長唄 能管・篠笛お稽古 「老松」

 二上がりの竹笛。師匠からはもう少し艶っぽく吹けるといいですね、と。うっふん、あっはんの気持ちで吹いてみようかな。というのは冗談として、伸ばす音が多く、3メリのロングトーンなんて激ムズです>師匠。

 三下がりの竹笛。出だしは4からでもOK。ここは明るめに吹く。こっちも3メリ多く、6メリも出てくる。

 キレイに吹こうとすると自分のクセとしてメリ気味になっているようです。ボリュームをある程度保ちながら、奥行きのある音を作っていかないとダメですね。

 一応、マルいただき上がりです。次の曲をどうするか、師匠と相談。操り三番叟、助六、賤機帯の3曲が候補に挙がり、今後はこれらをやることになりそうです。

長唄三味線のお稽古 「秋の色種」4

 最初の前弾きのところで苦手なヶ所があって、はずむ感じの間が悪い。師匠が見かねたのか、はずまない感じの弾き方も教えていただきました。やはりできないのは悔しいので、家では両方練習します。

 虫の合方は中盤まではまずまずなんだけど、最後へばって息切れ気味です。こういうのをさらりと弾けるとかっこいいだろうなあ、と妄想w。

 琴の合方に入りましたが、今まで使ったことのない棹の下の方の勘所がたくさんでてきて撃沈。これは録音聞いて勘所確認しないとダメです。

 今日は珍しく稽古場に瞬間4名の弟子が集結。ふだんは前後の方と会うくらいだから非常に珍しい光景でした。

江戸囃子 篠笛・太鼓のお稽古

 2009年の7月から今の師匠についてからもうすぐ5年です。その前から含めるともう8年以上やってます。もうさすがに初心者ではないですが、だからといって上級者でもない感じ。長唄の笛も含めてもの凄く大きい壁にぶち当たっています。

 なんて言ったらいいんだろう、曲にならない。下手な曲になっているんですね。ここ2~3年そんなことを日記にも書いていますが、具体的な進展がなかなか見られていないのが実情です。

 そんなこともあって、江戸囃子の笛は秘曲をまた勉強しています。これは自分からお願いしました。秘曲ってそういうの勉強するのにいい感じの曲が多いんです。今回は、蛇の目返しから間波昇殿と宮昇殿をやりました。ここの音はもっと低めにとか、ここは高めにとか、師匠もせっかく2回目を浚うんだから違うように吹きましょうとのこと。

 例えばヒャオ・ヒャオ・ヒャオという手があって指で言うと65・65・65になります。この通りに吹いて1回目だったら○あげるけど、ふくふくさんは2回目なんだからこれではダメです。同じに吹いてたら20年経っても違った風に吹けませんよ、と。ヒャオっぽく聞こえるように吹きましょう。

 太鼓の方はひとっ囃子を締太鼓のタテとワキ、大太鼓、笛、でやりました。タテの打ち込みは、ふくふくさんらしくなく上手でした(笑)、とこれだけ褒められたのは初めてかもです。でも、タマのステテテが上手く打てない、大太鼓で間を外したりと、ひどかったです。太鼓は打てば音が出るけど、そこに心を込めて打たないと良い音にならないんですよね。難しいです。ちょっとの間をどう取るか。こっちもまだまだ曲になる打ち方ができてないんですね。

 あと1ヶ月で三社祭です。頑張ろう~!

長唄三味線のお稽古 「秋の色種」3

 色種は、本調子→二上がり→三下がりと調子が変わります。本調子から二上がりに行くところは、お決まりのなのかな?テン・トン・トン~、トン・トン~、とあるのでこのトンのところで音が合ってるか確認できます。師匠とやっているときは、師匠の音に合わせれば良いので比較的楽です。自分一人だと音の関係性を掴んでないとできません。二上がりは触りが本調子より強く出るのでその点はやりやすい部類だと思います。

 最近小型のチューナーが安価で手に入るので調子をこれで合わせることもありますが、三味線弾きとしてはやはり音の関係性をつかんでおかないといけないと思います。

 今回、久しぶりに大薩摩を弾きましたが、全然ダメ。あれ、やっていることは難しくなく見えるんですが、全然らしく聞こえません。理想のイメージと現実のギャップに涙…。いわゆるアーティキュレーション(articulationとは、音楽の演奏技法において、音の形を整え、音と音のつながりに様々な強弱や表情をつけることで旋律など … アーティキュレーションの付けかたによって音のつながりに異なる意味を与え、異なる表現をすることができる Wikipediaより)が全然できてない。

 琴の合方の手前までやって終了。帰りは気になっていた石臼挽きのそば屋でもりを注文。美味しかった~。ツユは辛め。美味しい日本酒もいっぱい置いてあった。

長唄 能管・篠笛お稽古 「老松」

 3月は私の都合で1回、師匠がインフルエンザになり1回、お稽古が中止になりました。そんな訳で2ヶ月ぶりのお稽古です。

 今回は能管をみていただき、一応OKをいただきました。神舞のところは、ようやくスタートライン、言い換えると最低ラインのレベルまでようやく到達したとのことです。あとは工夫してください。邦楽の世界はこの教え方がスタンダードなんですね。確かに教えられる部分ではないということも何となくわかってきた今日この頃ですが、それにしてもヒントがないと辛い。ただ師匠がお手本を吹いてくださるのが最高のヒントになります。次回竹笛をやって上がりの予定です。

 で、来年のおさらい会の曲の話になって、この「老松」を第一候補にしたいとお話ししたら、あっさり「老松」に決定しましたw 能管・竹笛とバランス良く吹けるし、ご祝儀的な曲でもあるしいい選曲かなと思ってます。

 雑談で師匠はこの老松を吹く機会ってあまりないそうです。連獅子も正治郎がほとんど。道成寺とか越後獅子は多いとか。演奏会用の曲か舞踊の曲か、その違いだそうです。

 洗足池の演奏会、5月20日だそうです。で、今回でひと区切り、最後になるとのこと。天気が良ければ行く予定です。

雷も祝福?今年初の外での阿波おどり

 いちおう自前の三味線持っていたんですが、天気予報が良くなかったので、連の三味線を借りて出ることにしました。桜は葉っぱも出てましたが、まだまだピンクの花がたくさん残っていて、これで天気が良ければ最高の舞台だったんですが…。

 流し踊りをスタートすると雨がポツリ…。気温も急に下がってきました。これ以上降ったらリタイアだなあと思いながらもなんとか最後の組踊りまでやることができました。その後雷と大雨に見舞われ、ビルの軒下で雨宿り中に主催者から中止が決定されました。

 今回気温の急低下と雨による湿度の上昇が三味線には厳しかったです。調子がどんどん狂います。まあだいたい下がるんですが、三の糸は上がってましたね。テトロンだからかな。三味線メインの構成が二つあるので相方さんと交代しながら必死に調子を直します。なんとか、大破綻の音は出さずにすみましたが、外は難しいですね。

 課題としては今年は「麦打ち唄」が新しく構成に入ったので、これの精度を上げること。特にチン・チ・トン・チリリってところの音の粒を立てること。出だしはまだゆっくりだからいいけど、最後のやつはかなり速いテンポなんで、どうしても雑になってます。

 というわけで早く終わったので、打ち上げです。ちょっと飲み過ぎたか(笑)。なんとかバスと電車を乗り継いで帰宅しました。