泥縄で練習し、心の中で師匠に練習不足を謝りながらお稽古へ。久しぶりのお稽古だったので、合挽忘れる、ICレコーダが見つからず。ついてません。お稽古の方は、次回やって「松の翁」はいったん上がる、とお師匠様。いつものパターンだと次の曲がお浚い会の曲です。ドキドキ。でも、まず「松の翁」もそっと練習しろ>自分(汗)
長唄 能管・篠笛お稽古 「黒髪」
来月に舞台で吹くことになった「黒髪」をお稽古していただきました。師匠はこの曲が大好きだそうです。だけど難しいよね、とも。なんかこう、いろいろと勉強になることをお話いただきました。師匠に教わるということは、細かい技術的なことより、こういったときはこんな気持ちで吹くと良いよ、みたいな話を聞くことができることが一番大事かなと感じています。自分自身舞台みたいなところで吹く場合、最低1回でも聞いていただいて、いろいろとダメをいただくことで逆に、落ち着いて舞台に臨めるように思います。
今回一番響いた言葉は「ふくふくさんも一人の演奏者なんですから」という言葉。いろんな意味、いろんなとらえ方ができます。今回は激励の意味を強く込められていたように感じました。こういう曲は勉強になりますよとも。
頑張らないと!
演奏会のちサッカー、おまけラグビー
紀尾井小ホールへ望月太左衛師主催の一如乃会の定期公演に行ってきました。幕が開くと、あれま~、お着物が華やか。なんとなく黒が多いのではないかと思っていましたが、助演の数名を除いてはお名取の方々も明るい色のものをお召しでした。最近、着物に興味が出てきたみどケロさんも勉強になったとか。テーマが花というのがあったからなんでしょうね。藤娘、連獅子、娘道成寺と花に関連する番組と、細棹・中棹・太棹で地唄、長唄、義太夫から一つずつという構成でした。最後の義太夫「猩々」は太左衛師とお嬢様はじめバリバリプロの気迫こもった囃子を聞かせていただきました。
で、家に帰ったらなんか急に疲れが出てご飯食べたらバタンキュー。起きたら今度は眠れなくなって、結局コンフェデレーションズカップの日本対ブラジル戦を見てしまいました。やっぱり、強かった。ブラジル。パスのスピードが速く正確、それを止めるトラップの技術が素人目にも日本とブラジルには大きな差がありました。これって普段の環境の違いが大きいのかな。
そんな中でも本田選手のキープ力は凄かった。香川選手は全然目立ってなかった。誰かが言っていたけど、使われるタイプの香川選手は回りがみんなマンチェスターユナイテッドクラスの選手じゃないと輝けないのかな。
そんなサッカーの陰でラグビーがウェールズを破るという大金星!でもよく見たら相手はほとんど2軍で暑さに参っていたとのこと。だとしても、大きな一歩ですよこれは。まあ2軍を出されたこと自体は問題大ありですけど。日本選手でただ一人南半球スーパーリーグで戦うスクラムハーフの田中選手もパスのスピードが全然違うと、夜中にやっていたNHKの番組で以前言っていました。
世界との差はパスのスピード。これ球技全体の共通課題なんでしょうね。
長唄 能管・篠笛お稽古 「娘七種」3
今回は竹笛です。まあこういう感じの竹笛っていってもわからないでしょうが、こういったの苦手です。もうストレートにどういう感じで吹いて良いのかわかりませんと、師匠に丸投げ(汗)。優しい師匠はお手本を吹いてくださいました。やっぱり音が厚みがあってふくよかなんですよね。自分のは痩せた音。身体はふくよかなのに(笑)。たくさん吹かないとダメですよ、と。はっ!わかってはいるんですが。
来月、舞踊 長唄「黒髪」を吹くことをご報告。狭い世界ですから事前にお耳に入れておかないと。師匠はこういったことは応援してくださる方です。じゃあ、今度「黒髪」もやりましょうと。ありがとうございます!
