長唄三味線のお稽古 「松の翁」6

 たぶん6回目(汗)。お稽古はほぼ1ヶ月ぶりです。師匠や自分の都合で今月は2回練習がキャンセルになってしまいました。一応通しで最後までは行っていますが、二上がり以降はまだまだ全然ダメ。特に合方のところ師匠が替え手を今回入れてくださったんですが、それだけで自分は崩壊です(汗)。あと2~3回でいったん上がるかな。今年お浚い会にかけた「雨の四季」は去年の6月から稽古始めたから、今度の曲が来年お浚い会の有力候補。

 「花見踊」「五條橋」「雨の四季」と来てます。楽しみ(^o^)!

 それと今度師匠と鉄九郎師のユニット「伝の会」の演奏会を初めて拝見することができます。昨日チケットをいただきました!これが本当に楽しみです。

長唄 能管・篠笛お稽古 「娘七種」2

 まあなんだか忙しくて稽古していません。三社祭もあったので、と言い訳。前日に前回の録音を聞いて泥縄…。序の舞は前回初めてでした。重々しくなりすぎない、でも序の舞なんだよ、という風に吹くと良いとのこと。そう言われてもわかりません(汗)。

 最近の課題はヒャイトとかオヒャイト。前回も指摘されたんですが、現在はどう吹いていいかまったくわからない状態です。素に自然に吹くと、今のがいいですね、と言われる。でもなんだかよくわからない。ヒャイトって聞こえていないと思う。

 来月師匠はパリコレのジャパンなんとかで吹いてくるそうです。五人囃子というユニットです。大変そうですが、楽しみにしていらっしゃるご様子。私も応援しています。

三社祭

 お囃子で参加してきました。笛・締太鼓・大太鼓もうお腹いっぱい(笑)。お稽古しているのもこの日のためと言っても過言ではありません。またものすごく長い時間演奏したりするのも本番ならではのことで、この中で見えるもの、感じるもの、掴めるものもあります。また、祭りならでは決めごとも実際に体験していくことで、臨機応変に対応できるようになりたいという気持ちもあります。

 会主のT師匠、お囃子師匠であるO師匠からも大変貴重なお話を伺ったり、先輩や後輩のみなさんとも楽しい時間を過ごすことができました。感じるのは皆さんお囃子と三社祭が大好きだってこと。生まれ育ちは浅草じゃなくても20年以上関わってくると、宮入りで泣けてくる、という言葉には感動を覚えました。自分もそうなる日が来ると良いなあ。

http://awafue.blog56.fc2.com/blog-entry-797.html
↑昨年の三社祭の日記

今後の課題
・もっと笛スタミナが必要。限界を超えて吹くと何かが涌きだしてくる、という師匠のお話。
・臨機応変。いろんな意味で。これは経験とそういう意識を持つということが大事。
・大太鼓がホント下手くそ。
・鎌倉の長いバージョン。去年も書いているけど進歩なし。
・鉦。これも去年書いているのに進歩なし。
・笛の節回しの研究。音がぶつ切れになりがちなので、とくにつなぎのところ。

自分で褒めてあげたい
・笛が少しだけ祭囃子っぽくなった、と思う。
・投げ合いの上げの合図チヒがかなり良くなった。
・先輩から、ふくふくさん笛良くなったきたねと言われた。まじに嬉しかった。太鼓はまだ何も言われたこと無いのでこっちも頑張らないと。
・投げ合いの締太鼓、付けバチで打てるようになってきた。ノリが良くなる。これは本番のおかげです。長時間打つことの大きな効用です。

 今年初め、いろんなことがあり、いろいろなことを思うお祭りでした。こうして好きなことができる幸せを改めて強く思いました。素晴らしい方々に恵まれているこの場を大切にします。

笛の調整

 能管の蜜蝋がだいぶ浮いていたのは気づいていたんですが、専門の笛師に出すと時間もお金もかかるのでそのままにしていました。先日、江戸囃子の師匠が蜜蝋の調整は自分でやっているのを知り、またそれ用の道具も見せていただきました。ん、これ、自分でできるかな。というわけでやりました。

