浜松ひきだるまに行ってきました

東京のひきだるま先駆けて、京阪、浜松でひきだるまがありました。そのうち浜松のひきだるまに日帰りで行ってきました。ひきだるまってわたしの長唄三味線師匠のお浚い会の名称です。念のため。

なかなかハプニングの多い旅でした(^_^;)。まずは品川駅の新幹線改札口前のカフェでコーヒーの飲もうと席に着こうとしたら、テーブルの下になにやら落とし物。なんとぶ厚いお財布!カフェの方に話して、JRの窓口のところに届けてもらいました。

すると5分もせずに、20代の背広を着た男性が走ってきます。わたしのテーブルではなく空いているテーブル下を覗きながら「サイフ…。サイフ」と言ってます。駅に届けてありますよと話しかけ、無事手許に戻ったようです。帰り際、お礼を言われましたが、それだけでした(笑)。

このカフェで横のテーブルに一人の女性が座られたのですが、この方女流の長唄笛の方でした。お顔と笛の入るバッグをお持ちだったので間違いありません。さすがに声をかける勇気はありませんでした。確かこの方浜松にもお稽古場をお持ちですから同じ新幹線だったかもしれません。

何か朝から良いことしたし、良いことあったので気分は上々です。お昼過ぎに浜松到着しました。駅でお昼ご飯を調達。浜松といったらやっぱりウナギ。

自笑亭「うなぎ弁当(赤ワイン仕込)」
自笑亭「うなぎ弁当(赤ワイン仕込)」

会場は浜松福祉交流センター。開演10分前くらいに到着。幕開きの「ねずみぐるま」から最後の「紀州道成寺」、師匠のおまけ演奏までたっぷり楽しみました。自分が以前お浚い会にかけた「五條橋」「松の翁」なんかはやっぱり気になります。両曲とも見事に演奏されていました。

このお弟子さん達、基本月一のお稽古でここまで仕上げてくるんですから凄いです。打ち上げでお弟子さんに言われたんですが、東京はたくさんお稽古日があってうらやましい、と。確かに逆の立場だったらそう思うでしょうね。それだけ浜松のお弟子さん達はお稽古熱心なんだと感じました。

それから何人かにブログを拝読しています、と言われました。なんかみょうな感じです。お一人いるのは知っていて、今回浜松来たのもその方にお目にかかりたかった、のが理由の一つだったんですが、他にも3~4人くらい言われびっくりしました。たぶん、師匠の情報とかも知りたい、というのがあるんだと思います。

プラス、観客の中に笛の知り合いもいらしていて、思いがけず再会です。私の笛の師匠の師匠のお弟子さんです。

今回の助演の唄の師匠は、杵屋五功次先生でした。わたしの色種も先生が唄ってくださいます。なのでご挨拶。先日の美紀会の下浚いで奥様の鳳聲千晴先生にご挨拶したことを奥様から聞いていたらしく、お笛と三味線で大変ですね、とにっこり。優しい先生です。この日は10番お一人で唄ってくださいました。東京でもよろしくお願いいたします。

で打ち上げです。美味しいコース料理いただき、浜松のみなさまと楽しく交流。帰りは最終の新幹線です。当然のごとく新幹線の中でも宴会(笑)。

そしてこの日最大のハプニング。なんと新幹線のチケットを紛失(涙)。検札は済ませたので、そのとき切符をしまい損ねて、宴会でいろいろものを広げていたところに置いて、落っこちて、どこかいっっちゃたのかなあ。師匠とか回りの方が一生懸命掛け合ってくれたのですが、もう一回払いました(涙)。あとみな様にお時間取らせて申し訳なかった。

ちょっと高い交通費になりましたが、それ以上の価値のある楽しい旅でした。

さあ、ひきだるままで2週間切りました!

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