三味線お浚い会がありました!

すっかり書かなくなってしまったブログです。書かなくなるといっそう書く気が無くなる悪循環ですが、ちょっと落ち着いてきたので少しずつ書いていきます。

ことの発端は忘れましたが、ひと月の間に笛の舞台2つ、三味線お浚い会が入ってしまいました(^0^;) これは素人の自分には凄くきついことは受ける前からわかってはいたのですが、まあ、やらんといけなくなったので引き受けた訳です。

先日の越後獅子から2週間ちょっとでこの三味線のお浚い会だったんですが、一番やばいと思っていました。17分くらいのを暗譜ですよ!暗譜の苦労は笛の比ではありません。あっ!ちなみに曲は「橋弁慶」でした。本番一ヶ月前にまずは暗譜を目標に年が明けてから取り組みました。今までの暗譜と今回はちょっと違います。何故なら長唄と言いながらこの「橋弁慶」は謡うような唄で、その台詞に合わせて弾く部分がすご~く多いのです。例えば、「むさしぼう~」の「ぼ」にテンを当てる、みたいな感じです。こんなのがてんこ盛りなので、フレーズ自体は難しくないのですが、歌の流れを覚えてポイントの歌詞を頭に入れないと弾けないのです。今までは三味線のメロディーを覚えれば良かった曲ばかりなのが、ある意味それと反対の曲です。長唄の中で特にお能からきた曲にこの手のものが多いようです。

それから今回心配事がもう一つ、下浚いが諸般の事情で無かったのです(T_T)。これは正直困りました。この曲こそ下浚いしたかったです。お稽古は師匠が唄ってくれますが、助演の先生方とリハしておきたかった。まあ、無いものはしょうがないので師匠との稽古を信じてやるだけです。

さて本番です。全体的にはまずまず。自分的には予想以上にできたように思います。最初のドンテンの連続から、ドツツン以降、この出だしがつまずくとまずいと思っていたところを無事に通り抜けられたのが大きかったと思います。ただ、スカバチが怖くて、けっこうバチのところを見てしまったので、動画で見ると顔が下向きすぎでした。

長唄「橋弁慶」 2018-04-08 神保町 三味線お浚い会 *観客席から録音したものです

↑ちょっと音質良くないのはご容赦ください

それから、今回出番が後ろの方だったので、控え室で何回か練習できたのも良かったようです。ギリギリまであがいてみるものですね。

さて、次は何の曲になるでしょう?

長唄「越後獅子」を吹きました

お囃子の知人からお声がけいただき、長唄「越後獅子」の笛を吹きました。

もともとはお三味線のお浚い会なんですが、会主のご好意によりひとつ番組を出させていただいているような状況です。私にとっても立派な唄・三味線・囃子の中に混ざって勉強できる良い機会です。

さて、出演を承諾したものの問題が一つ。「下浚い」と「本番」しかありません。プロの方ならなんら問題ないんですが、素人の自分にはかなりの難関です。幸い「下浚い」と「本番」の間が2週間ほどあるのでよい下浚いをしてそれを練習音源にしたいところです。

なので下浚いまでに自分である程度本番に近い出来に練習しないといけません。越後獅子、お笛をお稽古するとわりと早い時期に練習する曲なんですが、今回は三味線べたつきでない笛を目指しました。師匠にある程度その辺は以前お稽古してもらっているので、この機会にさらに練り上げていくことを目指しました。

それから一ヶ所だけ、笛に入るタイミングが三味線の演者というか流派によって違うところがあってそこはもう下浚いで確認するしかありません。

そんなこんなで昨日本番でした。自分的には反省点はもちろんあるのですが、何とか及第点はあげられるかな。

一番の反省はちょっと雑な感じに聞こえることと、3メリを外したヶ所が、ああ~って感じです。

良かったのは竹笛の全体的な調子が三味線と合っていたこと、楽しい感じが出せたかなって。

よい勉強をさせていただきました。

小鍛冶が終わってしまった…

弾き唄いの楽しさを教えてくれた小鍛冶がいったん上がりとなってしまいました。通しで弾き唄いして、注意点は一オクターブ上げて唄うこと。練習は二本調子くらいでやるんですが、そのときはオクターブ上げるようにとのことです。声が低すぎるようです。しかし、この一オクターブ上は私にとっては至難です。高い声出ないんですよ。師匠は慣れてくれば力が抜けて出るとおっしゃりますが…。ん~、ボイストレーニング研究してみようと思います。

で、来年4月にお浚い会をやることが決まったのでそれの曲を決めましょうとのことで、鞍馬山をリクエストしたんですが被っているとのことで橋弁慶に決まりました。自分的には唄も唄う、この曲の場合は謡うって書いた方がしっくりする感じかな、弾き唄いできるようやってみるつもりです。

稲荷山~

長唄三味線の方ですが、最初は家で練習していても全然形にならず、弾き唄いはまだ早かったのかなあ、等と思ったりしたんですが、継続は力です。なんかほんの少しずつですが、形になってきました。

師匠のお手本はもとより五郎治さんやら伊十郎さん、東音宮田さんの唄を聞いたりもしました。ほんと人それぞれ唄い方違うんですね。これは自分が唄うようになったからわかったことでもあります。最初の「いなりやま~みつのともしび~」という節だけとっても四人四様です。師匠からはなるべく素直に唄うよう言われています。

