長唄三味線の弟子有志9名で、千代田区の「芸能のつどい」に参加してきました。演目はチンチリレンとかまつりとかの三味線のみの曲です。去年の曲から一部を入れ替えただけなので暗譜も比較的楽でした。
去年に比べると今年のほうが出来が良かったんじゃないかな。同じ曲が多かったので習熟度が高かったのと、前日に合同練習をして、曲の速さなんかを気をつけることを注意できたのが大きかったと思います。なんといっても走りすぎる傾向がある曲なので。
師匠クラスなら、いくら速くても音の粒が立って、一音一音きっちり聞こえますが、わたしなんかだと、音が雑になってしまいます。それより多少テンポを落としても、一音一音きっちり弾く方が合奏全体としてはきれいに聞こえます。
と、まずは長唄三味線の出し物がおわりましたが、月末には能管・篠笛で長唄「京鹿子娘道場」の出演があります。こちらは今年で5回目になる、プロ・アマ混成のメンバーによる出演です。笛の出番は少なめですが、急ノ舞を吹ける貴重な機会なので、楽しみです。
笛の稽古は「樹木の密」という寳先生作曲の能管・篠笛四重奏曲の稽古が始まりました。ちょっと長唄の曲は止めて、笛の曲を吹きたいなあというのと、能管の音色を良くしたいなあ、という私のリクエストがあって、この曲になりました。
イメージはうっそうとした森の中、屋久島の原生林とかのイメージ。薄暗い中に鳥の鳴き声が時折聞こえる。そんなイメージの曲です。
能管の譜面ありますが、ただこの通りに吹いてもダメ。最初吹いたら、ふくふくさんのは明るい草原ですね。もっと暗い森の音にしてください。はい。これは師匠とかCDの音を良く聞いて真似るしかないです。
でも、この曲面白い。好きです。能管の勉強になる!