それだけでキレイなんですよね。

 ちょっと某連さんの法被の着付けで気になったことが…。サラシがへそ上くらいまでしか巻いてない方がいて、上半身裸に法被着ているみたいで、私的にはNG。お前の裸は見たくないと(笑)。

 あと、何だろうな~。こう舞台の空間を上手く使って見せている連とそうでない連が…。そうでない連はとにかく踊りを見て~ってことなんでしょうが、その空間の使い方だとよくわからない、ってことが間々あるように感じました。

 とまあ、偉そうに書きましたが、たくさん勉強になったし刺激をいただきました。最初に書いた原稿は過激すぎてボツにしました(笑)。

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