4年前から参加させていただいている、プロ・アマ混成長唄ユニットで長唄「京鹿子娘道成寺」の能管・篠笛を勉強させていただきました。
さて、4年前から上達しているのか?多少していると思うんですが、ここでちょっと検証してみます。次の音源は a.3年前の川崎での演奏、b.今回の本番演奏、c.師匠のある演奏会、それぞれで狂言羯鼓を吹いている部分だけをピックアップしたものです。
何となくですが、師匠の音に近づいている感じがしてると思いませんか。まだ師匠の音には程遠いですが…。
ただ、反省点はたくさんあって、急ノ舞の出だしのオヒャーは幼稚な音出しちゃいました。ここ出だしなんでもっと重い感じで吹かないといけないんですが、軽いオヒャーになっちゃってます。楽も雅さがゼロです。梅さんの竹笛は特に3の音がメってて、華やいだ感じが出てない。
と反省点はあったものの、練習から下浚い本番と楽しく勉強させていただきました。今回の娘道成寺は、素で演奏する場合いろんなパターンがあり、譜面だけではわからない部分がたくさんありました。急ノ舞一つにしても、三味線のお浚い会なんかでは入ることないし、毬唄のタテ三味線の入れ事なんかもいろんな手付けがあってそれによって寸法も大きく変わったりします。限られた演奏時間の中、唄・三味線・囃子でどこをどう入れるか?カットするか?で悶悶としたりして、そういうことも勉強になりました。
お浚い会とはまた違い、それぞれが自分の責任を果たさないといけないので、より緊張感を持って演奏に臨む、そのことが自分にはすごくいい経験になっています。今回助演いただいた、プロの先生にも、演奏する場合には、何があっても対応できるよう準備しておくことが大切と教わりました。私たち素人にはなかなか難しい部分ですが、そういうことも少し意識できればいいな、と今後の大きな課題もいただきました。
最後に今回の演奏です。