長唄「竹生島」を吹きました

大田区のある三味線弾きの方にお誘いいただき、大田区のイベントで吹いてきました。

三挺三枚、お囃子です。プロの方々に混じらせていただいての演奏でした。越後獅子、橋弁慶と続く三連ちゃんのトリです。笛は能管のみで、出端、神舞、早笛、働きとか、けっこうてんこ盛りです。

反省点から書くと、出だしの次第のヒィーヤーヒィーがひどい音。後で師匠に聞いていただいたら、ギリ、セーフと笑いながら言われました。師匠でも幕開きのヒィーは今でも緊張するそうです。ふくふくさんもその辺の怖さがわかったなら、半分プロですよ、なんて慰められたのか褒められたのか(笑) でも、ほんと怖いです。ちょっと吹き方とかルーチンがルーズになっていたんだと思います。この機会にもう一度見直して取り組まないと。

神舞はもっと力強く。早笛はフレーズのお尻が延びすぎ。働きは手を間違えましたが、寸法合ってたのでまあセーフとの講評をいただきました。

その他、もうただ吹くだけではダメみたいな、高度な要求がありました!それが一番難しいです。ねえ師匠(笑) 頑張ります!

長唄「竹生島」 2018-04-21 大田区某ホール 能管で参加 *舞台上で録音したものです

三味線お浚い会がありました!

すっかり書かなくなってしまったブログです。書かなくなるといっそう書く気が無くなる悪循環ですが、ちょっと落ち着いてきたので少しずつ書いていきます。

ことの発端は忘れましたが、ひと月の間に笛の舞台2つ、三味線お浚い会が入ってしまいました(^0^;) これは素人の自分には凄くきついことは受ける前からわかってはいたのですが、まあ、やらんといけなくなったので引き受けた訳です。

先日の越後獅子から2週間ちょっとでこの三味線のお浚い会だったんですが、一番やばいと思っていました。17分くらいのを暗譜ですよ!暗譜の苦労は笛の比ではありません。あっ!ちなみに曲は「橋弁慶」でした。本番一ヶ月前にまずは暗譜を目標に年が明けてから取り組みました。今までの暗譜と今回はちょっと違います。何故なら長唄と言いながらこの「橋弁慶」は謡うような唄で、その台詞に合わせて弾く部分がすご~く多いのです。例えば、「むさしぼう~」の「ぼ」にテンを当てる、みたいな感じです。こんなのがてんこ盛りなので、フレーズ自体は難しくないのですが、歌の流れを覚えてポイントの歌詞を頭に入れないと弾けないのです。今までは三味線のメロディーを覚えれば良かった曲ばかりなのが、ある意味それと反対の曲です。長唄の中で特にお能からきた曲にこの手のものが多いようです。

それから今回心配事がもう一つ、下浚いが諸般の事情で無かったのです(T_T)。これは正直困りました。この曲こそ下浚いしたかったです。お稽古は師匠が唄ってくれますが、助演の先生方とリハしておきたかった。まあ、無いものはしょうがないので師匠との稽古を信じてやるだけです。

さて本番です。全体的にはまずまず。自分的には予想以上にできたように思います。最初のドンテンの連続から、ドツツン以降、この出だしがつまずくとまずいと思っていたところを無事に通り抜けられたのが大きかったと思います。ただ、スカバチが怖くて、けっこうバチのところを見てしまったので、動画で見ると顔が下向きすぎでした。

長唄「橋弁慶」 2018-04-08 神保町 三味線お浚い会 *観客席から録音したものです

↑ちょっと音質良くないのはご容赦ください

それから、今回出番が後ろの方だったので、控え室で何回か練習できたのも良かったようです。ギリギリまであがいてみるものですね。

さて、次は何の曲になるでしょう?