まあ、恥ずかしいのなんの!でもそんなことも言ってられないし、そもそもそんな腕前じゃありませんから。ということで聞いていただきました。
竹笛のところでピッチが合わない件。要はあの調子笛のピッチは当てにしてはならない。あれは原理はハーモニカなので、そのときの状況や吹く人によって半音くらいズレることもあるそうです。今の状況だと、こちらの笛に合わせてくださいとはちょっと言いづらいので、こちらで調整するしかなさそうです。師匠に師匠の笛のピッチと私の笛とのピッチを確認していただきましたが、問題ありませんでした。
急ノ舞は、もっと急ノ舞らしく!一本調子に聞こえる。これと同じ事、江戸囃子の鎌倉で最近言われました。曲にドラマつける。唱歌を歌うように吹けばいいですよと。
あと、三週間ちょっと。頑張ろう!
長唄で使われている篠笛は低く435hzで作られており、三味線の調子笛は440hzですので、三味線と合わせると篠笛の方が低くなります。プロの方は三味線の音を聞いて篠笛をたくさんの笛の中から選んでいますので、笛の頭の数字はあまり関係ないようです。阿波踊りでも組踊りの時私の連では民謡も使いますが、そのときは三味線に合わせた篠笛を使います。合わないと気色悪いといわれます。
笛吹童子さま
三味線の調子笛は440hzなのは同意ですが、長唄用篠笛が435hzで作られているというご意見には、ちょっと違うかなと思います。そういう時代もあった、とは思います。ジャンルは違いますが、雅楽の基準ピッチは430hzだそうで、長唄の笛も昔はかなり低かったと思われます。
で、現代なんですが、私のお師匠さんは基準ピッチ442hzのお笛だそうです。雑談の中でそんなことをおっしゃられていました。なので、長唄で使われる笛は435hzというのには異論があるのです。おっしゃるとおり、プロの方はたくさん笛をお持ちなので頭の数字には関係ないのには同意です。
阿波おどりは、真夏の外でやったりすると笛は間違いなく高くなります。阿波おどりは三味線が笛に合わせるしかないので、6本調子のはずが、6本半くらいになってます。なので、夏場は特に気をつけて三味線を調弦してます。
最近、平均律により近い笛がはやりなんですが、あの笛は三味線には合わないですね。三味線は平均律じゃないので。純正律なのかな。なので洋楽を三味線で弾くと変なんですよね。
でも、考えると長唄、三味線に合わせて篠笛を吹くというのは、圧倒的少数派で絶滅危惧種なんだろうと思います。一部のプロを除いて。
一般的には篠笛でポップスや、好きな映画音楽を吹きたい、っているニーズが多いんだと思います。そしてそれらは皆平均律の曲。唄用笛でも合わせにくいってことで、洋律(最近、ドレミ調の笛をこういう風に言う人が多い?)が幅をきかせてきています。
ん~、それでいいのかなあ?唄洋笛も生き残って欲しい。江戸囃子もやるので古典調の笛も生き残って欲しい。なんてことを思うこの頃です。
コメントありがとうございました。