長唄三味線の弟子有志15名で千代田区の芸術祭に参加してきました。曲は「鼠ぐるま」(四世杵屋佐吉作曲)にチンチリレンくずし・チチリチ。この「鼠ぐるま」は主旋律パートと伴奏パートの二重奏曲でリズムがなかなか複雑です。ねずみがくるくる走り回っているイメージの曲でした。
本番はまあまあ良かった!タテの姉弟子が間をしっかりコントロールしてくれたからだと思います。ものすごーく突っ走ることもなく、個人的には一番心配だった「鼠ぐるま」の第三部出だしの部分もスムーズでした。
アクシデントと言えば、出待ちの時にあるお弟子さんの糸が突然切れました。もうあと5分もないようなときでしたが、コマのところだったので、師匠がすぐつないで調子を合わせてくださいました。当日張ったばかりの糸ですが、そんなこともあるんですね~。私の方がびっくりしました。
本番の後は楽しい打ち上げ。こちらの方が本番だ~、という噂も(笑)。ゲストがお二方ほどいらして、お一人は先日のある演奏会で聞いた義太夫のタテ三味線の方でした。一時長唄をお稽古していたことがあって、師匠は兄弟子だったそうです。
そんなこんなで楽しい1日でした。師匠始め、練習を仕切ってくださった諸先輩方、打ち上げ会場を手配くださった兄弟子さん、荷物を預かってくれた兄弟子さん、いろんな方の協力でこの日があったんですね。みな様に感謝です。