舞踊 長唄「黒髪」の下浚い
長唄三味線の知り合いから、あるお名取の方の踊りで長唄「黒髪」に笛を入れてくれないか、とのオファーがあり無謀にも引き受けてしまいました。何度か長唄の演奏でご一緒したことのある方なので、私の腕前は承知の上でのオファーですから(汗)。
笛を習い始めてしばらく経つと長唄系師匠の場合長唄の手ほどきとしてよく使われます。長唄笛のお浚い会なら笛は全部に入りますが、そうでない場合は笛が入らない部分も多いです。これがまたその時の状況、吹く人によって笛の入る場所が違うんですよね。いろいろと音源や動画を見ましたが、最終的には音源としていただいた音に忠実に吹くことにしました。ほんの少しだけアレンジ。ベタ付きで上手く吹けないとダメなんですよね。そこから少しだけアレンジ、が目標です。
昨日、とにかくも初めて合わせて、良かったですよ、とお世辞に間違いないんですが、なんとか無事吹けました。本番は1ヶ月先なので吹き込んでいきます。
あ~、昨日は緊張した。
江戸囃子のお稽古
寿獅子やひとっ囃子を稽古したんですが…。ダメ出しのてんこ盛りでした。祭りが終わってちょっとは上達してるかなあ、との甘い考えは粉砕されました(汗)。ちょっとあまりにも出来が良くなかったんで、いろいろ考えました。考えて考えて、だいたいの原因はわかってきました。
篠笛は間の取り方が全然できていません。じゃあ、今までできていたのか?と言われれば、まあできていたんですね。以前と今で違うのは、太鼓の手がわかってきて太鼓の音を聞くようになってきたことなんです。それはいいことでしょ、と言われそうですが、実はそうでもあり、そうでもない部分があります。
以前は笛の唱歌だけを一生懸命追って吹いていて、結果太鼓となんとか合っていた、ような状況でした。今はなまじ太鼓の音がわかっているので、ふとした瞬間にあれ?これで笛合っているのかな?と不安になったりしてその結果笛の手が遅れたり早まったりしているような状況です。特に弟子同士で合奏する時にこれが顕著です。
師匠に言われたのが太鼓のこの部分にこの音をぶつける、という意識を強く持つこと。太鼓の手に、天天ツ、イヤ、テレツクツ、ヨーイ、テレツクツ、天ツクツというのがあって、これに笛がチイヒャイヒャイトロトーヒューヒャ、トーヒューヒャーヒエヒャイトロと合わせるんですが、何気なく今まで吹けていた部分が昨日はあれ?になってしまいました。これのどことどこがリンクするかをしっかり覚えていなかったということです。
ではどうしたら良いかというと、今までそれぞれ笛の唱歌、太鼓の唱歌をそれぞれ覚えたんですが、それをもっと高度にリンクして自分の中に再構築しないといけないわけです。それができていなくて、中途半端になっているから間が悪くなっちゃうわけです。
二つ目の原因は、頭の中の間やリズム、唱歌と言い換えても良いです、を実際手を動かして太鼓を打ったり、笛を吹くのにずれがあるということ。このずれはやっかいでして、まあリズム感が悪いという言葉で片付けられちゃうと身もふたもないことになっちゃいますので、なんとか対応策を考えないといけません。
大太鼓でいうと、プレモーションが大事。江戸囃子の屋台や四丁目の大太鼓は締太鼓が打っている中の部分部分で入るという、難しいことを要求されています。プレモーションに入る位置、動作の形、この辺り師匠も教えてくださったことをもう一度自分の中に再構築しないといけません。
獅子の笛でいうと、ドンドンドンの最後のドンを聞いてからチヒヒャイヒャイトと吹いては遅れます。今までの自分を振り返ってみるとそこが一番のポイントだったように思います。今試行錯誤中ですが2回目のドンを聞いたら吹くイメージの方が良い感じです。3回目のドンで息を軽く吸って、ドンドン(ス)チヒヒャイヒャイトの感じです。
その他にも曲の中でここはもっと陽気にとか元気よくとか、そういうアーティキュレーションにもっと気をつけるように注意をいただきました。
最後まで吹ける・打てるようになったからこその厳しい指導と前向きに受け止めて頑張ります!
自分はMだな(笑)