「若獅子会」江戸囃子も阿波おどりもあったよ

 長唄の笛の師匠が出演されていて、今年が9回目になるそうです。実は今の師匠に習う前にこの演奏会でどんな笛を吹かれるか聞きに行ったのがもう5年前のこと。師匠もあの頃は更に若かった(笑)。

 今回の若獅子会は自分的には凄く面白かった。シシ16というお囃子だけの曲があったんですが、これが江戸囃子の寿獅子・祭囃子と長唄の獅子のコラボ。寿獅子の屋台は別名で「狂い」ともいうそうです。これって獅子の囃子の狂いからきてるのかな。ともかく同時に演奏したり、別々に演奏したり、寿獅子の鳴り物で能管の狂い吹いたり、その逆をやったりと、すごくハイレベルで楽しかったです。鳳聲晴久さんは若山社中の方でもありますから、祭囃子も本職です。

 それから、アンコールで四国でやってきた出し物のさわりをやったんですが、この中に阿波おどりのお囃子も入ってました。いわゆる本物の阿波おどりのお囃子と比べるとリズムの面で少し違うんですが、曲として一流の邦楽演奏家がリミックスした、上質な阿波おどりのお囃子になっていたと思います。

 そうなんです。長唄に江戸囃子に阿波おどりって、まさに自分がやってることが今回の若獅子会だったんです!

 他にもジャズっぽい後のりの曲をやったり、お囃子の可能性を感じさせる内容でした。

 今年は秋に国立で10回の記念会をやるそうですよ。こうご期待です!

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