銀座五丁目東町会さまにお呼びいただいて神輿渡御に江戸囃子で応援させていただきました。着替えの場所から備品をお借りしたりするなど大変お世話になり、ありがとうございました。お囃子の会の皆様も太鼓の準備等お世話になりました。そういうところではなかなかお手伝いできないので、いつも感謝感謝です。
鉄砲洲稲荷神社は駅でいうと、日比谷線八丁堀駅が近く住所でいうと中央区湊になりますが、銀座あたりも氏子さんになっています。なんと!歌舞伎座も氏子さんなのです。今回お世話になった銀座五丁目東町会さまはその歌舞伎座のすぐ近くです。
この日は銀座地区の神輿の連合渡御があり、各神輿が歌舞伎座横に集まって京橋公園まで。その後は五丁目東町会の神輿について囃しました。スタートは、新橋演舞場横の五丁目東町会の神酒所で、歌舞伎座脇、あちこち回って金田中前を経て最後神酒所に戻って納めるところまで。
底抜けがないので、テーブルに緋毛氈を敷いてそこに太鼓をセッティングして演奏。神輿を見送ったら撤収・移動・セッティングしてまた演奏というスタイルでした。9回くらい移動したかな。でも、歌舞伎座脇とか金田中の前、新橋演舞場の横で演奏できるという貴重な経験を積むことができました。金田中前ではお接待で、いなり寿司の鉄砲巻き、冷えた日本酒にレモンの入ったお酒をいただきましたが、さすがに美味かったです。
師匠の笛もたくさん聞けて良かった。途中風が強くなったんですが、師匠だとそんなのもあまり関係ないんですよね。自分は締太鼓・大太鼓を打って、最後の神酒所に神輿が納まるときに笛でした。最後名残惜しくてなかなか納まらないんですよ。それがまたいいですね。一人では吹ききれなく、先輩と二人で交代で吹きました。ホントは一人で吹ききるくらいにならないとダメですね。
本番って楽しいのもあるんですが、自分の限界がよくわかります。わかるっていうか練習ではなかなかわからないところが露わになる、っていう感じでしょうか。その露わになったところを修正するようまた練習する。なので本番は大事なんです。
ちょっと前回の山王際でも感じたんですが、投げ合いの笛持久力が落ちてきています。特に最初に出なくなるのが、串中の中の音。家での練習ではけっこう長く吹いてもそうならないんですが、今回の本番でもそうなったから、問題ありです。唇の感覚が麻痺したっぽくなるとダメです。家に帰って今の状況なら再現できるだろうと思って練習したら、何となく原因はわかった気がします。
おそらくですが、自分は唇で作る息穴が少し右寄りです。過去にもこれは日記に書いたことがあるのでわかっていたことなんですが、ここのところ普通に真ん中に笛を構えて吹いても大丈夫だったんで、それはもう忘れていました。ところが長く吹いて唇の感覚が無くなってくると息穴が前のように右にズレ、また息のビームも太く荒くなって中が鳴らなくなる。ほかの音はそれでも出せるんですが、中は一番鳴るポイントが狭いんでしょう。
疲れた状態でいかに笛を吹き続けるか。これは江戸囃子の笛吹きには必須の力です。あと10日で三社祭なのでその辺修正していきたいと思います。
やっぱり祭はたのしいなあ!