暗譜がはかどらない「外記猿」です【長唄三味線】

 今、ちょっとフォーム改造中です。誰に言われたわけでもないんですが、構えたときの安定感、右手だけで構えたときに天神がちょっと下がっちゃうのが気になるのです。調子変えの時に左手を棹からネジに持って行くときにそうなると少し手間取るんですよね。あと、そうならないよう右手で強く押さえたりしなきゃいけない。こういう余分なことをしたくないし、意識したくない、というのが改造の理由です。

 三味線の胴を今までより少し外側に置くと良い感じです。ただ、当然胴が少し体から離れるので、右手の置き方とかにも影響が出ます。まあ、誤差の範囲なので慣れてくれば問題ないかなと。

 で、来年のお浚い会で「外記猿」を弾くことになり、抜き差しも決まって、それで練習してますが暗譜がさっぱり進みません。半年以上やってるのに…。つらつら思うに、色種には楽しいちょっと長めの合方が2つあったので、ここを覚えるのが割と早い段階でできて、あとの部分はぼちぼち覚えていったんですが、今回の曲にはそれがない…。短めの合方が4つくらいあるんですが、暗譜の手助けにならない感じです。

 これはもう楽譜を見ないで弾く、という練習を徹底するしかないなあ。

“暗譜がはかどらない「外記猿」です【長唄三味線】” への2件の返信

  1. 外記猿は大好きな曲。いつか演奏したいものです。
    ただ、長いし、お囃子的には小鼓的な曲なので「みんなで演奏しようね」の曲には不適切・・・。なかなか気軽にみんなで楽しみましょうという場では選曲できない曲というイメージです。
    小学校五年生の時の初舞台は『末広がり』だったのですが、同じ舞台で母の出し物が『外記猿』でした。そのせいか、とってもなじみある曲。いつか「母以上の演奏をしたい」という私にとって目標曲でもあります。
    この曲は、
    外記節をはじめいろいろな古曲を取り入れた曲なので、本当に難しいと思いますが頑張ってくださいね。

  2. 特別難しい手はないんですが、調子変えが多いのがやっぱり難しいです。前弾きや合方もそこそこ入っていて、全体的に楽しい曲です。
    佐門の附だと、いか~いか~、と弾いて唄が「…すみ~」と来るところがあって、イカ墨みたいだなと(笑)。

    日枝神社のお猿さんを思い出しながら弾いてます(^^)

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