長唄 能管・篠笛お稽古 「操三番叟」5

 上がりましたが、演奏自体はボロボロでした。竹田以外の竹笛(篠笛)が2ヶ所あるのですが、いずれも能管を吹いた直後になり、持ち替えであたふたしてしまいます。こういった能管終わってすぐ竹笛っていう曲は今までなかったように思う。

 能管を置く、ここまではいいのです。竹笛を持って構えるときに、今までの曲だと笛を手にとって膝の上で、右手の指を指穴に合わせて置き、それから左手を唄口のところに添えて口元に上げ、その後左手を滑らせ構えます。この一連の動作を素早くやらねば、と思うと慌ててしまい、特に右手の指が外れてしまいます。

 言うまでもなく、竹田のところはこの数倍の速さで持ち替えないといけないので、稽古ではみごと撃沈でした。特に能管→竹笛の持ち替えが難しい。竹笛→能管はまだなんとか間に合ってました。間に合わせた感たっぷりの音でしたが…。これを慌てた感なく吹くには相当な慣れが必要ですね。

 その他ダメ出しいただいたところ、ヒィーヤー、ヒィーが重すぎる。それだと次第のヒィーヤー、ヒィーですとのこと。あと、三番地がもっと唱歌っぽく聞こえるように吹くこと。ヒウイヤロと書いてあるけど、読みはヒューイヤロっぽいのかな。師匠のお手本聞くとヒューイヤロっぽい。

 三番地の笛に関しては、地の手事のバリエーションがいくつか必要だと感じました。取りあえず、これお吹いていれば間違いない、というのばかりだとさすがにワンパターン。とくに終わるときの手を覚えて、どれを吹いても三番地だと聞こえるようにしないと。こういうのは場数がものをいうので次回また三番叟ものを稽古するときがあるだろうから、身につけておきたい。

 で、時間が余って次何しましょうか?と聞かれたので「勝三郎 連獅子」をお願いしました。秋に川崎の邦楽祭に笛で出る予定の曲です。じゃあ、「狂い」をちょっとやっておきましょうか、と言われドキッ!少し練習していたので何とか吹けましたが、CDに合わせての演奏、そうプロの演奏なので速い!です。振り落とされそうになりながらも何とか。この辺はちょっとは成長しているようです。

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