長唄「越後獅子」を吹きました

お囃子の知人からお声がけいただき、長唄「越後獅子」の笛を吹きました。

もともとはお三味線のお浚い会なんですが、会主のご好意によりひとつ番組を出させていただいているような状況です。私にとっても立派な唄・三味線・囃子の中に混ざって勉強できる良い機会です。

さて、出演を承諾したものの問題が一つ。「下浚い」と「本番」しかありません。プロの方ならなんら問題ないんですが、素人の自分にはかなりの難関です。幸い「下浚い」と「本番」の間が2週間ほどあるのでよい下浚いをしてそれを練習音源にしたいところです。

なので下浚いまでに自分である程度本番に近い出来に練習しないといけません。越後獅子、お笛をお稽古するとわりと早い時期に練習する曲なんですが、今回は三味線べたつきでない笛を目指しました。師匠にある程度その辺は以前お稽古してもらっているので、この機会にさらに練り上げていくことを目指しました。

それから一ヶ所だけ、笛に入るタイミングが三味線の演者というか流派によって違うところがあってそこはもう下浚いで確認するしかありません。

そんなこんなで昨日本番でした。自分的には反省点はもちろんあるのですが、何とか及第点はあげられるかな。

一番の反省はちょっと雑な感じに聞こえることと、3メリを外したヶ所が、ああ~って感じです。

良かったのは竹笛の全体的な調子が三味線と合っていたこと、楽しい感じが出せたかなって。

よい勉強をさせていただきました。