本調子→二上がり と 女子東音会

 鶴亀練習してて、難しいなあと感じたこと。それは調子変えの感覚。今までけっこうアバウトにやっていました(汗)。トントン~トントン~、ってだいたい4回弾く余裕のある曲がおおかったんでそれでも別に不都合は感じなかったんです。師匠の音に合わせればOKだし。

 で、鶴亀は本調子からトン一発で変えて、トンツテドンいくので、一発でなるべく正しい二上がりにして次のトンで微調整くらいにしないといけないわけです。真面目な話、どれくらい角度回したらいいか大まかですが確認してみました。もとの調子とか室温とか色んな環境によって変わるんでしょうが、だいたいの基準ていうのは知っておきたかったので。思ったより回してない、と自分的には感じました。

 あとは実際に二の巻に手をかけて、どういう感じで回したらその角度近くになるかを反復あるのみ。なんとなくですがだんだん良くなってきている感じです。

 それから、私二の巻を上げるとき小指をかけると大きく上げられません。下げるのはできます。なんでやろ?上げる方向に回すとき小指がかけると力入らないんです。なので二上がりにするときは小指をかけずにグイッと回して、それから小指をかけながら押し込みを意識して微調整してます。師匠には特に何も言われないのでスルーしているんですが。小指かなり短いんでそのせいかな。

 ちなみにご存じない方のために説明すると、三味線の巻ってただ刺さっている状態なので少し押し込み気味に回さないと、キュルって緩んじゃいます。なので、一と三の巻は親指を糸倉にかけながら、二の巻は小指をかけながら回すのが基本です。

 師匠は基本通りかな。土曜日女子東音会でその辺観察してみたんですが、小指かけてないかたもチラホラ。要は緩まず調子変えができればいいことなんですけどね。その女子東音会では三の巻はキュルっとなった方はいったん三味線置いて巻き直してました。留めの方でした。タテで糸を切った方は、後見からすぐ替えの三味線がでてきました。もうお一方はお囃子のみになったときに三の糸をずらしていました。切れそうだったんでしょうね。30分近い曲だと糸が持たないこと多いんでしょうね。

 そうそう、その女子東音会なんですが、もとはみどケロさんのお師匠さんがご出演と言うことで聞きに行きました。そしたら、助演お囃子の中にマイ笛師匠がいらっしゃいまして、大変満足な演奏会になりました(^o^)。

 私ごときが三味線の感想を言うのもおこがましいのですが、東音の方の三味線は、清く正しく美しい、という感じがします。大薩摩なんかでも、もうちっと、あざとく派手にやってもいいようなときも割とサラッと弾く方が多い気がします。音、音程はもういうまでもなくキレイ。

 客席になんとなくいつもより男性が多い気がしたのは、男性は女性師匠につく方が多いのかな(笑)。なんとなくわからなくもないですが(笑)

 

“本調子→二上がり と 女子東音会” への2件の返信

  1. 長唄・川崎邦楽際 三味線・笛 と共に頑張ってください。小唄振りの笛にも挑戦しませんか??
    今回の川崎邦祭は、残念ながら、不参加ですが、来年の小唄の会より、出演します。また、稽古も、今藤美治郎師の門下として、継続しています。
    今は、「喜三の庭」の稽古中です。T・今藤美多郎・春日豊千治

  2. Tさま
    コメントありがとうございます。お名前の方は万が一あるのでイニシャルに変えて編集いたしまた。ご容赦ください。

    今年はご一緒できず残念です。小唄の笛かあ、今度なんかCD探して聞いてみます。あまりこうイメージできない分野なんです(汗)。これ以上手を広げるのは、ますます首を絞めることになるなあ(笑)。

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