お稽古の方もずーっと三味線先行で唄はつぶやくように唄っていましたが、先日のお稽古で初めて自分がタテみたいな感じでの弾き唄いのお稽古になりました。これがまた難しい。あいまいに唄ってきたところは見事に音を外してしまいます。どういう風に節を回すか、微妙なところを直すと、あらっ!なんか少し長唄っぽくなるじゃあありませんか。

凄く楽しいです。

勧進帳の笛@川崎邦楽祭

個人的に勧進帳という曲が好きです。なので笛の出番は少ない曲ですがいつかは舞台で吹いてみたいと思っていました。時間の関係でごっそり抜いているので、次第も短いやつ、ノットも無し、延年の舞いもなかったのですが、それでも凄く楽しかったです。

練習や本番で一番不安だったのが、滝流しが終わって舞三段のところの入り口でした。それと、続けて吹く片シャギリ。チリカラスタッポン、ヒィーと入ってからのテンポのキープが何気に難しいです。本番では途中指がもつれたりしましたが、間が崩れず吹けたのでそれが凄く自分的にはホッとしました。

出だしのヒィーヤーヒィーは、重く吹かなければいけないんですが、緊張から出だしのヒィーがかすれ、すぐヤーにいってしまい結果軽いものになってしまいました。反省です。

段切れのヒィーヤーヒィーは、なかなか良い感じでした。

長唄「勧進帳」 2017-09-30 川崎市某ホール 能管笛で参加 *観客席から録音したものです

今回の三味線のメンバーが一部替わったりしましたが、会主のSさまが本当に素晴らしい方で準備やらなにやらとやっていただいて、本当に気持ちよく参加できました。他の参加者も同じ気持ちだと思います。勧進帳のタテ三味線も立派でした。

来年も是非参加させていただきたいです。

徳島阿波おどり

徳島に11日~14日行ってきました。前夜祭見て、徳島の友人と飲んで、徳島の無双連に入って三味線弾いたりと、楽しい4日間でした。

 

夏疾風

長唄の笛師匠がソロデビューしました。

夏疾風という軽快な疾走感のある素敵な曲です。itune とか アマゾンミュージックとか google music とかで配信中です。夏疾風で検索してみてください。

この曲をさらう予定です(^_^)v

江戸囃子 お稽古

凄く速いテンポになったときの大太鼓・鉦が全然ダメ。師匠からもそのへんを指摘されました。師匠いわく、練習すればできるようになります。それといつも同じ手を無理に打たなくても良いとのこと。ドドストストスト~は超高速では無理があるので手数の少ない手にするとか。

要は良い囃子になっていれば何を打っても良い、後は自分で研究しなさいということです。

速さは慣れることがまずは必要なので家でその辺を地味自主トレしないとダメですね。

笛は味わいのエッセンスと、玉に合わせて笛を吹く稽古でした。何とか止めの手を聞き取って吹けた。これは少し進歩。家での自主トレが利いてます。

太鼓も笛も終わりはないですね。

ダメだし「乱序・狂い」

長唄の笛の久しぶりの稽古でした。曲は「英執着獅子」で、今回は獅子物で付きものの「乱序・狂い」を見ていただきました。吹き終わって、師匠が難しい顔をされています。あれ、そんなにひどかったかな?自分的にはそこそこ吹けたんではないかと。そんな甘い考えは吹き飛びました。師匠に言わせると、能管が全然鳴っていないと。師匠はもう長い間私の音を聞いています。私が気がつかないようなことも気がつく方です。その方がそういうんですかそうなんだと思います。

能管の蜜蝋をチェックされて少し少ないかもしれないとのこと。この部分は私自身で調整しているのでそのせいかもしれません。まずは録音の音を聞いて判断しようと思い稽古を終了しました。

で、家に帰って録音を聞いてみます。自分的にはなんとか及第点かなとは思うのですが、数日前の師匠の演奏の音を思い出すと、確かに全然鳴っていないのは明らかにわかります。師匠はそこを目指せってことなんだろうな。ありがたいことです。褒められるのはもちろん嬉しいんですが、もっと上に行けるよ、っていうダメだしをいただけるのは同じくらい嬉しいことです。

蜜蝋の方も何度か試行錯誤して、多少鳴るような感じに再調整しました。師匠の耳は確かですからもっといい音鳴らさないと能管にも申し訳ないし。

がんばろう!

弾き唄いに挑戦「小鍛冶」

お浚い会が終わってから初めての稽古がありました。事前にメールで弾き唄いに挑戦したい旨を伝えてありました。ダメとか無理とか言われるかもしれないと思っていましたが、あっさりOKでした。あ~、師匠ってそういう方だよなと、弟子の希望をできるだけかなえてあげようとする方だよなと、改めて思いました。

いくつか弾き唄いしたい曲の候補はあったのですが、師匠から最初はこれがやりやすいでしょう、ということで小鍛冶になりました。私も馴染みのある好きな曲なので楽しみです。

さて、師匠から弾き唄いの修得方法として、幾つかキーポイントを教えていただきました。

まずは、三味線の手を覚える。次に唄だけ唄えるようにする。最後に三味線と歌を合わせる。字配りが大事ですよ。とのことでした。字配りとは唄のフレーズが三味線のメロディーの中にどう配置されているか、ということです。

乞うご期待です!