 用意したのは、手芸用の電気コテ。師匠のはもっと凝った道具でしたが、これでいけるかなと。蜜蝋を熱で溶かして平らにします。何回かやり直しましたが、上手くできました。いやあ、ドキドキしました。自分の能管だから思い切ってできましたけど。

 鳴りは少し変わりました。筒音が少し出しやすくなったかな。蜜蝋をもっと奧に引っ込めたらどうなるか興味はあるんですが止めておきます(笑)。さすがに怖いです。

阿波に長唄に江戸囃子なGW

 3日は青空阿波へ。三味線と笛持っていったんだけどもっぱら笛吹いてました。法螺貝は手強いですね。リップリードのコツが掴めません。前所属連の話をちらっと聞いて、三味線の子達が続いているようで良かった良かった。今年の秋に復活を考えているけど、とにかく忙しくて阿波に手が回らないというのが正直なところです。でも「はなはる」の動画とかは少しずつチェックしてます。

 4日は江戸囃子の特別講義。毎年恒例の若山胤雄師の講義です。といっても師の前で演奏して、ご指導を仰ぐという形です。まあ、それは、この業界では神様ですから、緊張します。ひと囃子で笛、太鼓、大太鼓とやりましたが、どれも普段の6掛けです(T_T)出だしの打ち込みの回数を間違える、なんて普段考えられないような失敗をしましたです。はい。それ以外は何とか迷子にならずに最後まで行けた、ということで。それだけでも自分を褒めます。ハードル低っ!

 江戸囃子の篠笛については、ちょっと前から差し指とかを少し入れてますが、本気で研究して入れていこうと最近思っています。この年でバリバリ入れるのは無理だと思いますが、味が少し出る程度に入れることを、まだ指が多少動く内に覚えないといけないと感じています。師匠はそういうところはよくみてくださるので、それは野暮だねとか、そこは少しこうした方がいいだろう、とおっしゃってくださいます。この辺は師匠が一から教える部分ではなく、各自が研究した部分を師匠にみてもらう部分なんでしょうね。

 で、夜はみどケロさんと合流して、松永鉄九郎師の長唄の会へ。早めに予約したので席は一番前の真ん中(^o^)たっぷりと松永師の噺を、もとい!長唄を楽しんできました。最近師範試験に合格されたミク友さんにも遭遇。お江戸日本橋亭はこじんまりとした会場なので、生音の良さがあります。大きな会場よりこれくらいの大きさの方が聞くにはいいかも。

 終了後、COREDO室町で久しぶりのタイ料理。トムヤンクンは濃厚でした。個人的にはちょっと濃厚すぎかな。4品頼んだんですが、二人とも年ですね。最後少し残してしまいました。でも、美味しかった。

 5日午前中。すれ違いのミク友さんのお浚い会情報をゲットしていたので杉並公会堂まで。小ホールは壁も天井も床も黒のモダンなホールでした。ちょっと早めに着いたらリハ中でした。ほどなく舞台上のミク友さんからお声掛けいただきご挨拶。番組が始まってから、あれ、お浚い会と言うには豪華すぎる助演のみな様。これは聞く側には嬉しい誤算。恐るべし、芸大人脈。この晴れの場で発表されたみな様、緊張もあったでしょうが、立派に演奏されていました。

 会が終わって、外に出てミク友さんにご挨拶どうしようかな~と迷っていると、スペシャル演奏が始まりますとの声が。急いで戻ると会主様助演の先生方による勧進帳滝流しが始まりました。あ~、皆さん、その腕前は悪魔と取引して手に入れたんですか?というくらいスペシャルでした。ちなみに我が家では上手いプロの方を悪魔に魂を売った人たち、と呼んでいます。私も悪魔に売りたいんですが、悪魔が買ってくれません(笑)

 最後楽屋に伺おうと思ったところでミク友さんが出ていらしてご挨拶。本当は第二部のヴァイオリンも聞きたかったのですが、それはまたの楽しみに取っておきます。

 こうして私のGWは終わりました。明日も仕事だ~!!